【明治安田J1百年構想リーグ6節 サンフレッチェ広島vsガンバ大阪】無理ゲーをクリア出来なかっただけの話

身体は疲れていても頭はクリアに

120分の激闘の末にACL2ベスト4進出を決めたラーチャブリーでの一戦から中2日、
我らがガンバ大阪はサンフレッチェ広島とのアウェイゲームに臨んだ。

中2日と言っても、試合時間や時差を考えたら実質中1.5日ぐらいなので、
もはやピッチに立っているだけでも賞賛に値する状況だけど、
そんな鬼畜な日程にもチームからネガティブな雰囲気が感じられないことに、
現在のチーム状態の良さが伺える。

対する広島も水曜日のACLEの試合から中2日だけど、
2試合続けてのホームゲームなので移動は発生していないし、
先週末のリーグ戦も延期になっているので、
ガンバの選手たちよりコンディションが良いのは間違いないだろう。

ただ、ACLE敗退によるショックは少なからずあるはずなので、
ガンバとしてはそこにつけ込んで勝ち点をもぎ取りたいところだ。

ゴラッソに崩されたゲームプラン

共に今季から初めてJリーグで指揮を執る38歳のドイツ人監督同士の対戦で、
ヴィッシングが選んだスタメンは以下の11人。

先のラーチャブリー戦のスタメンから半田、徳真、山下、ジェバリが外れ、
岸本、美藤、奥抜、倉田が入った。

加入が発表されたばかりのフィリップ・マックスがさっそくベンチ入りする一方で、
過密日程にも関わらず古巣対戦でメンバー外となった満田の心境やいかに・・・。

通常であれば、前線から積極的にボールを奪いに行くガンバだけど、
この試合では体力面を考慮してかミドルブロックを敷き、
プレーが切れるたびに一呼吸入れるような戦い方を選択。

となると広島が試合の主導権を握ったのも必然で、
60%を超えるボール支配率を記録してガンバを押し込んできた。

チャンスらしいチャンスは大迫の正面を突いた食野のシュートぐらいで、
何度もCKを与えてしまう苦しい展開の中、
ピンチらしいピンチはドフリーで打たせた鈴木章斗のヘディングぐらいと、
粘り強く守ることは出来ていたと思う。

これはスコアレスで前半を終えることが出来たら御の字かな・・・と思っていたら、
ガンバの左サイドでの広島のスローインから川辺に逆サイドに展開されると、
このサイドチェンジを受けた新井がドリブルで持ち上がり、
そのまま無回転ミドルを叩き込まれ、前半41分に失点。

新井には一昨年のピースウイングでの試合でもスーパーミドルを決められているし、
どうも相性が悪いね。

結局、前半のうちにスコアを振り出しに戻すことは出来ず、
1点ビハインドでハーフタイムを迎えることになってしまった。

悪いことは続くもの

1点を追うガンバは、3日前のラーチャブリー戦で120分出場したジェバリを、
食野に代えて後半頭から投入し、倉田のポジションを左サイドハーフへ変更。

ラマダン中で万全のコンディションでないにも関わらず、
ガンバのために戦い続けるジェバリには頭が下がる一方、
それほど酷使されているわけでもないのに前半で交代になってしまった食野には、
さらなる奮起を促したいところ。

そんなジェバリが入ったことで、前半と比べれば前線でボールが収まるようにはなったけど、
引き続き広島のペースは変わらず。

そこでヴィッシングは、奥抜と安部に代えてウェルトンと山下を投入し、
今度は倉田のポジションをボランチに変更。

これでチームのギアを上げたいところだったけど、皮肉にも次のゴールも広島。

岸本のパスが中村に引っかかってジャーメインに渡ると、
ジャーメインのパスを受けた中村にゴールネットを揺らされてしまった。

岸本は失点に絡んでしまっただけでなく、この直前のプレーでイエローも貰っていたので、
交代させても良かったんじゃないかと思ったのだけど、
日程を考慮して半田を使いたくないのか、負けている状況でDFを交代させたくないのか、
岸本をピッチに残す選択をしたヴィッシング。

そんなヴィッシングの期待に応えてほしい岸本だったけど、
後半40分にも中村を倒して2枚目のイエローを貰ってしまい、
開幕節の大阪ダービーに続き今季2度目の退場となってしまった。

これにより、温存したかった半田も起用せざるを得なくなってしまったし、
過密日程を戦うチームに迷惑をかけてしまったことを猛省してほしいね。

下を向くよりも体力回復を優先

結局、ガンバは最後までいいところなく2-0で敗戦。

まあ、試合が始まる前からこの結果は覚悟していたけど、
実際に今季初の90分での負けという結果を目の前にすると悔しさはあるね。

ただ、また中3日で神戸との試合が組まれているので、下を向いている暇は無い。

少しでも良い状態で神戸に乗り込めるように、この試合のことはもう忘れて、
よく寝てよく食べて来週の水曜日を迎えてほしいね。

サンフレッチェ広島2ー0ガンバ大阪
’41 新井直人
’68 中村草太