【ラグビートップリーグ パナソニックワイルドナイツvs東芝ブレイブルーパス】ラグビーの魅力を十分に堪能した首位攻防戦

専スタが素晴らしいのはサッカーに限った話ではない

先月、相模原ギオンスタジアムにてラグビートップリーグを初観戦した僕ですが、
今日もトップリーグ観戦のために熊谷ラグビー場に行って来ました。

熊谷ラグビー場がある熊谷スポーツ文化公園は、
ガンバ大阪が大宮アルディージャと試合を行った時に訪れたことはあるけど、
ラグビー場に入るのはもちろん今回が初めて。

昨年日本で開催されたラグビーワールドカップで使用するために
改修されたばかりのスタジアムということもあって、
コンパクトで奇麗なスタジアムという印象。
(願わくば客席に屋根が欲しかったけど)

また、先月の相模原での試合は陸上競技場での開催だったこともあり、
ピッチの熱が陸上トラックによって、
スタンドに届く前に削がれているような印象があったけど、
熊谷ラグビー場には陸上トラックが無いので、
選手の声やがぶつかり合う音がスタンドまで届いて臨場感抜群。

球技は球技専用のスタジアムで見るに限るというのは、
サッカーに限った話ではないね。

見応え十分の首位攻防戦

この日の熊谷ラグビー場は、キヤノンイーグルスvsHONDAHEATと、
パナソニックワイルドナイツvs東芝ブレイブルーパスの2本立て。

高校サッカー選手権では同じ会場で1日2試合というのは当たり前だけど、
プロの試合ではあまり無いので斬新だったね。
(まあ、トップリーグは完全なプロではないけど)

HONDAのベイデン・カーと、キヤノンの田村という、
トップリーグを代表するSOの対決があった第1試合も見応えがあったけど、
第2試合のパナソニックと東芝は両チームともここまで全勝ということもあり、
スピード感や当たりの強さが第1試合から上がったのが、素人目にもわかるほどだった。

後半の途中まで一進一退の非常に見応えのある攻防が続いていたのだけど、
そんな中でパナソニックに一気に流れを持ってきたのは、
後半32分のSHの小山のトライだったね。

密集地帯からボールを出すべく後ろにパスをすると見せかけて、
前進してトライを奪ったプレーは、東芝の選手だけでなく、
スタンドの観客も騙されたプレーだったんじゃないだろうか。

あのプレーで東芝は精神的にダメージを受けた格好になり、
後半43分にもパナソニックにボーナスポイントを与えるトライを許してしまったね。

にわかラグビーファン的見どころ

パナソニックには稲垣、堀江、松田、東芝にはリーチマイケルと、
昨年のワールドカップで日本中を沸かせた日本代表選手のプレーを見ることも、
僕のようなにわかがとっつきやすいこの試合の注目ポイントの一つ。

先月の相模原での試合では出場期間が短かった稲垣も、
この試合ではスタートから後半27分まで見ることが出来たし、
堀江に関しては、そのいかつい風貌に似合わずノールックパスなどお洒落なプレーをする、
意外な一面を見ることが出来たのは非常に満足。

しかしながらリーチマイケルに関しては、
彼がボールを持つ度にスタンドから起こるとされる、
”リーチコール”がどんなものなのか期待していたのだけど、
「リーチ!!」と叫んだ後に、どこからともなく笑い声が聞こえてきたのには残念だった。

まだリーチマイケルを応援するというよりは、
「リーチ!!」って叫ぶこと自体を面白がっている観客の方が多いというのが、
現状なのだろうかね。

ラグビーでもカンピオーネは歌うのか

終わってみれば思わぬ大差がついた首位攻防戦だったけど、
ラグビーの面白さをより味わった80分間だったと思う。

3月と4月の試合はチケットが取れなかったので、
次回の観戦は5月9日まで空いてしまうのが残念だけど、
5月9日はトップリーグの最終節なので、
もしかしたら、パナソニックが優勝を決める試合になるかもしれない。

次回の熊谷ラグビー場は、キャプテンの堀江がシャーレ?トロフィー?を、
天高く掲げる姿を期待しながら訪れたいと思います。

パナソニックワイルドナイツ4627東芝ブレイブルーパス