【明治安田生命J1リーグ8節 ガンバ大阪vsアビスパ福岡】冷え込んでいるのは吹田の夜だけではない

感染症の脅威とは常に隣り合わせ

開幕戦の神戸戦以降、歩みを止めていた我らがガンバ大阪が、
再びその足を動かし始めたのは先日の土曜日の広島戦から。

その広島戦のスコアレスドロー決着から中3日、
今節、ホーム・パナソニックスタジアム吹田に迎えるは昇格組のアビスパ福岡。

チーム活動再開後、いきなりの連戦になるけど、
神戸戦から広島戦まで1ヶ月以上公式戦から遠のいていたことを考えると、
今は疲労を考慮するより、多くの試合をこなして、
ゲーム体力を取り戻すことの方が重要かもしれないね。

ただ、大阪で新型コロナウイルスの変異株が流行している現状、
またチーム内でクラスタが発生して活動休止なんてことも考えられるので、
ガンバの試合が見られるようになったことに浮かれてばかりもいられないけども。

2試合続けて濃い目の塩分濃度

この日のガンバのスタメンはGKに東口、DFラインは右から小野瀬、三浦、昌子、黒川、
中盤にチュセジョンと井手口を並べ、2列目は右に福田、左に倉田で、
2トップは宇佐美とレアンドロ・ペレイラの11人。

メンバー表を見た時は、小野瀬は右のサイドハーフかウイングだと思ったのだけど、
蓋を開けてみたら右サイドバックだった。

右サイドハーフの福田が大外のレーンに開いて、
中のスペースを小野瀬に使わせたいという狙いはわかるのだけど、
前線の選手たちの動き出しの少なさも相まって機能しているとは言い難かったし、
個人的にはそのポジションは小野瀬である必要もないと思ってる。
(同じ役割は本職右サイドバックの髙尾でも出来るんじゃないだろうか)

しかしながら、昨年あれだけアンカー+3バックの布陣に固執していたことを思うと、
今後も小野瀬の右サイドバックをお目にかかる頻度は多そうやけどね。

ただ、全体的に低調な前半ではあったけど、
ボランチで起用されたチュセジョンのダイナミックな展開力には目を瞠るものがあった。

タッチライン際に開いた福田や倉田にピタリと届くフィードは、
クリエイティブな組み立てをする山本とはまた違ったオプションになりそうやね。

対する福岡も、ガンバのミスを突いてボールを奪う場面はあるものの、
奪ってからのクオリティが低く、決定機らしい決定機と言えば、
42分に右サイドの湯沢から渡にあげたクロスぐらいだっただろうか。
(とは言えヒヤッとしたけど)

ガンバも井手口やレアンドロ・ペレイラ、宇佐美に決定機が訪れるも、
決め切ることが出来ず、なかなか塩分濃度の濃い前半だったように思う。

左足の悪魔はどこへ

裏を狙う動きが増え、福岡のゴール前での局面が多くなったものの、
全体的に間延びしてスペースが生まれたことで、福岡の選手たちが、
東口が守るゴールマウスに迫る場面も増えた後半。

冒頭にも触れた通り、ゲーム体力の部分ではガンバは分が悪いので、
早めに選手交代のカードを切った方がいいんじゃないかと思っていたのだけど、
積極的なベンチワークを見せていたのは福岡の長谷部監督のほう。

対する宮本監督は、後半の飲水タイムに入る少し前に1枚目の交代カードを切ったけど、
倉田に代えてチアゴ・アウベスという狙いがよく分からないものだった。

と、言うのも、チアゴ・アウベスって、
右サイドから中央に進入してプレーするのを好むので、
右サイドバックの小野瀬がオーバーラップして使いたいスペースと被ってしまう。

結局小野瀬は、チアゴ・アウベスが入ってから、
大外のレーンをアップダウンするという、典型的なサイドバックの動きをしていたけど、
本職でない小野瀬にそんな仕事をさせるんだったら、
チアゴ・アウベスを投入するのと同時に髙尾を投入するか、
福田を右サイドバックに下げるかした方がいいんじゃないかと思ったね。

まあ、交代で入ったチアゴ・アウベスが決勝ゴールを決めるなりしてくれたら、
結果オーライで万々歳だったけど、GKをかわしてガラ空きのゴールにシュートするだけという場面で、
シュートすら打てずという、2月のゼロックスで見せたプレーを再現する始末。

結局、交代で入ったパトリックや一美も、
10分そこそこの出場時間で結果を残せるわけもなく、2試合連続のスコアレスドロー決着。

活動再開後2試合目と言うエクスキューズは出来るけど、
もっと出来ることはあったんじゃないかと思うところもあり、
どことなく消化不良な2021年シーズンのホーム開幕戦だったね。

スコアレスはもういらない

次節は中3日でアウェイの柏戦。

西野監督時代は得意としていた日立台は、
今やすっかり苦手なスタジアムになってしまったけど、
そんな根城を拠点とする黄色のチームは、現在、1勝1分6敗と絶不調。

とは言え地力はあるチームなので、弱っているうちに叩いておきたいところ。

開幕戦も含めると3試合連続無得点と、冷え冷え状態の我が軍の攻撃陣ですが、
2試合連続無失点の守備陣は次の日曜日もやってくれると思うので、
呉屋の恩返しゴールに警戒しつつ、今季初得点を挙げて初勝利といきたいね。

ガンバ大阪00アビスパ福岡