【明治安田J1百年構想リーグ17節 ガンバ大阪vsアビスパ福岡】ACL2で決勝に進出したチームはどこにいる?

タフに戦え青黒の戦士たち

日曜日に行われたファジアーノ岡山戦で、PK戦で勝利を収めたものの、
またしても追いつかれて勝ち点1を落としてしまったガンバ大阪は、
ホームにアビスパ福岡を迎えた。

3月の対戦時から変わらず百年構想リーグの西地区で最下位に沈んでいる福岡だけど、
直近の3試合で勝ち点7を稼ぐなど調子が上がってきているので、
簡単に勝ち点が手に入るとは思わない方がいいだろう。

岡山戦から中2日でコンディションは厳しいと思うけど、
あと一歩のところで勝ち点3を取り損ねた博多の森での試合の借りを返したいところだ。

前半で試合の大勢を決することは出来たはずなのに

4月4日の京都戦から始まった11連戦もようやく6試合目と、
折り返しの一戦で、ヴィッシングが選んだスタメンは以下の11人。

今季ここまでのヴィッシングの選手起用を見ていて、
あまり大胆な用兵はしない監督なのかな?と思ってきたけど、
ここに来てトップ昇格後初スタメンとなる荒木を抜擢。

ヒュメットの代わりに1トップに入った南野には、
先日の大阪ダービーでの汚名返上を期待したいところ。

アビスパもガンバと同様に前の試合から中2日ということもあってか、
インテンシティ低めの落ち着いた試合の立ち上がり。

その中でガンバが質的優位を生かして徐々に試合の流れを掴むと、
ジェバリのシュートがゴールポストを叩く決定機を作り出す。

するとその直後、食野のスルーパスに抜け出した中野が左サイドのポケットを深く抉ると、
中野のクロスをファーで山下が折り返したところを南野がオーバーヘッドで沈め、
前半9分にガンバが先制に成功。

なんやかんや言われる南野だけど、
やはり瞬時にこのプレー選択が出来るあたりはストライカーだなと思う。

幸先良く先制したガンバは、試合の主導権を完全に握り、
アビスパを自陣に押し込んで、ハーフコートゲームを展開。

この時間帯に追加点を奪って試合を楽にしたいところだったけど、
またしても決められるところで決めきれず、前半も終盤へ。
(ジェバリのスルーパスに抜け出した南野が藤田と1対1になった場面は決めて欲しかった・・・)

1点リードで前半を折り返してハーフタイムで修正かな・・・と思っていたら、
前半もアディショナルタイムに入ろうかという時間帯に、
橋本のクロスからの混戦で道脇に押し込まれ、スコアを振り出しに戻される。

今季何度この展開の試合を見せられるんだろう・・・と思っていたらこれにとどまらず、
前半アディショナルタイムに橋本のクロスから今度は藤本に決められ、
前半のうちに試合をひっくり返されてしまった。

本当にACL2のタイトルを狙っているチームなのか?
と訊きたくなるような勝負弱さに、唖然としてしまったけど、
失点してしまったものは仕方がないので、後半に逆転を期待するしかないね。

狂気のファイヤーフォーメーションも結果には繋がらず

後半に逆転を期すガンバは、前半と同じ11人をピッチに送り出す。

前半と同様に敵陣で試合を進める時間が長い展開になったけど、
ボールを持っていると言うよりはボールを持たされているような感じで、
強固な守備ブロックを敷くアビスパの前に攻めあぐねる展開。

これを見たヴィッシングは、安部、岸本、ジェバリに代え、
ヒュメット、唐山、宇佐美を投入し、美藤をアンカー、
唐山を右SBに置く中盤ダイヤモンドの4-4-2の布陣へシフト。

この布陣変更は塚原監督のスカウティングに無かったようで、
アビスパの守備陣を混乱に陥れると、
唐山がポスト直撃の強烈なシュートを放つなど、俄かに得点の匂いがし始める。
(相変わらず唐山は「惜しい」止まりでヒーローになりきれないなぁ)

さらにその9分後には中野に代えて奥抜を投入し、
中谷と三浦の2バックとも言ってもいい超攻撃布陣が姿を現した。

そんな超攻撃的布陣の中で、宇佐美が自由に動いてゲームを作り、
奥抜が左サイドから得意のドリブルでチャンスメイクすると言う形で、
何度もアビスパのゴールに迫ったガンバだけど、
時間の経過とともにアビスパに適応されてしまい、再びゴールが遠い展開に。

中央を固められているのに中央から突っ込んでいってボールを取られるし、
クロスをあげようにも何の工夫もなくただ放り込んでいるだけなので、
ただ跳ね返されるだけ。(得点の匂いがしないセットプレーにも通ずるところがあるね)

そうこうしているうちに、宇佐美は岡山戦と同様に15分で電池切れだし、
ガンバのこの試合唯一の得点を挙げた南野に期待しようにも、
後半は完全に試合から消えてしまった。

結局、1点ビハインドを最後まで覆せず敗北。

2024年から続いていた先制試合での負けなしの記録は、
苦手の平日ナイトゲームであまりにも呆気なくストップしてしまったね。

最下位が苦手というジンクスを払拭せよ

またしても気前良く最下位のチームに勝ち点をプレゼントしてしまったガンバだけど、
中2日でアウェイの長崎戦が控えているので、下を向いている暇はない。

タイトな日程なのでタフに戦ってほしいところだけど、
アビスパが勝ち点3を得たことで、入れ替わりに長崎が最下位に転落したので、
ガンバは2試合続けて苦手な最下位のチームとの試合に臨むことになってしまった。

とは言え、ジンクスを気にしても良いことなんてないので、
ただ目の前の相手に勝つことだけに集中し、
ガンバにとって初となるピーススタジアムでの試合で勝ち点3を獲得してほしいと思います。

ガンバ大阪12アビスパ福岡
’9 南野遥海
’43 道脇豊
’45+5 藤本一輝