【明治安田生命J1リーグ33節 ガンバ大阪vs松本山雅】おお、DAZNよ、しんでしまうとはなさけない

2020年11月1日

激怒案件

2019年のJ1リーグも残すところあと2節。

シーズンの佳境に入っても優勝チームも降格チームも決まっていないという状況が、
このリーグの面白さであり恐ろしさでもある。

そんなリーグの趨勢が大きく動くであろうJ1リーグの33節は、
全試合が14時に一斉開催されるとあって、
各会場の試合展開に注目が集まる状況だったけど、
あろうことかこんな時に限ってDAZNが障害を起こし、試合が視聴できない事態に。

DAZNの画面には「ヘルプページを参照してください」というポップアップは出るものの、
そのヘルプページへのリンクをクリックしてもアクセス集中で開かないときた。

結局、Twitterで拡散されていたURLを参照して、
DAZNの代替Webサイトで後半から視聴することは出来たのだけど、
DAZNのシステムインフラの脆弱さを改めて再認識させられることになってしまった。

11月に歌うセプテンバーも悪くない

4試合続けて同じスタメンをピッチに送り出した宮本監督。

前節の仙台戦から倉田が戦線に復帰したので、スタメンで使ってくるかなと思ったのだけど、
この試合の中盤も矢島、井手口、遠藤の3人だったね。

前半はダイジェストでしか見ていないので詳しくは把握していないのだけど、
小野瀬の先制ゴールはスーパーとしか言いようがない。

僕の目から見てここ最近の松本の反町監督は、
最終節の湘南との決戦に自身が指揮するチームの命運を全て委ね、
そこにたどり着くまでの試合は極力失点を抑え、
あわよくば勝ち点1を取れれば御の字という考えをしているように見えた。

それだけにこの試合の松本はガチガチにリトリートしてくるんじゃないかと思っていたけど、
小野瀬のミドルシュートが守田の守るゴールのニアの天井をぶち抜いたことで、
前半の早い時間帯でホームチームに流れを持ってくることに成功した。

この時期になると来季に向けての補強も気になるところだけど、
既存戦力の慰留も同じくらい大きな仕事。

個人的に小野瀬はJ1で9位のチームでプレーさせておくには勿体無い選手だと思うので、
ACLに出場するようなチームからのオファーに心を動かされないように、
このオフでは良い条件を提示してあげてほしいと思う。

ダイナモは今日もフル稼働

前半は小野瀬のゴールに加え、30分と45分にそれぞれ井手口がゴールを決め、
前半だけで3点のリードを奪うことに成功した。

試合後のインタビューで、「どちらのゴールもボールがこぼれてくること信じて走っただけ」と
謙遜していたけど、このピッチ全域をカバーしているんじゃないかと見紛うような運動量こそ、
井手口陽介という選手の真骨頂。

今夏のガンバ復帰当初は、
故障明けということもありなかなかコンディションが上がってこなかったけど、
秋になって調子を上げてきた宇佐美と同様、ここに来て本領発揮という感じやね。

ただ、この選手ももともと海外志向が強いだけに、
いつまでガンバにいてくれるのかわからないけど、
ユニフォームのエンブレムの上に10個目の星を刻むまでは一緒に戦ってほしいなと思う。

今から2019年シーズンやり直しませんか?

試合終了間際に水本に1点返されたのが余計だったけど、
後半に入ってアデミウソンのゴールもあったので、
結果的に4−1でガンバが危なげなく勝利。

「今のチームの勢いがシーズン開幕当初にあれば優勝争いも夢じゃなかったのに」って、
去年の今頃も同じことを思っていたような気がする。

ただ、過ぎたことを言ってもしょうがないので、来季は開幕からいいスタートを切れるように、
今オフの補強と、来春のキャンプではいい準備をして欲しいね。

ガンバ大阪41松本山雅
’11 小野瀬康介
’30 井手口陽介
’45 井手口陽介
’58 アデミウソン
’90 水本裕貴