【ラグビートップリーグ 三菱重工相模原ダイナボアーズvsパナソニックワイルドナイツ】ガンバサポの僕がワイルドナイツの応援に行ってみた

2021年1月9日

にわかのススメ

このブログにサッカー以外のことを書くのはすごく久しぶりだ。

昨年の秋、日本中が盛り上がったラグビーワールドカップの熱狂に魅せられ、
ラグビーってこんなに面白いスポーツなんだと気付かされたのだけど、
スタジアムに見に行ってみようかなと思った時点では既にチケットは売り切れていたので、
現地観戦することが出来なかったのが心残りだった。

その後悔もあり、今月から開幕したラグビートップリーグのチケットは、
発売日当日に2試合分を確保。

昨日はその確保した2試合のうちの1試合、
三菱重工相模原ダイナボアーズvsパナソニックワイルドナイツの試合を観に、
相模原ギオンスタジアムに足を運んだ。

サッカーの試合は何百試合と観戦しているけど、
ラグビーの試合を観戦するのはこの日が初めてなので、
恥ずかしながらルールも選手の特徴もよくわかっていない。

僕は、「周りが盛り上がっていればルールを知らなくても楽しめる」
というタイプの人間ではないので、
サッカーとラグビーの違いという観点でこの試合を楽しむことにした。

新規ファンを取り込む試み

昨今のラグビー人気を象徴するかのように、
この日の相模原ギオンスタジアムには約1万人の観客がスタジアムを埋めたのだけど、
それらの大多数は応援歌を歌うでも手拍子をするわけでもなく、
じっと試合に見入っているようだった。

もちろん、両チームにチャンスが訪れると歓声は上がるのだけど、
ピッチの中央付近で攻防が繰り広げられている時は、
選手の声がスタンドに届くほどスタジアムには奇妙な静けさが漂っていた。

相模原ギオンスタジアムには一昨年にガンバ大阪U-23の試合で一度訪れていて、
その試合の観客数はこの試合の半分程度だったと思うけど、
両チームのサポーターの応援はしっかりと「Jリーグの試合」の雰囲気を作り出していた。

サッカーの試合のスタジアムの騒々しさが苦手な人には、
この日の相模原ギオンスタジアムの落ち着いた雰囲気はしっくりくるのかもしれないけど、
普段、サッカーを観戦している僕にとっては慣れるまでに随分と時間を要したね。

ただ、そんな雰囲気のスタジアムの中でも僕が面白いと思ったのが、
主審の笛が鳴って試合が止まると、今のはどういうプレーだったのか
というのをスタジアムDJが解説してくれるところ。

この日、スタジアムに訪れた観客の多くは、
僕のようにラグビーワールドカップでラグビーに興味を持った、
ルールに疎いにわかファンがほとんどだったと思うので、そんな新規ファンに、
継続的にラグビーに興味を持ってもらうための興味深い試みだなと思ったね。

パナソニックが強いとガンバサポは嬉しい

ラグビー観戦は初めてだったので、試合内容について何かを語れるわけではないのだけど、
素人目に見ても両チームの間に大きな実力差があるのは一目瞭然だった。

ワイルドナイツのスタメンには堀江や松田といった日本代表選手が名を連ねていたけど、
同じく日本代表の稲垣と坂手やオールブラックスのホワイトロックをベンチに温存する余裕。

それにも関わらず、12年ぶりにトップリーグを戦う三菱重工相模原を前半から圧倒し、
後半にトライを奪われるまで、ペナルティゴールでの3点のみに抑えるなど、
完璧な試合運びを見せていた。

先週までは15人制ラグビーからの引退を発表した福岡もこのチームに所属していたけど、
その福岡の代わりにウイングで出場した梶が3つのトライを決めるなど、
ワイルドナイツはどれだけ選手層が厚いんだと思わせられるような試合だったね。

次戦の参戦予定は熊谷

ガンバの試合でなくても、胸にPanasonicのロゴが刻まれた、
青と黒のユニフォームを纏った選手たちが勝利を収めるのは嬉しいものである。

来月はワイルドナイツのホームの熊谷での試合を見に行く予定なので、
この日のような素晴らしい試合をまた見せて欲しいね。

また、相模原ギオンスタジアムは陸上競技場ということもあり、
スタンドとピッチを隔てている陸上トラックが熱を削いでいる感もあったのだけど、
熊谷は完成したばかりの専用球技場なので、
よりラグビーというスポーツの魅力を味わうことが出来そうだ。

三菱重工相模原ダイナボアーズ1062パナソニックワイルドナイツ