【明治安田J1百年構想リーグ9節 ガンバ大阪vs京都サンガ】休養十分ならこれぐらいはやれる
神戸に去った人のことは過去の話
15人目まで縺れたPK戦の末に勝ち点1を得るにとどまったアビスパ福岡戦から2週間、
ガンバ大阪はホームに京都サンガを迎え、11連戦の初戦に臨んだ。
この中断期間中に飛び込んで来た、満田がヴィッセル神戸へレンタル移籍するというニュースは、
ガンバサポーターに小さくない動揺を与えることになった。
昨季あれだけ活躍した選手だけに惜しい気持ちもあるけど、
今季の使われ方を見るに、今後出場機会が増えていくように思えないので、
今は去った選手のことを嘆くよりも、この中断期間中に練習に復帰した、
宇佐美、植中、中野、福岡といったあたりに期待する方が精神衛生的に良いと思う。
これから始まる11連戦はもちろんハードだけど、ACL2の決勝進出を最優先として、
百年構想リーグの方でも2位以下を引き離しにかかっている神戸を追走したいところだ。
強度がウリのチームを強度で圧倒
2位の京都に相対するにあたり、ヴィッシングが選んだ11人は以下の通り。

アビスパ戦のスタメンから徳真が外れて美藤が入っただけで残りの10人は同じ顔ぶれ。
一方で、先月満を辞して加入が発表されたマックスだけど、
広島戦以降ベンチにも入っていないところを見ると、
まだコンディションが上がっていないのだろうか。
ヴィッシング就任によりガンバがチームスタイルを変革したことで、
両チームとも似たようなスタイルを志向することになったこの試合で、
まず試合の主導権を握ったのはホームチーム。
試合終盤かと思うようなオープンな試合展開の中、
新進気鋭のアンカー・尹星俊の脇のスペースを攻略し、京都陣に攻め入るガンバ。
すると、京都のカウンターを半田が防いだ流れからガンバが裏返し、
ウェルトンが左サイドをドリブルで駆け上がると、
ウェルトンのダフったシュートがジェバリと太田の間に転がり、
ジェバリが太田に倒されPKを獲得。
試合開始早々に訪れた願ってもない先制のチャンスだったけど、
ジェバリのPKは太田にセーブされてしまい、先制ならず。
今季のガンバは何度もPK戦をやっている(やってしまっている?)ので、
キッカーの情報はだいぶ知られてしまっているだろうから、
ジェバリ以外の選手がキッカーを務めても簡単じゃないだろうね。
ただ、ジェバ兄のシュートは止められたけど、弟分が黙っていない。
前線を走るヒュメットに安部が送ったフィードは、
マッチアップした福田に対応されたかのように見えたのだけど、
太田へのバックパスがヒュメットへの絶好のパスのような形になり、
ヒュメットが太田との1対1を冷静に制して前半13分にガンバが先制。
この日は雨の影響でピッチがスリッピーだったので、
福田のミスはラッキーと言えばラッキーなんだけど、
1対1を当たり前に決め切ってくれるストライカーがいるのは頼もしい限り。
その後もヒュメット、ジェバリ、美藤と次々にチャンスを作り出したけど、
京都の守備陣の体を張った守りに阻まれ、追加点は奪えず。
曹貴裁体制の京都との対戦でこれだけ内容が良いのは初めてだと思うけど、
今季は終盤に失点する試合が続いているだけに、後半の早い時間帯に追加点が欲しいところ。
わかっていても止められない
後半に追加点を奪いたいガンバは、
前半にイエローカードを貰っていたウェルトンに代えて食野を投入。
対する京都は松田に代えて本田を投入しただけでなく、
フォーメーションを4-3-3から3-5-2に変更してきた。
相手の布陣変更が予想外だったのか、
後半が始まってしばらくは自陣でプレーする時間が長くなってしまったけど、
すぐに適応して京都の勢いを殺すことに成功。
その後は後半20分にジェバリに代えて倉田、
後半29分にはヒュメットと安部に代えて南野と徳真といった具合に、
ミッドウィークに控えるACL2のバンコク戦を想定した交代カードを切っていくヴィッシング。
ただ、先述の通り、今季は終盤に失点する試合が続いているので、
1点リードだけでは心許ないという思いは拭えずにいたのだけど、
そんな心配を吹き飛ばしたのは背番号8。
セットプレーの流れから左サイドで半田が食野にパスを通すと、
食野の十八番とも言えるカットインからのインフロントで巻いたシュートが、
ファーサイドのゴールネットに突き刺さり、後半30分に待望の追加点。
3月の7連戦の終盤はプレーにキレが無くなってた食野だけど、
2週間のブレイクで俺たちが知っている食野亮太郎のプレーが戻ってきたね。
2点リードしたガンバは、ファイナルホイッスルに向けて試合をコントロール。
京都はエンリケ・トレヴィザンを前線に上げてパワープレーを仕掛けてきたけど、
なぜか前線にクロスを上げないなど、
選手同士で戦い方の意識が合ってないように見えて怖さは感じられなかった。
まあ、よそのチームのことをとやかく言うのもなんだけど、
シーズン開幕前に原が海外移籍したうえに、頼みのエースのエリアスもケガしたことで、
攻撃の形を失っているように見えたね。
(ガンバで言えばジェバリとヒュメットがいないようなものだからそりゃキツイわ)
結局、試合はそのまま2点リードを守り切りクリーンシートでガンバが勝利。
休養十分であればこれだけ出来るというのを証明するような試合だったと思う。
準々決勝の二の轍は踏まない
11連戦の初戦を勝利で飾ったガンバは、
中3日でACL2の準決勝バンコクユナイテッドとの1stlegに臨む。
準々決勝のラーチャブリーとの1stlegでは、
早い時間帯に先制を許して苦しい試合を強いられたので、
同じ轍を踏まぬよう、今度はガンバが先手を取って試合の主導権を握りたい。
願わくば、ラーチャブリーとの2ndlegのような心臓に悪い試合は見たくないので、
1stlegで準決勝の大勢を決めてしまいたいところだ。
ガンバ大阪2ー0京都サンガ
’13 デニス・ヒュメット
’75 食野亮太郎







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