【明治安田J1リーグ3節 名古屋グランパスvsガンバ大阪】内容が悪くても勝ち点を獲れるフェーズは終わったということ

ダブルの応酬、次は我々の番

後半の中谷のゴールで辛くも敵地で勝ち点1を手にした水戸戦から1週間、
ガンバ大阪は名古屋グランパスとのアウェイゲームを迎えた。

百年構想リーグでは名古屋にダブルを食らってしまったけど、
今季の名古屋は開幕ダッシュに失敗してまだ勝ち点を手にしていないので、
調子が上がっていない今のうちに叩いておきたいところだ。
(と、言いつつ、そんな相手に気前良く勝ち点を配ってしまうのが我が軍なんだが・・・)

遅々として進まない補強に不安を感じるけど、
試合を目の前にしてそんなことを言っていても仕方ないので、
今いる選手を信じて応援するのみだ。

前半の見せ場は食野のゴールだけ

5月の対戦時には何もさせてもらえなかった豊田スタジアムのピッチに立った、
青黒のスタメン11人は以下の通り。

ケガで戦線を離れていた食野が開幕戦の浦和戦以来のスタメン復帰。

また、前節の水戸戦で失点に繋がる痛恨のミスを犯した池谷はスタメンから外れ、
佐々木がスタメンに名前を連ねたね。

前節の水戸戦のように先に失点すると試合運びが苦しくなるので、
早い時間帯の失点は避けたいところだったのに、前半7分にあっさりと先制点を献上。

荒木の前でバウンドした木村のシュートがイレギュラーして思いのほか伸びたので、
アンラッキーと言えばアンラッキーだったけど、そもそも荒木と中谷の対応は、
木村がシュートを打ってくると思ってなかったようなものだったので、
油断していたと言われても仕方のない場面だったね。

またしても早い時間にビハインドを背負う展開になってしまったけど、
食野のハーフボレーが稲垣の頭に当たってコースが変わると、
これがゴールマウスに吸い込まれ、4分後にスコアを振り出しに戻すことに成功。

美藤が強引にドリブルで中に入っていったところから山下が頭で食野に繋ぐという、
ガチャガチャした中での即興なプレーで、狙って崩したような形ではなかったと思うけど、
やはりどんな形であれ足を振ることは重要だと思わせられる場面だったね。

早い時間に同点に追いついたので、この調子で勝ち越し点を奪いたいところだったけど、
そんな思いに反してその後は防戦一方。

ヒュメットと植中というレシーバーを並べた前線は起点を作れず、
反対に、佐々木は山岸相手に何度もポストプレーで起点を作られてしまう始末。

岸本とヒュメットがイエローカードをもらいながらも、
ゴール前での体を張ったディフェンスと、名古屋のシュートミスに助けられて、
なんとか勝ち越し点を許さずに前半を終えることが出来たけど、
ハーフタイムでの修正は必須と言ってもいい前半だったね。

交代カードは切らないのか切れないのか

お互いに前半と同じ11人をピッチに送り出した後半。

前半と比べてガンバがボールを保持する時間は長くなったものの、
名古屋が試合の主導権を握る展開なのは後半も変わらず。

食野と植中に代えて名和田と水戸戦で出色のパフォーマンスを見せたアダムスを投入するも、
試合の流れは変わらず、膠着状態に陥ってしまう。

この展開で状況を静観する明神に対し、
積極的に交代カードを切って試合を動かしてくる敵将のペトロヴィッチ。

後半22分に和泉に代えてマテウスを投入すれば、
後半33分には中山、山岸、森島に代えて浅野、小野、
そして古巣対戦となる佐藤を投入し、運動量を補充すると、
名古屋のギアが再び上がり、またしてもガンバは防戦一方になってしまう。

すると、名古屋のCKから、ゴール前の混戦で浅野に押し込まれてしまい、
後半38分に勝ち越し点を献上。

1点ビハインドになってようやく美藤に代えて宇佐美を投入し、
水戸戦の後半と同じような4-3-3の布陣に変更した明神だけど、
その直後にマテウス・カストロの挑発に乗った安部がレッドカードを貰ってしまい、
追いかける状況で数的不利になってしまう。

ただ、サッカーって不思議なもので、その後はやることが明確になったからか、
無駄な横パスや後方へのパスが減り、10人とは思えない良い攻撃を見せるガンバ。

こんな残念な試合でJ1デビューを飾ることになった中積だけど、
惜しいシュートを放つだけでなく、腐らずに前線から積極的に守備をしていて、
今度はもうちょっとプレーしやすい状況で起用してあげたいなと思ったね。

ただ、そんな中積の奮闘も虚しく、
後半アディショナルタイムには小野に追加点を許し、ジ・エンド。

これまで悪い内容ながらもなんだかんだしぶとく勝ち点を拾ってきたけど、
この試合では完全にボロが出てしまった。

ジェバリが復帰すればマシにはなると思うけど、
個に頼っているばかりでは根本的な解決にはならないので、
過密日程が始まっていない今のうちに、戦術の落とし込みや補強を進めて欲しいと思うね。

琵琶湖は埋めずに勝利せよ

今季公式戦初黒星・・・と言うか、
5月にACL2のタイトルを獲得して以降、初めての敗戦を喫したガンバの次の試合は、
中3日で天皇杯のレイラック滋賀戦。

週末に今季のJ1の現時点に於ける最強クラブと言ってもいい広島と対戦することを考えると、
可能な限りターンオーバーしたいところだけど、これまでガンバは、
カテゴリーが下のクラブや大学に何度もジャイアントキリングを食らっているだけに、
安易にメンバーを落とせないので判断に悩むところ。

ただ、チームに選手層の厚さをもたらすには、
こういう試合でチャンスを貰った選手の奮起が不可欠なので、
誰が出てもJ1クラブの名に恥じないプレーを見せて3回戦進出を決めて欲しいね。

名古屋グランパス31ガンバ大阪
’7 木村勇大
’11 食野亮太郎
’83 浅野雄也
’90+7 小野雅史