【AFCチャンピオンズリーグ2 リヤド遠征記】

2026年5月19日

ACL2の決勝に臨む我らが青黒戦士たちの後押しをしに、
はるばるサウジアラビアのリヤドまで行って来ました。

今回もナムディン、浦項の時と同様に、試合のことを書くのは他の人に任せて、
リヤド遠征記を書きたいと思います。

出発は試合前日の22時30分、成田発のエミレーツ航空の飛行機で、
まずは経由のドバイに向かいます。

(フライトレーダーにホルムズ海峡が映った時は、「ここが今話題の!」ってなったね)

機内の最終確認の遅れにより成田の出発が30分ぐらい遅れるアクシデントはあったものの、
11時間のフライトで無事にドバイに到着。日本との時差は-5時間なので、現地は朝の5時。

世界的なハブ空港として名高いドバイ国際空港には初めて訪れたけど、
明け方にも関わらず空港内のほとんどの店が開いていてすごい活気。

あと、空港自体もすごく広くて、
同じターミナル内での乗り継ぎで20分以上歩いたのは初めてだったわ。

そして、ドバイ6時45分発のエミレーツ航空の便で今回の旅の目的地リヤドに出発。

2時間ほどのフライトでリヤドに到着。
時差はドバイからさらに-1時間なので、現地は朝の8時。

気温は40度ぐらいあるけど、湿度が無いせいか体感は日本の夏より全然マシ。
ただ、乾燥でくちびると目がやたら乾く。

リヤドの空港内の写真でも撮ろうかと思っていたら、
到着ゲートで待ち構えていたアル・ナスルサポーターのタクシーの運ちゃんに拉致られてしまい、
そのまま今回の旅の定宿のホテルに直行することに。

2030年のサウジアラビア万博の開催予定地を横目に、
「昨日と一昨日でガンバサポーターを5組乗せた」だとか、
「ACL2決勝はアル・ナスルが5-0で勝つ!」なんて話を聞きがら、45分ほどでホテルに到着。

チェックイン時間は15時からなので、本来はチェックイン出来ない時間なんだけど、
「サウジアラビアのホテルは時間より早く行ってもチェックイン出来るんだよ」と言う、
タクシーの運ちゃんの言うことを信じて、ホテルの受付に行ってみたのだけど、
「チェックインは15時からです」とあっさり門前払い。

やはりそんな美味しい話は簡単に信じるもんじゃないね。

と、言うわけでチェックインまで6時間ぐらいあるので、
気を取り直してリヤドメトロに乗って国立博物館へ。

リヤドメトロは昨年開業したばかりということもあってか、
駅の構内はすごく綺麗で、天井も高くて地下鉄の駅とは思えない。

また、リヤドメトロが他の国の地下鉄と違うのは、
Single、Family、FirstClassといった具合に、
乗車する人の家族構成や性別、階級によって車両が分かれているのには驚いたね。
(まあ、銀行にも女性専用入り口なるものがある国だから当然と言えば当然か)

15分ほどの乗車でNationalMuseum駅に到着。駅のすぐ近くに国立博物館があります。

博物館に入るには大きい荷物は受付で預けなければいけないのだけど、
既に預けられている荷物を見ると、
モフレムやガンバのユニフォームのキーホルダーが取り付けられているものが多くて、
やっぱりみんな考えることは同じなんだなと思ったね。

ギャラリーに入ってすぐ、マンモスの化石が飾ってあって、
「すげー!!」となり、以降も古代メソポタミア文明の時代に使われていた土器や、
アルファベットの文字の起源になった石版とか展示されていたりで、なかなか面白い博物館だったわ。
(ワンピースのポーネグリフはこれがモデルなんだろうか?)

博物館で2時間ほど時間を潰した後は、
再びリヤドメトロに乗ってキングダムセンタータワーへ。

99階建て302m、リヤドで一番の高さを誇る栓抜きのような形をしたタワーです。

バ●だからなのか、高い建物を見ると登りたくなっちゃう性分なのよね。

ただ、この手の高い建物の展望台って観光客向けなので、
エントランスやエレベーターは豪華に装飾してあるところが多いのだけど、
キングダムセンタータワーのエントランスはブティックの横にひっそりとあって、
ボーッと歩いていたら通りすぎそうな地味さ。

さらに展望台に上がるエレベーターも、業者が搬入作業に使うような業務用エレベーターだし、
肝心の展望台も職員のおっさんが椅子に座って暇そうにスマホいじっているだけで、
展望台から見える景色の説明書きや双眼鏡などの設備もなく。

このタワーは登るためのものじゃなくて、
街のシンボルとして下から見上げるだけの方がいいのかもしれないね。

そうこうしているうちに14時になったので、再びホテルに向かいます。

今回の旅の定宿は、ホリデイ・イン・オラヤ。

普段の海外遠征の時は、こんな1泊2万円近くするようなホテル取らないんだけど、
なぜこのホテルにしたのかと言うと、2019年のACLで浦和がアルヒラルと対戦した時、
このホテルからキングサウード・ユニバーシティ・スタジアムへ、
直行のバスが出たと言う情報を見つけたから。

先日、ジェッダで行われたACLEでもシャトルバスが出たと言う情報があったので、
リヤドでバスが出るとしたらこのホテルだろうと踏んで予約してみたのだけど、
どうやらACL2ではバスは出ないみたい。(大会格差・・・)

こんなことならもうちょっとスタジアムに近くて安いホテルにしておけばよかったと思ったね。

暑さと乾燥で消耗していた体をホテルでの束の間の休息で回復させ、
太陽の陽も陰ってきた頃に、
いよいよ決戦の地・キングサウード・ユニバーシティ・スタジアムへ向かいます。

リヤドメトロのブルーライン、レッドラインを乗り継ぎ、
レッドラインの終着駅であるキングサウード・ユニバーシティ駅へ到着。

さらに駅から徒歩でテクテクと30分以上かけて19時ごろにスタジアムへ到着。

この時間帯になると気温はだいぶマシになっていたけど、乾いた強風が吹き荒れ、
日中よりも体の水分を持って行かれるようなコンディションになり、
ゴール裏で声を出していたらすぐに喉がカスカスになるような状態に。

そして試合。

CR7、ジョアン・フェリックス、サディオ・マネなど、
綺羅星の如き選手を前線に並べるアル・ナスルに対し押し込まれる時間帯はあったものの、
ヴィッシングが仕込んだハイプレスで果敢に勝負に挑み、
ジェバリのスルーパスからヒュメットが決めて、前半30分に先制に成功。

後半はさらに押し込まれる時間帯が長くなり、胃がキリキリする試合展開だったけど、
この大一番で抜擢された荒木がスーパーセーブを連発して失点を許さず、
後半アディショナルタイム6分に歓喜のホイッスル。

2016年元日の天皇杯から約10年半、だいぶ待つことになったけど、
先週の広島戦後にホームゴール裏から掲げられた横断幕の言葉にもあったように、
このACL2優勝がガンバにとって良い意味での分岐点になって、
また近いうちにタイトルを獲得してくれることに期待したいね。

試合後はあいみょんが好きだというタクシーの運ちゃんが運転するカローラに乗せられ、
0時ごろにホテルに帰還。
(まさかサウジアラビアのタクシーでマリーゴールドを聴くことになると思わんかった)

この日はもうクタクタだったので、すぐにシャワーを浴びて寝ました。
(テンション上がりすぎて寝つきが悪く、結局2時間ぐらいしか寝られなかったけど・・・)

試合翌日。

この日はもう日本に帰るだけなので、
ホテルの部屋で百年構想リーグをDAZN視聴しながらダラダラして、
チェックアウト時刻ギリギリにチェックアウト。

エティハド航空の便を利用してアブダビ経由で日本に帰国しました。

これにてサウジアラビア遠征は終了。

個人的に2008年のACL決勝を、
アデレードで見ることが出来なかったのが心の隅に引っかかっていたので、
キャプテン中谷がトロフィーリフトする姿を生で見た時に、
18年かかってようやくその引っかかっていたのものが取れたような感じがしたね。

それに、今回、初めて中東を訪れたわけだけど、
日本人から見た中東って、戦争しているイメージがあったり、
全身白装束でターバンを巻いている不気味な人が歩いていたりと、
良い印象を持っている人ってあまりいないんじゃないだろうか。
(ましてや、外務省から中東の多くの地域に渡航禁止令が出ている今の状況なら殊更だと思う)

でも、今回初めてサウジアラビアを訪れてみて、
人々は陽気でフレンドリーだし、カジュアルな格好をしている人も普通にいるし、
街は清潔に保たれていて治安も良くて、
今まで自分が持っていた中東のイメージがガラッと覆された。

自分が愛するクラブのACL2優勝を生で見ることが出来たのはもちろん、
自分の中で新しい価値観が生まれたという意味でも、
とても有意義なサウジアラビア遠征だったと思う。

今回のACL2優勝により、ガンバは26-27シーズンのACLEのプレーオフ出場権を手にしたので、
大会を勝ち進んで来年もサウジアラビアを訪れたいね。

以上でリヤド遠征記を終わります。
長文、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。