【カタールワールドカップ アジア2次予選 タジキスタンvs日本】最終予選と言っても差し支えない試合のクオリティ

タジキスタン、侮ることなかれ

この日の対戦相手のタジキスタンは、8年前のブラジルワールドカップのアジア2次予選で対戦し、
ホームで8-0、アウェイでも4-0と圧倒した相手。

5日前に試合が無く、この一戦に備えて2週間の合宿を組んできたタジキスタンに対し、
モンゴル戦から長距離移動を伴う中4日と強行軍の日本。

コンディション面で日本が不利なのは火を見るよりも明らかだけども、
両国の間には多少のコンディション不良も気にならないほどの
力の差が存在するものだと思っていた。

ところが試合が始まってみてビックリ。

ボールを奪っても単純に前へ蹴り出すことしか出来なかった先日のモンゴルに対し、
タジキスタンは効率良くカウンターを繰り出して権田の守るゴールを脅かすだけでなく、
守備面では引く場面と前から行く場面の使い分けがきっちり出来ていて、
2次予選の段階で対戦するチームとは思えないほど非常に組織的だった。

結果的に日本はタジキスタンにゴールを奪われることなく、
逆に3つのゴールを挙げることが出来たけども、
後半8分の南野のゴールが決まるまでは足元をすくわれそうな雰囲気すらあったしね。

タジキスタンは2026年のワールドカップ出場を目指しているらしいけど、
この試合の戦いぶりを見る限り、叶わない夢では無いと思う。

可能性を探る選手起用

2次予選の段階では、まだまだ実験的な選手起用も多いと思うけど、
僕がこの試合で気になったのは鎌田を1トップで起用したこと。

元来、彼は典型的なトップ下の選手だと思うのだけど、
どういうわけか森保監督は最前線の位置で起用したがる。

ケガの影響で今回の代表には招集外となっている大迫と同じ役割を、
鎌田に求めているのであれば、それは他の選手を当たった方が良いと言いたいね。

現に、後半になって南野とポジションを入れ替えて、トップ下に入った途端、
窮屈そうにしていた前半とは打って変わって、ドリブルとパスでチャンスメイクするなど、
持ち味を発揮していたわけだし。

1トップで起用するのであれば、
森保監督が広島の監督だった時に手塩にかけて育てた浅野の方が適任かと思うのだけど、
どういうわけかその浅野は中島との交代でピッチに入り左サイドでプレーしていた。

ダメ押しとなる3点目のゴールを決めて、一応結果は残した浅野だけども、
特に相手DFと駆け引きするわけでもなく、
全力で前に走ってワンタッチでゴールを決めるというプレーしかできないので、
1トップが適任と言っても大迫の代役を務めるのは難しいとは思うけどね。

2019年のアジア2次予選を勝利で締め括ろう

次戦の対戦相手はキルギス。

タジキスタンが予想以上に手強いチームだったので、
印象が薄くなってしまった感があるけど、
本来、このグループで日本に次ぐ実力を持っているとされているのがキルギス。

今回のタジキスタン戦と同様にアウェイでの試合になるので、
予想外の苦戦を強いられる可能性もあるけど、
劣悪なコンディションにも負けず、確実に勝ち点3を上積みして欲しいと思います。

タジキスタン03日本
’53 南野拓実
’55 南野拓実
’82 浅野拓磨