【明治安田J1百年構想リーグ10節 ガンバ大阪vsセレッソ大阪】弱り目に祟り目な大阪ダービー

どんな状況であれダービーで目指すは勝利のみ

必勝を期して臨んだACL2準決勝の1stlegで、
バンコクユナイテッド相手にウノゼロの敗戦を喫したガンバ大阪は、
中2日でホームでの大阪ダービーの日を迎えた。

来週に敵地で控えるACL2準決勝の2ndlegのことが気になる状況ではあるけど、
ダービーに負けていいダービーなんて無いし、
目の前の試合を戦えない選手は来週の試合も戦えないだろうから、
ピンク相手に全力で勝ちに行くのみ。

とは言え、中2日の我々に対し、セレッソは中6日と休養十分なので、
コンディション面のハンデを跳ね返すべく、交代で入ってくる選手の奮起に期待し、
桜の季節の終焉を宣言したいところだ。

半田負傷に先制点献上で泣きっ面に蜂

青黒の指揮官として初のホームでの大阪ダービーに臨む、
イェンス・ヴィッシングがパナスタのピッチに送り出した11人は以下の通り。

ポヤトスはダービーの時にアカデミー出身選手を重用する浪花節なところがあったけど、
この試合でボランチに倉田を起用したヴィッシングにも同じことが言えるのかもしれない。

また、宇佐美の復帰が近いという情報がある中で、
ジェバリに代わってトップ下のポジションに入った名和田は正念場。

そんな試合でまず試合の主導権を握ったのはセレッソ。

今季のセレッソは1トップに電柱タイプの櫻川を起用する戦い方が基本線だけど、
ここ最近結果が出ていないからなのか、ホームの神戸戦で好感触だった、
本職のCFを置かない布陣で、ガンバの守備の的を絞らせない攻め方をしてきた。

まあ、それを差し引いても、中盤のセンターラインの名和田、倉田、
徳真がフィルターとして機能せず、
相手ボールになると一気にディフェンシブサードまで運ばれてしまい、
DFラインに大きな負担を与えていたことが苦しい試合展開の要因になっていたね。

そんな試合展開でもなんとか失点せずに持ち堪えていたガンバだけど、
前半も30分を過ぎた頃に悪夢のような出来事が起きてしまう。

左サイドからカットインしてきた阪田に対し半田が対応に行くと、
左足をピッチについた時に膝を捻ってしまい、
近くにいた三浦から即座にバツマークが出て、岸本と交代になってしまった。

ピッチから出る時に担架に乗らず歩いていたので軽傷を祈りたいけど、
今のガンバで一番代えが効かない選手と言ってもいい選手だけに、
もし長期離脱となったらヴィッシングは頭が痛いだろうね。

そんな半田負傷交代でスタンドが騒然とする中、試合が動く。

ガンバの左サイドに出たボールに対し、中島がヒールで田中に繋ぐと、
ドリブルで前進した田中のスルーパスに反応したアンドラーデに東口の股を射抜かれてしまい、
前半40分に先制点を献上。

前から奪いに行ったところをことごとくかわされての失点だったけど、
そもそもこの失点の前の時間帯はガンバにシュートチャンスが続いていたので、
やはり決められるところで決めておかないとこうなるよね、と言いたくなる失点だったね。

前半のうちにスコアを振り出しに戻すことは出来ず、1点ビハインドでハーフタイムへ。

半田が負傷した場面に絡んだことで、ピッチを退く時に半田を気遣っていた阪田だけど、
前半終了間際にはその阪田も筋肉系のケガでピッチを退くことになったのは、
気の毒としか言いようがない場面だったね。

PK戦を積み重ねてしまった弊害

逆転するためにまず後半の早い時間帯に同点に追いつきたいガンバは、
前半に全く機能していなかった名和田と倉田を下げ、後半頭から南野と安部を投入。

困った時はどこのポジションでも出来るようなことを言われる倉田だけど、
若い頃にボランチのポジションで失格の烙印を押されて、
レンタル先の千葉で2列目の選手として開花した経緯もあるので、
中盤でゲームを作るようなタスクはやはり不向きみたいね。

また、前半は倉田と同様に低調なプレーに終始した徳真だけど、
後半から安部が出てきたら持ち直したあたり、
やはりこの選手はボランチを組む相手によってだいぶパフォーマンスの良し悪しが変わるね。
(過去にもダワンとは好相性だったけど、ラヴィとは最後まで合わなかったし)

選手を入れ替えたことで後半になって持ち直したガンバだけど、
山下とウェルトンに訪れた決定機は枠を捉えられず。

そんな折、安部のロングフィードに抜け出した南野が、
ペナルティエリア内で井上に倒されPKを獲得。

ヒュメットが蹴ったPKは中村に止められるも、
こぼれ球を安部が押し込んで、後半23分に同点に追いつく!
・・・と思ったら、これはVARのOFRの結果、
オフサイドの判定でノーゴールになってしまった。

こぼれ球を処理すべく中村が前に出ていたことで、
中村の後ろにいた選手がオフサイドラインになると言うレアケースだったみたいだけど、
そもそもヒュメットがPKを決められなかったことが全て。

ヒュメットのPKは相手GKに方向を読まれることが多いので、
個人的には南野に蹴って欲しかったのだけど、
この場面で蹴らせてもらえるほどチームメイトから信頼を得られていないようね。

終盤に山下に代わってピッチに投入された唐山が良い動きを見せていたのが収穫だけど、
唐山の場合、良い動きをしていたとかじゃなくて、そろそろ目に見える結果が欲しいところ。

結局、14分もあった後半のアディショナルタイムも、
途中出場の櫻川にコーナーキープでまんまと時間を使われてしまい、タイムアップ。

次の水曜日に控えるACL2準決勝の2ndlegに向けて勢いをつけるどころか、
2試合連続のウノゼロで勢いを削いでしまった上、
半田も負傷で失うと言う踏んだり蹴ったりの大阪ダービーになってしまったね。

今こそリバウンドメンタリティを

ホームでの大阪ダービーで痛恨の敗戦を喫したガンバは、
中3日でバンコクで行われるACL2準決勝2ndlegに臨む。

1stlegで退場になった中谷が出場停止な上、半田もケガで出場出来ない状況だけど、
大阪ダービーを全休したジェバリと美藤が攻撃面で活躍することで、
守備面の穴を埋めてくれると信じたい。

いずれにせよ、ACL2獲得は今季の至上命題なので、
どんなにブサイクな試合でもいいから決勝行きの切符を掴んで、
大阪に帰ってきて欲しいと思います。

ガンバ大阪01セレッソ大阪
’40 チアゴ・アンドラーデ