【明治安田J1百年構想リーグ15節 名古屋グランパスvsガンバ大阪】宇佐美のバースデーにあっけなく終幕したガンバの百年構想リーグ

この試合に懸ける気持ちをいなしてやろう

百年構想リーグ西地区首位の神戸を相手にホームで5-0の快勝を飾ったガンバ大阪は、
中3日で名古屋グランパスとのアウェイゲームに臨んだ。

近年、悔しい思いをさせらてきた神戸を相手に思いもよらぬ圧勝劇を演じたことで、
浮かれてしまうのも無理はないけど、神戸の方が2試合消化試合が少ないことを考えると、
百年構想リーグ西地区の首位通過は難しい状況には変わりないので、
あくまで照準はACL2決勝に置きつつ、浮足立たずに地に足をつけて戦っていきたいね。

対戦相手の名古屋は前節の長崎戦から中2日と、一見、日程ではガンバが有利に見えるけど、
その長崎戦では先発11人を全員入れ替えて臨んでいるので、
実質、ガンバ戦には中6日で万全な状態の11人をぶつけてくる。

メンバーを固定しがちなペトロヴィッチがこのような采配をするのは驚いたけど、
それだけこの試合を強く意識している相手を返り討ちに出来れば、さぞかし痛快だろうね。

神戸戦で見たものは幻?

グランパスくんの水没事故で話題になった新瑞穂ではなく、
豊スタでの試合に臨む青黒のスタメン11人は以下の通り。

前節の神戸戦からの変更は、食野と岸本が外れて奥抜と池谷が入っただけ。

また、先月の長崎戦の前半で負傷交代したジェバリがベンチ入りしたね。

2月にホームで名古屋と対戦した時は、まだミシャサッカーは構築中といった印象だったけど、
この2ヶ月半で完成度が上がり、前線からボールを奪いに行っても簡単にいなされてしまう。
(まあ、ガンバの前線からの守備自体もかなりお粗末だったけど)

たまにマイボールになっても、
前線からマンツーマンで嵌めにくる名古屋の守備を前になかなか前進出来ずといった具合で、
苦しい試合の入り。

こうなると失点するのも時間の問題で、中山が中央に戻したパスを受けた稲垣に、
25mはあろうかという位置からシュートを叩き込まれてしまい、前半8分に先制点を献上。

相変わらず稲垣のミドルシュートのスキルは素晴らしいなと思ったけど、
押し込まれる展開でボランチがDFラインに吸収されてしまい、
ポッカリ空いたバイタルエリアをまんまと使われてしまったね。

反撃に出たいガンバだったけど、今度は山岸とのコンタクトプレーで安部が負傷してしまい、
前半17分で山本と交代になってしまう。

担架に乗せられてピッチアウトしたところから歩いてベンチに戻っていったので、
おそらく軽傷だと思うけど、なんとかACL2の決勝には間に合って欲しいね。

さらに悪い流れは止まらず、奥抜が原に寄せ切れず簡単にクロスを上げられると、
これを木村にヘディングで決められてしまい、
前半のうちに2点ビハインドを背負うことになってしまった。
(この場面に限らずこの試合での奥抜の守備は酷かったね)

前半のうちに1点返しておきたいガンバだったけど、
前半の決定機と呼べるものはシュミットに止められた宇佐美の左足のシュートぐらいで、
結局、2点ビハインドで前半を折り返すことになってしまった。

簡単なシュートではなかったと思うけど、
こういうシュートを決めるためにピッチに立っている選手だと思っているので、
この日の宇佐美のプレーに合格点は与えられないかな。

最後にご褒美をもらった背番号27

前半の出来があまりにも悪かったので、ハーフタイムでの選手交代はあると思っていたけど、
前半と同じ11人をピッチに送り出したヴィッシング。

まあ、前半に安部の負傷で1枚交代カードを使っているので動きにくかったのはわかるけど、
選手交代も布陣変更も無しで試合展開が好転するはずもなく、
相変わらず名古屋に決定機を作られる始末。
(5失点するんじゃないかと思うほど決定機を作られていたね)

そんなヴィッシングがようやく動いたのは後半17分、
南野、宇佐美、奥抜に代えてヒュメット、食野、中野を投入してきた。

同じポジションの初瀬がピッチに残っている状況で中野を投入したので、
どこのポジションに入るんだろ?と思ったら、奥抜がいた左サイドにそのまま入ったね。

3枚替えを敢行したヴィッシングだけど、ヒュメットがサイドに流れてパスを引き出したり、
中野が左サイドをドリブルで持ち上がるも、いずれもチャンスには結びつかず、
連戦の中でもフル稼働を続ける美藤のボックストゥボックスが目立つばかりの試合展開。

連戦続きで疲れているのはわかるけど、美藤も同じ条件で試合をしているんだから、
他の選手も美藤と同じぐらいハードワークして欲しいところなんだけどね。

ガンバの最後の交代カードで山下に代えて仁郎を投入してから、
右サイドで時間が作れるようになったけど、
集中して守備を固める名古屋の前になかなかシュートを打たせてもらえず。

「これは為す術なしかな」なんて思っていたら、
後半アディショナルタイムのラストワンプレーで、
仁郎からのパスを受けた食野が左足でシュートを放つと、
シュミットが弾いたところを美藤が押し込み、ガンバが1点を返すことに成功。

最後っ屁のような得点だったけど、チームパフォーマンスが上がらない中、
1人気を吐いていた美藤の頑張りが報われたのがせめてもの救いだったね。

連戦の最後を勝利で飾って決戦の地へ

数字上はまだ百年構想リーグ西地区の首位通過の可能性は残っているけど、
消化試合数に鑑みると実質終戦と言っていいと思う。

過密日程の中でよく戦ったと思うけど、
その過密日程を戦う上で多くのケガ人が出てしまったのが誤算だったね。

これで照準はACL2の決勝のみに絞られたと思うので、次節の広島戦に勝って、
弾みをつけてリヤドへ向かって欲しいね。

名古屋グランパス21ガンバ大阪
’8 稲垣祥
’31 木村勇大
’90+5 美藤倫