【明治安田J1百年構想リーグ4節 ガンバ大阪vs清水エスパルス】勝ち点2を得たと言うより勝ち点1を失った試合
勝利で7連戦を始めよう
先週末、敵地で難敵・ファジアーノ岡山を降したガンバ大阪は、
中5日で清水エスパルスとのホームゲームに臨んだ。
神戸をJ1連覇に導いた吉田孝行を監督に招聘した清水だけど、
ここまで勝利したのは前半に相手に退場者が出た前節の神戸戦だけと、
流石にまだそのメソッドをチームに浸透できていないようなので、
叩いておくなら調子が上がっていない今のうち。
まあ、ガンバもガンバでケガ人が多くて苦しい台所事情だけど、
特に離脱者が多いDFラインに補強の噂が聞こえてくるなど、
珍しく迅速なムーブをする強化部に今季に懸ける意気込みを感じられるので、
現場だけでなく編成も一丸になってこの難局を乗り切りたいところだ。
耐えて持ってきた流れ
7連戦の初戦を勝利で飾りたい青黒のスタメンは以下の11人。

前節の岡山戦を欠場した安部がスタメンに戻ってきたと思ったら、
ジェバリと清水サポーターが大好きな山下はベンチ外。
なかなかベストメンバーを組めない中でスタメンに抜擢された名和田と唐山は、
チームを勝利に導けるか?
まず試合の主導権を握ったのは清水。
吉田監督の得意戦術であるロングボールとハイプレスのセットメニューで、
ガンバは自陣に釘付けにされてしまう。
ただ、今季のガンバが昨季と決定的に違うのは、
悪い時間帯にズルズル行かずに凌ぎ切れるところ。
あれだけ清水に押し込まれながらもピンチらしいピンチは、
三浦がゴールライン上でヘディングでクリアしたカピシャーバのシュートぐらいで、
東口の手を煩わせるようなシュートは飛んで来なかった。
一方の攻撃陣は、ジェバリ不在の影響で前線でボールが収まらず、
なかなかチャンスすら作れずにいたけど、そんな状況で先制したのはガンバ。
名和田、唐山との連携から放ったヒュメットのシュートが清水の選手に当たり、
ループシュートのような軌道を描いて清水のゴールへ向かって飛ぶと、
沖がこのシュートを指先で掻き出したところを食野がプッシュし、前半27分に先制に成功。
今季は開幕からコンスタントに出場機会がありながら、
シュートを打っても打ってもなかなか決まらなかった食野だけど、
1本出たことで、ようやくケチャップの蓋は開いたかな。
1点リードしたガンバは、それまでの劣勢が嘘のように敵陣で試合を進め始める。
すると今後は、ペナルティエリア中央で安部の楔を受けたヒュメットが右に持ち出すと、
豪快に右足を振り抜いてニアサイドを射抜き、前半41分に追加点。
ニアしかシュートコースが無い中でニアに決められた沖のミスとも言えるけど、
2試合連続ゴールとここに来て青黒のバットマンの調子が上向いてきたね。
その後も、3点目を取るチャンスはあったものの、結局2点リードでハーフタイムへ。
ミッドウィークにACL2の試合があることを考えると、
早めに3点目を取って主力を温存したい試合展開やね。
2−0は危険なスコアとはよく言ったもの
後半に追加点を奪って試合を決めてしまいたいガンバは、
ハーフタイムで名和田と唐山を下げ、後半頭から倉田と南野を投入。
前節の岡山戦で南野が決勝ゴールを挙げたことで、
「次は自分」と息を巻いていた名和田だけど、唐山も含め前半のプレーは正直物足りなかった。
解説の長谷川健太も指摘していたけど、前半にヒュメットがカウンターで抜け出した場面は、
スプリントしてヒュメットからのパスを受けられる場所に走り込んで欲しかったね。
ただ、前節の活躍で名和田に刺激を与えた南野もこの日はNOT HIS DAYで、
2度決定機が訪れるもいずれも決めきることが出来ず、
結果的にこの決定機逸が、この後の試合展開を難しくしてしまった。
3点差にするチャンスを逃したガンバだけど、その後も試合の主導権は握り続け、
食野に代えて奥抜、ヒュメットに代えて今季初出場の満田と、
ACL2に備えて主力を温存する采配を見せるヴィッシング。
ところが、吉田監督が小塚に代えてステファンス、
パク・スンウクに代えて北爪を投入した後半32分あたりから、
徐々に試合の流れが清水に傾いていく。
すると、北爪の右サイドからのアーリークロスが逆サイドに抜けたところを、
左サイドからカピシャーバに折り返されると、
これを中で北川にワンタッチで決められ、後半38分に1点返されてしまう。
さらにその3分後には、宇野の右サイドからのクロスが逆サイドに抜けると、
これをカピシャーバに左足で決められ、スコアを振り出しに戻されてしまった。
セレッソ時代も含めて何回カピシャーバにやられたら気が済むのかと、
文句の一つや二つ言いたいところではあるけど、後半のここまでの試合展開を考えると、
3点目を取って早い段階で試合を終わらせることが出来なかったのが全ての元凶やね。
結局試合はこのままタイスコアで試合終了の笛。
前半終了時には想定すらしていなかったPK戦に臨むことになってしまった。
この日決められなかったゴールは水曜日に決めてくれ
2週間前の名古屋戦以来のPK戦に臨むガンバ。
今回は名古屋戦の時と違ってカテ6側のゴール裏に向かって蹴る形になったけど、
ホームゴール裏側の時だとガンバのキッカーにもプレッシャーがかかっている感があったので、
むしろ今回の方が蹴りやすかったんじゃないだろうか。
ガンバのキッカーが5人全員成功したのに対し、清水は4人目のキッカーの松崎が、
東口がかなり早めに動いてしまったのにも関わらずミスショットで枠を外し、決着。
(ガンバの最後のキッカーの徳真のシュートは正直止められたかと思ったけど・・・)
勝ち点2を獲ったと言うより勝ち点1を失ったという体感の試合だったけど、
何度かここで書いているように、個人的に百年構想リーグの勝敗はさほど重視していないので、
4日後のACL2の試合で勝ってくれれば問題なし。
何やら対戦相手のラーチャブリーは、
元岡山のグレイソンを筆頭にウインターブレイクに積極的に補強して、
昨年のグループステージのガンバとの試合に出ていなかった選手も多くいるそうだけど、
サッカーは足し算で強くなれるほど単純なスポーツではない。
来週、タイで行われる2ndlegに長崎戦から中2日で臨まないといけないことを考慮すると、
中3日で臨める1stlegで出来るだけ得点差をつけて勝利しておきたいね。
ガンバ大阪2ー2清水エスパルス
PK(5ー4)
’27 食野亮太郎
’41 デニス・ヒュメット
’83 北川航也
’86 カピシャーバ










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