【明治安田J1百年構想リーグ13節 京都サンガvsガンバ大阪】負け試合で勝ち点1が手に入っただけ良しとしておく

勝ってほしいけど無理はしないで

新進気鋭のGK、荒木琉偉の渾身のPKストップにより、
長崎から勝ち点2を持ち帰ったガンバ大阪は、京都サンガとのアウェイゲームに臨んだ。

前節から中3日のガンバに対し、前の試合から中10日の京都ということで、
走力をベースに戦う京都相手にこのコンディションの差は厳しいものがあるけど、
ホームでは今季のベストバウトと言ってもいいパフォーマンスで完勝しているので、
その再現に期待したいところだ。

前節、前半に負傷交代となったウェルトンとジェバリは幸いにも軽傷とのことで、
ACL2の決勝には間に合うと思うけど、おそらく数試合は欠場になるだろうから、
代わりに出場機会が巡ってきた選手の奮起に期待したいね。

獅子奮迅の山下でなんとか体裁を保っていた前半

11連戦の中で2度目となる赤紫との一戦に臨む、青黒のスタメンは以下の11人。

前節の長崎戦で負傷交代となったウェルトン、ジェバリ、安部はベンチにも入らず、
宇佐美が開幕節以来のスタメン。

また、キャンプで評価が高かった中村仁郎が満を辞してベンチ入りを果たしたね。

試合開始早々にヒュメットがシュートを放った時は良い試合の入りが出来たと思ったんだけど、
その後は前線から激しくプレスをかけてくる京都の前に守勢を強いられる展開。

京都としては、パナスタでのガンバ戦に続き、セレッソにも大敗を喫したことを受けて、
10日間試合間隔が空いた中で修正をかけたみたいね。

ただ、そんな中でも自陣に釘付けみたいな試合展開にならなかったのは、
ボールを前に運んでキープして時間を作ってくれる山下の存在があったからこそ。

ケガ人が続出している影響で出ずっぱりになっているにも関わらず、
試合に出れば違いを見せてくれる背番号17には頭が下がる思いなんだけど、
なんとかコンディションを落とさずにACL2の決勝を迎えて欲しいね。

その後も終始、京都に主導権を握られる展開になったけど、
崩されたり、荒木の手を煩わせるような場面は無く、粘り強く守れていたと思う。

とは言え、後半もこの試合展開が続くと失点するのは時間の問題なので、
ハーフタイムでの修正に期待したいところ。

膠着した試合は残り10分でバタバタと動く

お互いに選手交代無く迎えた後半も、
引き続き京都が試合の主導権を握り、ガンバが耐えるという試合展開。

そんな膠着状態に入った試合を動かすべく、敵将の曹貴裁は、グスタボ・バヘットに代えて、
故障から戦線復帰したばかりのラファエル・エリアスを投入してきた。

もう少し休んでくれててもいいのに・・・と思ったけど、
さすがにまだコンディションが上がりきっていないのか、
脅威だったのは荒木の正面を突いた強烈なシュートぐらいで、
それ以外の場面では上手く抑えることが出来ていたと思う。
(ジョアン・ペドロの方が厄介だったね)

対するヴィッシングも宇佐美と奥抜に代えて食野と南野を投入。

故障明けの宇佐美の70分での交代は既定路線だったのかもしれないけど、
右サイドの山下の奮闘ぶりと比べると奥抜にはもうちょっと頑張って欲しかったね。

ヒュメットと南野の2トップに布陣変更して京都のゴールを目指したガンバだけど、
宇佐美がベンチに下がり、中盤と前線を繋ぐリンクマンがいなくなったことで、
ボールが落ち着かずに攻撃が単調になってしまう。

対する京都も平戸や新井を投入して攻勢を強めてきたけど、試合を動かすまでには至らず。

「これはスコアレスドローでPK戦かな〜」なんて思っていたら、
カウンターから新井に目の覚めるようなスーパーミドルを叩き込まれてしまい、
後半アディショナルタイムに入ろうかという時間帯に先制を許してしまう。

岸本にはもう少し寄せて欲しかったけど、
元を辿ればカウンターの起点になった太田の球出しを遅らせることも出来ていないので、
複数のエラーが重なったような失点だったと思う。

試合終盤に1点ビハインドとなって万事休すか・・・と思っていたら、
徳真のFKをキャッチしようとした太田が、
岸本と競り合っていた味方の麻田と交錯してファンブルすると、
こぼれ球を南野が押し込んで、なんと試合終盤にガンバがスコアを振り出すことに成功。

クロス対応の名手である太田にしては珍しいミスだけど、
試合から消えていてもこういう場面で決めるあたり、
南野はストライカーだなぁと再認識させられたね。
(GKとの1対1とかを確実に決められるようになってくれるといいんだけど)

斯くして試合終盤に追いついたガンバは、今季8度目のPK戦に臨むことになった。

18歳の頑張りに先輩方は応えられず

アウェイゴール裏側で行われたPK戦は、
荒木がジョアン・ペドロと平戸のシュートを止めるなど、
前節の長崎戦に続いてPK戦の強さを見せるも、
ガンバは中谷、山下、徳真が止められてしまい、勝負あり。

交代枠を3枠も余らせていたんだから、試合終了間際にPKの名手の倉田や、
今季ここまで1回もPKを蹴っていない仁郎を投入しても良かったと思うけどね。

まあ、何を言っても覆水盆に返らずなので、
すぐに顔を上げて中2日で迎えるホーム神戸戦を見据えるのみ。

わざわざ言うまでもなく神戸は手強い相手だけど、
3月にアウェイで対戦した時は、試合終盤で同点に追いつかれたものの、
それまでは良い戦いが出来ていたので、ホームで再現させたいところ。

4月4日から始まった11連戦も残り3試合なので、最後の気力を振り絞って駆け抜けて欲しいね。

京都サンガ11ガンバ大阪
     PK(
’89 新井晴樹
’90+4 南野遥海