【明治安田生命J1リーグ31節 大分トリニータvsガンバ大阪】1泊2日の温泉旅行だったと思っておく

長らく未踏の地だった豊後国

ガンバの試合があるからと言って、毎年色んなスタジアムに遠征しているのにも関わらず、
何気に大分を訪れるのは初めて。

それもそのはず、前回、ガンバが大分で試合したのは10年前のゴールデンウィークのこと。

当時の僕は大阪での新入社員研修が終わって、東京へ引っ越す頃だったので、
大分に行っている余裕なんて無かったからね。

また、大分が前回J1にいた2013年シーズンは、
ガンバがJ2を戦っていたこともありちょうど入れ違いになっていたので、
行きたいとは思っていてもなかなか縁遠い場所だった。

そんな満を辞して臨んだ大分遠征だったけど、
勝ち点を持ち帰ることに失敗し、残念ながらほろ苦い遠征になってしまった。

ボーンヘッドで変わった潮目

「勝っているチームはいじらない」でお馴染みの宮本監督が、
この試合で送り出したのはやはり前節の湘南戦と同じメンバー。

ただ、スタイルの違いこそあれど大分は湘南と同じ布陣で、
左のWBがストロングポイントという共通点があるので、
今回に関しては前節と同じスタメンをピッチに送り込んだのは賢明な判断だったと思う。

かつてのガンバの参謀だった大分の片野坂監督は、
今季の前半までガンバに所属していた某田中さんを、
左サイドの高い位置でアイソレーションさせ、1対1の状況を多く作り出そうと試みて来たけど、
某達也さんとのポジション争いに勝利し、
某タナタツさんがガンバから去るきっかけになった小野瀬が皮肉にもこれを封殺。

また、攻撃面でも矢島と遠藤という2人のコンダクターを中心にボールを握って試合を進め、
前半の早い時間帯に宇佐美が先制点を挙げるなど、
この試合に向けて準備してきたプランがハマっているなと感じさせる試合だった。

しかしながら、試合はひょんなことから流れが変わってしまう。

前半39分、三浦が中盤に出て行って犯したファウルの判定に抗議している間に、
大分の選手に早くリスタートを始められてしまい、三平に同点ゴールを許してしまった。

リスタートの際にもちゃんとボールが止まっていないようにも見えて、
文句の一つや二つ言いたくなる判定ではあったけども、
三浦がDFラインにいない状態だったので、
リスタートを遅らせるようにしなければいけなかったし、
そもそも主審への抗議で足を止めること自体がナンセンス。

いずれにしろ、もったいない失点だったし、
あまりサッカー少年に見せたくないプレーだったね。

流石は策士・片野坂知宏

もったいない失点で同点に追いつかれたとはいえ、それまでのパフォーマンスは良かったので、
気を取り直して後半に臨めば勝ち越しゴールは奪えるんじゃないかと思っていたけど、
残念ながら一度大分に傾いた流れはガンバには戻らず、
勝ち越し点となる次のゴールは大分にもたらされることになってしまった。

CKからの失点だったけど、菅沼が岩田のマークを外したとはいえ、
そもそも大分で一番空中戦の強いオナイウ阿道と、
遠藤が競り合わなければいけない状況ができている時点でこのセットプレーは負け。

ガンバのCKのディフェンスはゾーンであることを考慮し、
ゾーンの外側でミスマッチを作り出した一連のプレーは、
片野坂監督がこの試合に向けて用意して来たものだったように思う。

1点ビハインドになったガンバは、スサエタ、パトリック、福田を投入。

交代で入った選手たちは気持ちを見せて戦ってくれたと思うのだけど、
残念ながらスコアを振り出しに戻すことは出来ず、勝ち点を獲得することは出来なかった。

投入したカード自体は悪くなかったと思うのだけど、
2失点に絡んでいる菅沼はともかく、矢島と井手口をベンチに下げる必要はあったのだろうか。

交代させるのであれば、後半に入ってパフォーマンスが落ちていた遠藤と、
左サイドでバックパスマシーンと化していた藤春だったように思ったのだけど、
宮本監督はどういう意図だったんでしょうかね。

2019年シーズンをより良い形で終えられるように

前節終了時点で、残留争いからひとまず抜け出したガンバにとって、
今のモチベーションは一つでも上の順位へというところだったと思うので、
9位のガンバから見て勝ち点5差の7位にいる大分は現実的なターゲットだったはず。

しかしながら、今回の大分との直接対決を落としたことで、
8位にいる札幌を追い越せるかどうかという状況になってしまった。

なかなかモチベーションを保つのが難しい状況ではあるけど、
32節と33節は得意のホームで試合が出来るので、
残り3試合、1ポイントでも多く勝ち点を積み上げて欲しい。

大分トリニータ2−1ガンバ大阪
11 宇佐美貴史
’39 三平和司
’64 岩田智樹