【明治安田J1百年構想リーグ14節 ガンバ大阪vsヴィッセル神戸】大型連休の始まりを華々しく告げた5発の花火

報せの衝撃は最大限だけど現場のダメージは最小限

PK戦の末に勝ち点1を得るにとどまったアウェイ京都戦から中2日、
ガンバ大阪はホームにヴィッセル神戸を迎えた。

京都戦の翌日に、3月に加入したばかりのフィリップ・マックスが、
入団してわずか49日で退団すると言う衝撃のニュースが飛び込んできたけど、
個人的には1試合もプレーしていない選手に過度な期待はしていなかったので、
今いる選手でこれまで通り戦っていくだけだ。

百年構想リーグではホームの京都戦から1カ月近く90分勝利が無いという状況で、
西地区首位の神戸と相対するのは正直厳しいけど、
月が変わってツキが変わると思ってACLE帰りの強敵に挑んで欲しいね。

やはり取れる時に取れると楽になる

ゴールデンウィーク初日のパナスタに送り出された青黒のスタメン11人は以下の通り。

京都戦でベンチ外だった安部がスタメン復帰し、美藤とダブルボランチ。

ヒュメットに代わって南野が1トップに入ったことで、
11人全員が日本人というスタメンになったね。

試合開始早々に初瀬が強烈なミドルシュートで前川を強襲した時は、
良い試合の入りが出来たと思ったのだけど、
その3分後には荒木が郷家との1対1を防いで絶体絶命のピンチを凌ぐなど、
激しいトランジションが行われるピッチ上と同様に試合の主導権も行ったり来たり。

そんな中で、山下のクロスから南野がドフリーのヘディングのチャンスを迎えるも、
これを大きく枠外に外してしまい先制ならず。

京都戦の後半アディショナルタイムで値千金の同点ゴールを決めた南野だけど、
こういうところを決められないから信頼を得られないんだよな〜なんて思っていたら、
左サイドからの初瀬のクロスを南野が頭で合わせ、前半22分にガンバが先制。

カエターノの死角からカエターノと山川の間に飛び込む動きも良かったけど、
そこにドンピシャのクロスを供給した初瀬は、
古巣相手にまざまざと自分の武器を見せつけたね。

幸先良く先制に成功したけど、良い流れが来ているうちに追加点を奪えず、
そのまま流れを手放してしまうのが今季のガンバ。

背中に目がついているんじゃないかと思うような宇佐美のヒールパスに食野が抜け出すも、
前川との1対1を決められなかった時は嫌な予感がしたんだけど、
そんな嫌な流れを断ち切ったのはなんとこの決定機で獲得したCK。

宇佐美のショートコーナーから初瀬がクロスを入れ、ファーサイドで中谷が折り返すと、
中央で待ち構えていた三浦が頭で流し込み、前半36分に追加点。

2024年11月のアウェイの磐田戦から先月の岡山戦まで、
約1年5ヶ月もCKからゴールが無かったガンバが、
デザインされたセットプレーで得点を奪うなんて一体どんな風の吹き回しなんだろうか。

その後の神戸の決定機も荒木が危なげなくストップし、
首位の神戸相手に2点リードでハーフタイムを迎えるという文句のつけようがない前半。

前半終了間際に主審への抗議で武藤がイエローカードをもらったあたりに、
この日の神戸が上手くいっていないことが垣間見得たけど、
智将のスキッベがこの状況を黙って見ているとは思えないので、
後半の早い段階で3点目を奪って試合を決めてしまいたいところだ。

後半も火を吹いた青黒の攻撃陣

前半と同じ11人をピッチに送り出したヴィッシングに対し、
敵将のスキッベは郷家と小松をベンチに下げ、
トゥーレルとガンバの仇敵である大迫を投入し、布陣を3バックに変更してきた。

この神戸の布陣変更はスカウティングに無かったのか、
後半の立ち上がりは神戸の時間帯が続いたけど、次にゴールネットを揺らしたのもホームチーム。

宇佐美が神戸の選手3人のベクトルを折るパスを初瀬に供給すると、
左サイドのポケットを取った初瀬のクロスに中央で頭で合わせた南野が、
この日2点目となるゴールを挙げ、勝利をグッと引き寄せた。

チャンスを与えられながらなかなか結果が出ずに酷評されていた南野だけど、
この日の2ゴールで今季5得点目となって、ようやくストライカーらしい数字になってきたね。
(次からはPKを獲得したら南野が蹴っても良いんじゃないだろうか)

3点リードとなったところで、美藤、宇佐美、岸本はお役御免で、徳真、奥抜、池谷を投入し、
リスクを犯さずにミドルブロックを敷きながら省エネモードで試合を進めるガンバ。

対する神戸も、3月のノエスタでの試合で試合終了間際での同点ゴールを演出した、
ジェアン・パトリッキと濱﨑を投入して攻勢を強めてくるも、
武藤の至近距離からの強烈なシュートを荒木が顔面でセーブするなど、
体を張った守りで神戸にゴールを許さない。

試合時間も残り10分というところで、
このまま試合をクロージングするだけかなと思っていたのだけど、
ガンバの選手たちはまだゴールが欲しかったようで、
食野のパスに抜け出したヒュメットが角度の無いところからシュートを放つと、
前川が弾いたボールを奥抜がプッシュして後半35分に4点目。

さらにその2分後には、広瀬から酒井への緩い横パスを食野がカットすると、
ヒュメットが1人で持ち込んでシュートを放ち、
百年構想リーグのゴールランキング単独トップとなる8点目を沈めて勝負あり。

ガンバが神戸との直接対決に勝利したことで、
百年構想リーグ西地区は、ガンバが首位の神戸と勝ち点1差の2位に浮上。

なんだか色気が出てくる状況ではあるけど、
消化試合の差で1位通過は依然厳しい状況には変わりないので、
あくまで我々の照準はACL2の決勝だということを忘れずに、
地に足をつけて1試合1試合戦っていきたいね。

次の試合会場は水没事故現場がある場所では無い

次節は中3日で名古屋とのアウェイゲーム。

依然過密日程なのは変わりないけど、名古屋は日曜日の夕方にアウェイで長崎と試合をして、
中2日でガンバとの試合に臨むので、久々に日程面で有利な状況で試合をすることが出来る。
(隣のピンクのチームと違って我々は豊スタに苦手意識無いしね)

11連戦の10試合目と、1ヶ月以上続いた連戦もようやく終わりが見えてきたので、
もう一踏ん張りしてゴールデンウィークを駆け抜けて欲しいと思います。

ガンバ大阪50ヴィッセル神戸
’22 南野遥海
’36 三浦弦太
’52 南野遥海
’80 奥抜侃志
’82 デニス・ヒュメット