【明治安田J1百年構想リーグ7節 ヴィッセル神戸vsガンバ大阪】勝ち点1を落とすも広島戦からの修正に手応え
少し休んでいったらどうですか?
120分の戦いを強いられたタイ遠征から中2日で臨んだサンフレッチェ広島戦で敗れ、
ヴィッシング体制になって初の90分での敗戦を喫したガンバ大阪は、
ヴィッセル神戸とのアウェイゲームに臨んだ。
近年の神戸との試合は対極のスタイルにあるチーム同士の対戦という印象が強く、
神戸の吉田孝行前監督が志向する縦に速いスタイルに苦戦することが多かったけど、
ガンバの監督交代により今季は似たスタイルのチーム同士の対戦になるので、
このタイミングで風向きを変えたいところだ。
神戸は1試合未消化ながらJ1百年構想リーグで首位に立つなど、
今季も盤石の強さを見せているけど、
せっかくの4カ月間のお祭りなのにこのまま走られても面白くないので、
ここら辺で一息ついてもらうとしますか。
中3日あればこれぐらいはやれる
2月28日の清水戦から始まった7連戦の6試合目に臨むガンバ大阪のスタメンは以下の11人。

前節の広島戦のスタメンから岸本、美藤、倉田、食野、奥抜が外れ、
半田、徳真、山下、ジェバリ、そして今季初スタメンとなるウェルトンが入った。
出場停止の岸本の代わりに池谷がベンチに入った一方で、
満田は今節もヴィッシングの中での序列を覆せず。
ミドルブロックを敷く戦い方を選択した前節の広島戦と異なり、
今節はアグレッシブに前からボールを取りに行く本来のスタイルに回帰。
神戸を自陣に押し込んでハーフコートゲームを試みるも、
せっかく獲得したCKのチャンスでちんたら小細工しているうちに神戸にFKを与えてしまうと、
このFKのセカンドボールから小松に決められ、あっさりと先制点を献上。
初瀬の対人守備の弱さを突かれた格好だったけど、
その後に体を投げ出すことが出来なかった三浦といい、
集中出来ていないと言われても仕方のないセットプレーの守備だったね。
早い時間帯に失点したガンバだけど、その後も60%を超えるボール支配率で神戸を押し込み、
ジェバリがフリーでヘディングシュートを放つなど、決定的な場面を作り出す。
しかしながらこれを決めきることが出来ず、良い試合の入り方をしながら早い時間帯で失点し、
苦戦を強いられたACL2準々決勝の1stlegが頭をよぎる展開に。
ところがそんな状況は思わぬ形で打破されることになる。
山下のクロスに合わせたヒュメットのヘディングシュートは前川にセーブされるも、
こぼれ球に反応した山川のクリアボールがヒュメットの膝に当たり、そのままゴールの中へ。
豪快なシュートでのゴールが多いヒュメットにしては珍しい形のゴールだったけど、
これでJ1百年構想リーグで4点目と、
いよいよ青黒のバットマンがトップスコアラーを射程圏に捉えたね。
その後も攻め続けるガンバだったけど勝ち越すまでには至らず、タイスコアでハーフタイムへ。
やはり中3日あれば選手の動きが良いよなと思いつつ、
終盤に足が止まってくることを考えると、後半の早い段階で勝ち越し点が欲しいところ。
またしてもクロージング出来ず
ジエゴに代えて後半頭から18歳の濱﨑を投入してきたスキッベに対し、
前半と同じ11人をピッチに送り出したヴィッシング。
前半低調だった神戸だけど、ハーフタイムでスキッベの喝が入ったのか、
後半になってガンバ陣に進入する回数が増え、一進一退の攻防が続くように。
そんな膠着状態を打破すべく、ヴィッシングはウェルトンに代えて食野を投入。
ウェルトンは交代になるようなパフォーマンスじゃなかったと思うけど、
やはり故障明けということで無理はさせられないのか、
ヴィッシングはだいぶ慎重に起用しているね。
その後も徳真とジェバリに代えて美藤と奥抜を投入するも均衡が破れず、
試合も終盤に差し掛かった頃、
あろうことか初瀬が小松にスパイクの裏を見せたタックルをお見舞いしてしまう。
個人的にはレッドも覚悟した中でイエローで済んで助かったけど、
この日の神戸は明らかに攻撃で初瀬を狙っていたせいか、
初瀬の中で古巣相手に舐められたくないという気持ちが高まりすぎて、
プレーが荒くなっているように見えたね。
すると、そんな初瀬のプレーでピッチが騒然とする中で試合が動く。
井手口の縦パスを中谷がカットした流れから、山下にパスが渡ると、
山下のパスを受けたヒュメットのシュートは前川にセーブされるも、
こぼれ球を山下が蹴り込んで、後半38分にガンバが勝ち越しに成功。
ACL2では得点を量産している山下だけど、リーグ戦はこれが今季初得点になるので、
この調子でリーグも得点数を伸ばして欲しいところやね。
1点リードしたガンバは、この試合のスコアラーであるヒュメットと山下に代え、
南野と池谷を投入して逃げ切り態勢へ。
ところが、今季のガンバはこの逃げ切りがあまり上手くいかない。
この試合も例外ではなく、永戸のサイドチェンジが濱﨑に渡ると、
濱﨑のクロスからジェアン・パトリッキにヘディングシュートを決められ、
昨年に続いてまたしても後半アディショナルタイムに失点を喫してしまった。
先日の清水戦ではカピシャーバ、今回の神戸戦ではパトリッキと、
元セレッソのブラジル人に決められるのはなんか癪に障るけど、
そのパトリッキを見るために投入されたのに、パトリッキのマークを外した池谷は、
プロになって2試合目にしてさっそく洗礼を浴びることになってしまったね。
結局、試合は2-2のまま終了。
今季7試合目にして既に4度目となるPK戦に勝敗の行方を委ねることになった。
中断期間に入る前に全てを出し切れ
清水戦以来のPK戦は、ガンバサポーターが陣取るアウェイゴール裏のエンドで実施。
先攻の神戸の1人目のキッカーのトゥーレルは、
試合中に山下と交錯して脚を痛めていたので、「蹴れるのか?」と思っていたら、
そのトゥーレルのシュートはクロスバーに弾かれて失敗。
1人目が失敗した神戸に対し、ガンバは5人全員が成功させ、今季3度目のPK戦勝利となった。
この試合も勝ち点2を得たと言うより勝ち点1を失った感覚が強い試合だったけど、
他会場の結果でJ1百年構想リーグの西地区で暫定首位に返り咲くことが出来たので、
及第点と言っても良い結果になった。
暫定首位で迎える次節の対戦相手は6連敗中で目下最下位のアビスパ福岡と言うことで、
7連戦の最後を勝利で飾りたいところだけど、
ガンバはどういうわけかこの手のチームに気前良く勝ち点を贈呈してしまう悪癖があるので、
土曜日はそんな悪癖が顔を見せないようにヴィッシングの手綱捌きに期待したいところ。
福岡戦が終わったらインターナショナルマッチウィークでに入るので、
博多の森で持てるものを出し切って、2週間の中断期間に入りたいところだ。
ヴィッセル神戸2ー2ガンバ大阪
PK(3ー5)
’6 小松蓮
’23 デニス・ヒュメット
’83 山下諒也
’90+4 ジェアン・パトリッキ







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