【キリンチャレンジカップ 日本vsエルサルバドル】ほぼ90分間の数的優位で何を得たのか

楽しみはかつての所属選手

カタールワールドカップの閉幕から約半年が経ち、
あの熱狂の日々もどこか遠いものになりつつある中、
我らが日本代表は3月にヨドコウで行われたコロンビア戦以来、3ヶ月ぶりの試合に臨んだ。

今回の代表チームにはガンバの選手は誰も招集されていないので、
我々ガンバサポーターの楽しみとしては、
カタールワールドカップ以来空き番号となっていた背番号10を背負うことになった堂安が、
どんなプレーを見せてくれるのかといったところや、
6月20日にパナスタ行われるペルー戦で中村敬斗が凱旋出場するかどうかといったところか。

いずれにせよ、3月に行われたウルグアイ、コロンビアとの2試合で、
日本代表は勝利を挙げることが出来なかったので、
この日の対戦相手であるエルサルバドルに勝利して、
森保監督2期目の初勝利を挙げて欲しいところだ。
(豊スタもパナスタも日本代表の勝率が悪いのが気がかりだけど・・・)

前半3分で勝負あり

選手時代に森保監督との対戦経験があるという、
ウーゴ・ペレス監督率いるエルサルバドルと相対する、日本代表のスタメン11人は以下の通り。

3月の代表戦では、ウルグアイとコロンビアという強豪が相手ということもあってか、
守備を意識してダブルボランチで戦っていたけど、
今回の対戦するエルサルバドル相手ではボールを持つ時間が長くなると踏んでか、
カタールワールドカップのアジア最終予選でお馴染みだった、4-3-3のシステムに回帰してきた。

三笘は左SBが誰になるかによってパフォーマンスが変わるところがあるので、
森下との組み合わせがどう出るか気になったけど、全体的には違和感の無い布陣だと思った。

そんな試合は開始直後からいきなり動く。

三笘がこの日最初のボールタッチで左サイドからドリブルを仕掛けてファウルを貰うと、
このファウルで得たFKを谷口がヘディングで決めて前半1分で日本が先制。

さらに、日本の前線からのプレスがエルサルバドルのビルドアップのミスを誘うと、
GKと1対1になった上田をロドリゲスが倒し、PK獲得。

このPKを上田自身が決めてA代表初ゴールを挙げるとともに、
ファウルを犯したロドリゲスはDOGSOで一発退場になった。

その後は、前半3分で数的優位に立った日本がエルサルバドルを圧倒。

三笘の折り返しを久保が決めて前半25分に3点目を挙げると、
前半終了間際には、三笘が左サイドからカットインしてシュートを放つと、
GKのセーブに遭ってゴールマウスに向かって転がっていたボールを堂安が押し込んで、
前半だけで4点のリードを奪った。

まあ、日本が勝っているのを見るのは悪い気はしないけど、
ここまで大味で一方的な試合になると、11人対11人の試合を見たかったなという思いは強いね。

ロドリゲスのファウルはレッドカードに相当するものだったので、
マドレイ主審の判定は妥当だったと思うけど、
この試合では杓子定規な笛を吹かずにイエローで留めておいた方が良かったんじゃないだろうか。

青黒の新旧38

前半だけで4点リードした日本は、後半から菅原と三笘に代えて相馬と中村敬斗を投入。

中村敬斗は3月のウルグアイ戦では試合終了間際にちょろっと試合に出ただけなので、
実質、ちゃんと日本代表の試合に出場するのはこの試合が初めてと言っていいだろうね。

左サイドから切り込んで右足で強烈なシュートを放つなど、
投入直後から積極的な動きを見せていた中村敬斗は、
後半15分に久保の股抜きパスを受けて代表初ゴール。

ガンバから大志を抱いて海外に羽ばたいたものの、上手くいかない時間が長かったと思うけど、
日本代表のユニフォームを着て結果を残せたことで、
トウェンテやシントトロイデンで過ごした苦しい時間が一つ報われたんじゃないだろうか。

そして、その中村敬斗のゴールを見届けてから、
川辺との交代でベンチに退いた堂安との約20分間の共演は、
ガンバサポーターにとって胸が熱くなる時間だったね。

その後、上田との交代でピッチに入った古橋も、
相馬のクロスからヘディングでゴールネットを揺らし、終わってみれば大量6得点。

3月の代表戦では招集外となった古橋だけど、今回メンバー入りした理由は、
押し込まれる展開が想定されるウルグアイやコロンビアと違って、
エルサルバドルは日本が押し込む時間が長くなることが予想されるので、
セルティックで引いた相手を崩す戦いに慣れている古橋は適任だからといったところだろうか。

だとすると、次の対戦相手はエルサルバドルよりも手強いペルーなので、
強豪相手の試合でも代表に招集されるためには、
次の試合でもゴールを決めてアピールしておきたいところやね。

鬼門・吹田を突破せよ

次戦は、来週の火曜日に我らがホームパナソニックスタジアム吹田でペルーと対戦。

今回のペルー代表は、主力どころが遠征に帯同しておらず、
元バイエルンでもうすぐ40歳のゲレーロがメンバーに入っているような編成だけど、
パナスタでの代表戦はどうも戦績が良くないので、
かつてパナスタをホームとして戦った2人に悪いイメージを払拭して欲しいところだ。
(まあ、昨年のチュニジア戦の敗北がジェバリのガンバ入団のきっかけになったのであれば、
無駄な敗戦ではなかったけども・・・)

また、エルサルバドル戦では出番の無かった、
鎌田や伊東純也、遠藤航といった常連組に奮起してもらって、
「日本代表は強かったね」という印象を多くの人に植え付けて、
6月のインターナショナルマッチウィークを終えたいところだ。

日本60エルサルバドル
’1 谷口彰悟
’4 上田綺世
’25 久保建英
’44 堂安律
’60 中村敬斗
’73 古橋亨梧