【明治安田生命J1リーグ15節 ジュビロ磐田vsガンバ大阪】届きそうで届かない勝ち点3

2020年11月1日

残留争いの行方を占う6月

インターナショナルマッチウイークが終わり、
全国的に荒天の中行われた2週間ぶりのリーグ戦は、磐田とのアウェイゲーム。

お互いに勝ち点13と、最下位と同一勝ち点で並んでいるだけに、
シックスポインターズと呼ぶに相応しい試合やね。

小野瀬康介の代役問題

そんな重要な試合に臨む我らがガンバ大阪は、
ここ最近のリーグ戦で1勝2分と復調の兆しを見せているけど、
直近の鹿島戦で負傷した小野瀬の代役を誰が務めるのかというのが懸念事項だった。

田中達也が小野瀬の位置にそのまま入るのか、
それとも菅沼をCBに入れて高尾を本職の右サイドに出すのか、
宮本監督がどのような決断を下すのかあれこれ思案を巡らせていたけど、
蓋を開けてみると、左WBの福田を右サイドに回し、中村敬斗を左WBに起用するという、
まさかの布陣を敷いてきた。

以前、長谷川健太体制で同じ布陣を採用していた際に、
堂安を右WBで起用した時も同じ事を思っていたのだけど、
シュートに持ち味のある選手をゴールから遠いポジションでプレーさせるのはナンセンスだ。

この試合のスタメンの顔ぶれで言ったら、
ファンウィジョの1トップの下に中村と食野を2シャドーで置いて、
中盤は右から高江、矢島、倉田、福田という並びにした方が良かったんじゃないだろうか。

まあ、そうは言ってもこの試合の中村は、
WBという攻守に渡りハードワークが求められるポジションに於いて、
90分間よく頑張っていたと思う。

ただ、ドフリーのシュートの場面で枠に飛ばせないなどらしくない場面も見られたので、
可能であれば攻撃にパワーを割ける1列前のポジションで起用してあげたいね。

沈黙した磐田キラー

対戦相手が磐田となると、これまで磐田戦で多くのゴールを挙げてきた、
ファンウィジョの活躍に期待がかかるところ。

しかしながら今季のファンウィジョは、代表とクラブチームの掛け持ちによる疲労が色濃く、
本領発揮には至っていない。

この試合に関しても代表帰りというところに鑑みて、
ベンチスタートさせる選択肢もあったと思うのだけど、
磐田との相性を考慮して宮本監督はスタメンで起用してきた。

韓国代表として臨んだオーストラリア及びイランとの親善試合で、
2試合連続でゴールを決めていたので復調傾向なのかなと思っていたのだけど、
この試合のピッチにいたのは低調なプレーに終始する背番号16の姿だった。

ファンウィジョは常にDFラインの背後を狙っているので、
ファンウィジョを起用すると必然的にオフサイドが増えるのは致し方無いのだけど、
昨季の後半の良い時は、何度も細かく動き直してラインブレイクを試みていたのに対し、
今季のファンウィジョはあまり動き直さずにDFラインの裏へ抜けようとするので、
簡単にオフサイドに引っかかってしまっているように思う。

それにファンウィジョを狙ったDFラインの裏へのパスって、
チーム全体が押し上がっていないから、二次攻撃、三次攻撃に繋げにくいので、
どうしても攻撃が単発になってしまうしね。

好きな選手だけに早く本調子に戻って欲しいのだけど、
スタメンの2トップはしばらくアデミウソンと食野で行った方がいいんじゃないだろうか。

遠藤保仁の正しい使い方

前半は、ガンバの後方からのビルドアップを阻むべく、
前線から積極的にプレスを掛けてきた磐田にあわやという場面を多く作られ、
どうなることやらと思っていたのだけど、時間が経つにつれて、
徐々にチームは落ち着きを取り戻すことが出来たと思う。

ゴールを奪えなかったのは残念だったけど、
試合終盤の猛攻はとても見応えがあるものだったしね。

そのガンバの猛攻の中心にいたのは、
ここ2試合、ベンチには入っていたものの出場機会が無かった背番号7だった。

今のガンバの中盤はピッチの横幅を3人で守っているので、
守備面でのインテンシティに乏しい遠藤を起用するのはリスクが高いのだけど、
やはり圧倒的な経験値に裏打ちされた戦況を読む力とゲームメイク力は、
国内では比肩する選手はいない。

何度か僕のブログでも書いているけど、40歳手前の選手をスタメンで酷使するのではなく、
ザッケローニ体制後期の日本代表のように、
後半にゲームの流れを変えたい時に投入するという方法は全然アリだと思う。

今後、宮本監督が遠藤をどのように起用していくのか注目したいところやね。

シックスポインターズは続く

この試合での勝ち点1をどう見るかは人それぞれだと思う。

個人的に思うところは、若い選手が頑張って簡単に負けないチームにはなってきているけど、
かと言って勝てているわけでもないので危険な状況だと思う。

現に、今節は清水と仙台が勝利したことで、
ガンバは自動降格圏の17位に順位を落とすことになってしまったわけだし。

昨季の長崎に象徴されるように、
良いサッカーをしていてもJ2に降格するチームなんて珍しくもなんともないので、
サッカーの内容を評価されて満足するのではなく、
現状に危機感を持って次節の湘南戦に臨んで欲しいね。

ジュビロ磐田00ガンバ大阪