【明治安田J1リーグ32節 ガンバ大阪vsアルビレックス新潟】4発逆転勝利で最下位恐怖症も過去の話

目指すは公式戦6連勝

逆転で横浜F・マリノスを破り、公式戦5連勝を飾ったガンバ大阪は、
中3日でアルビレックス新潟とのホームゲームを迎えた。

昨季はルヴァンカップで決勝に進出するなど躍進を印象付けた新潟だけど、
今季は主力の流出が相次いだ影響で、現在12試合勝利無しで目下最下位に沈んでいる。

となると、確実に勝利を挙げたい相手だけど、昨季は最下位の札幌に負け、
今年の3月には開幕から勝利無しだったマリノスに負けたりと、
最下位&長い期間勝っていない相手には、謎のお人好しを炸裂させてしまうガンバさん。

ただ、ここは心を鬼にして、リーグ戦4連勝の勢いをそのままに新潟も降し、
元青黒戦士でもある新潟の入江監督の就任後初勝利は、まだ我慢してもらうことにしよう。
(入江さんのことを知らない若いガンバファンには知ったこっちゃないだろうけど)

先制点を取られてからがキックオフ

青黒の至宝のJ1通算300試合出場という節目となる一戦にあたり、
ポヤトスが選んだガンバ大阪のスタメン11人は以下の通り。

ACL2のラーチャブリー戦に備えてターンオーバーもあるかなと思っていたけど、
前節のマリノス戦からの変更は、アラーノと鈴木に代えてウェルトンと満田だけと、
必要最小限の変更にとどめてきた。

マリノス戦でのパフォーマンスを見る限り、
美藤や岸本あたりにもスタメンの機会を与えてもよさそうだが。

公式戦5連勝中の勢いをそのままに、序盤から多くのチャンスを作り出したのはガンバで、
ヒュメット、宇佐美、半田と立て続けに新潟のゴールを脅かすも、
低迷するチームで孤軍奮闘するGK田代の好セーブもあり、先制点を奪うまでには至らない。

「良い流れのうちに先制しておきたいなー」という思いとは裏腹に、
またしても先制点を献上してしまうのが我が軍。

一森のキックミスで与えたスローインの流れから、あっさりと中央を突破されてしまうと、
新井にJ1初ゴールを許し、早々にビハインドを背負ってしまう。

一森のミスの前にも、安部の軽率なロストの流れから長谷川にシュートを打たれる場面もあり、
チームとしてどことなくフワッとした感じがあったのは否めないね。

それでも、ここ最近逆転勝利が多いせいか、
「まだ試合は75分もあるから逆転できるやろ」と思えたのは自分だけじゃないだろう。

そんなサポーターの期待に応えたのは、やはり青黒の背番号7。

半田のフィードに抜け出した山下が右ポケットの深い位置を取ると、
マイナスの折り返しを受けた宇佐美が、
ゴールへパスするかのようなコントロールショットでゴールネットを揺らし、
前半のうちにスコアを振り出しに戻すことに成功。

「節目となる試合ではいつもゴールを決めてきた」と自分で言っていた宇佐美だけど、
今回も例外なくゴールを決めてしまうあたり、
やはりそういう星のもとに生まれた選手だなと思わざるを得なかったね。

毎度のことながら失点してしまうのは課題だけど、
前半の内容に鑑みて、後半で逆転することは十分可能と思える前半だったね。

この試合でも炸裂した逆転のガンバ

後半に逆転を期すガンバだったけど、
ハーフタイムで昼寝でもしていたのかと思うほどフワッと試合に入ってしまうと、
宇佐美からウェルトンへのパスがカットされた流れからロングカウンターを食らい、
奥村にゴールネットを揺らされ、再び1点ビハインドに。

なんだか、失点してからギアが上がったり、かと思えば後半開始早々にいきなり失点したりと、
ここ最近のガンバは、西野ガンバのリメイクでもやっているんだろうか。

半分寝たまま後半に入ってしまったガンバだけど、失点したことで再び目が覚める。

宇佐美のFKの流れからの混戦で、ヒュメットが浮き球を見事にコントロールすると、
ヒュメットの落としをウェルトンが蹴り込んで後半15分に再び同点。

さらにその4分後には、スローインの流れから満田がペナルティエリアに進入すると、
満田のクロスのクリアボールを安部が抑えの効いたボレーシュートを叩き込み、
あっという間に逆転に成功してしまった。

先日の2試合連続レッドカードで大顰蹙を買った安部だけど、
浦和戦での決勝ゴールを筆頭に、試合終盤でも落ちない運動量や、
過密日程でも試合に出続けるタフさですっかり信頼を勝ち取ったね。

1点リードしたガンバの攻勢はその後も続き、
舞行龍ジェームズのパスをカットしたヒュメットが敵陣を独走すると、
追いついた舞行龍を嘲笑うようなボールコントロールでかわし、
ファーサイドのゴールネットにインフロントで巻いたシュートを突き刺し、勝負あり。

ガンバ加入直後の前線の置物と化していたヒュメットを見ていた頃に、
押しも押されもせぬエースと化した今のヒュメットの姿は想像が出来なかったわ。

その後は、ウェルトン、ヒュメット、宇佐美と、この日ゴールを決めた3人に替えて、
奥抜、ジェバリ、美藤を投入して、試合をクロージング。

ジェバリが独走して田代と1対1になった場面が決まっていたら文句無かったけど、
まあ、それはACL2とリーグ終盤でのお楽しみということで。
(4日前にも同じことを書いた気がするが・・・)

まずはラーチャブリー戦にフォーカス

これで公式戦6連勝としたガンバは、
タイに遠征して中4日でACL2のラーチャブリー戦を戦い、
そこから中2日で目下リーグテーブルの一番上に立つ鹿島とのアウェイゲームと、
今季一番と言っても良い過酷な2連戦に臨む。

間違いなく難しい試合になると思うけど、
アジアの舞台で戦っているチームだけが挑める過密日程と、
それを乗り越えようとする総力戦感は、どこか懐かしくて誇らしい気持ちもある。

順位表の上の方にいるチームのサポーターは、
ガンバが鹿島に勝ってほしいと思っている人も多いと思うけど、
そんな人たちのことは一旦放っておいて、まずはACL2のグループステージ突破のため、
タイから勝ち点3を持ち帰ることに集中しましょう。

ガンバ大阪42アルビレックス新潟
’15 新井泰貴
’37 宇佐美貴史
’49 奥村仁
’60 ウェルトン
’64 安部柊斗
’75 デニス・ヒュメット