【明治安田J1百年構想リーグプレーオフ2ndleg 東京ヴェルディvsガンバ大阪】百年構想リーグの最後の試合で輝きを放った出世番号38

勝利でオフシーズンを迎えられるか?

先週の土曜日にホームで百年構想リーグのプレーオフ1stlegに臨み、
東京ヴェルディと引き分けたガンバ大阪は、
戦いの舞台を味の素スタジアムに移し、2ndlegに臨んだ。

1stlegでは、吉原や當野といったルーキーをデビューさせたヴィッシングだけど、
試合前日の会見で1stleg以上に若手を起用する方針を示唆したこともあり、
1stleg以上に消化試合感が強くなっている感は否めない。

ただ、この試合が終わったら次にガンバの試合を観るのは2ヶ月先になるので、
18年ぶりのアジアタイトルを獲得したシーズンの最終戦をこの目に焼き付けたいと思う。

背番号27が牽引するヤングガンバ

星が9つのユニフォームで臨む最後の試合で、スタメンに選ばれた11人は以下の通り。

吉原が1stlegに引き続き名を連ねたことに加え、
當野もトップ下のポジションでトップチーム初スタメン。

また、ベンチに目を向ければ、丸岡、村田、藤本とユース所属の選手が3人が入るなど、
26-27シーズンから始まるU-21リーグを見据えているかのようなメンバーになったね。

ヴェルディは特にメンバーを落としていなかったこともあり、苦戦を覚悟していたけど、
試合が始まると意外と戦えていて良い意味で期待を裏切られた。
(試合開始早々に染野にドフリーでシュート打たれた時は冷や汗をかいたけど・・・)

特に、キャプテンマークを巻いた美藤は、奪う、運ぶ、展開するを1人でこなしていて、
試合を通じて獅子奮迅のパフォーマンスだったね。

そんな試合展開で先にゴールネットを揺らしたのはアウェイチーム。

右サイドの裏のスペースを突いた當野が名和田にパスを送ると、
オフサイドだとセルフジャッジして足を止めていた井上に先んじてシュートを放ち、
このシュートがゴールネットを揺らし、前半16分にガンバが先制に成功。

ACL2ではゴールを決めていたものの、
リーグ戦では惜しい場面ばかりでなかなか決められずにいた名和田だけど、
これをきっかけにリーグ戦でもゴールを積み上げていって欲しいね。

先のガンバの失点に絡んだことによる懲罰なのか、
敵将の城福監督は前半のうちに井上に代えて白井を投入する采配を見せるも、
ガンバペースの試合の流れは変わらず。

當野に訪れた決定機でシュートが枠を捉えられないなど、
追加点のチャンスを逸するもったいない場面はあったものの、
「これはリードして前半を折り返せそうだな」なんて思っていたら、
前半終了間際になんでもないようなヴェルディのFKから失点してしまい、
スコアを振り出しに戻されてしまう。

森田のFKに対し、ニアで佐々木が触れず、飛び出した一森も触れず、
ファーに走りこんでいた岸本にボールが当たってゴールに飛んだというプレーだったけど、
故障で長期離脱していた2人の試合勘が戻っていないことを印象付けるような失点だったね。

百年構想リーグで一番意味のある試合

お互いに前半終了時の11人をピッチに送り出した後半も、
まず試合を動かしたのは前半と同様にガンバ。

インナーラップしていた中野がピッチ中央でボールを受け、
左ワイドに開いた奥抜に鈴木海音が釣られて空いた中央のスペースをドリブルで運ぶと、
そのまま左足を振り抜いてゴールネットを揺らしてみせた。

昨季までは黒川、今季も初瀬に次いで左SBの2番手に甘んじていた中野だけど、
このシュートには10代の頃からユース年代の日本代表に名を連ねていた選手の、
実力を見せつけられたね。

斯くして再びリードを奪ったガンバは、試合の主導権を握って試合を進め、
後半22分には負傷した佐々木に代わって丸岡がCBのポジションに入るなど、
ベンチ入りしたユース選手を起用することにも成功。
(それにしても佐々木はケガから戻ってきた矢先にまたケガかよ・・・)

「丸岡に続いて村田と藤本も見たいな」なんて思っていたら、
森田のFKからまたしてもオウンゴールを献上してしまい、後半37分に再び同点にされてしまう。

あまりにも綺麗に決まったからヴェルディの選手の誰かが決めたのかと思ったら、
池谷の見事なヘディングだったね。

今季のこれまでの百年構想リーグの戦いを踏まえると、このままPKになる試合展開だったけど、
いつもと出場している選手が違うからか、この試合の結末は一味違うものに。

岸本が右SBのポジションから2人を剥がして前進すると、
仁郎のフリーランで深澤を引きつけて空けたスペースに名和田が走り込み、
岸本のグラウンダーのクロスからゴールネットを揺らし、後半44分に勝ち越しに成功。

さらに、7分という時間が取られた後半アディショナルタイムには、
名和田のパスを受けた唐山もゴールを決め、終わってみれば2-4の快勝。
(これまで惜しい場面ばかりだった唐山もようやくゴールを決めてくれた)

過密日程でACL2の戦いを妨害するようなコンペティションだった百年構想リーグだけど、
若手主体で臨んだ試合で勝利という結果が得られたので、
最後の試合が一番意味のある試合になった思う。

まずしっかり休むところから来季の戦いは始まっている

斯くして、4ヶ月間に渡って繰り広げられた百年構想リーグは、
プレーオフで鹿島を降した神戸がシャーレを掲げて幕引き。

あれだけ過密日程を嘆く日々を過ごしていたのに、
いざ、これから2ヶ月ガンバの試合が無いとなると、
今度はガンバ不足を嘆く日々が始まりそうやね。

まあ、幸い、今年はワールドカップがあることでサッカーが動いていない時期が短いので、
アメリカ大陸で戦う堂安と敬斗を応援しつつ、
来季のガンバがどんなチームになるのかあれやこれや妄想しながら過ごすとしますかね。

なんにせよ、選手の皆さんは百年構想リーグお疲れ様でした。
短いオフになりますがゆっくりと体を休めてください。

東京ヴェルディ24ガンバ大阪
’16 名和田我空
’45+1 オウンゴール
’49 中野伸哉
’82 オウンゴール
’89 名和田我空
’90+6 唐山翔自