【全国高校サッカー選手権大会 3回戦 帝京長岡vs昌平】埼スタで炸裂した理不尽な個は浦和駒場では不発に終わる

新年の挨拶は今年も浦和駒場から

明けましておめでとうございます。
2026年もインターネット上に駄文を垂れ流す予定の本ブログをよろしくお願いします。

2026年のサッカー始めは、浦和駒場スタジアムで開催される高校サッカー選手権の3回戦から。

新年が始まって2日目にも関わらず、スタンドを埋めたフットボールジャンキーのお目当ては、
地元・埼玉県の昌平が登場する第2試合。

昌平と相対する帝京長岡もプレミアWEST所属とあって、
激戦必至の好カードは14時10分にキックオフの笛が鳴らされた。

帝京長岡は武南のようにはいかない

マイボールを大事にしてショートパスとドリブルを交えてゴールに迫るという、
お互いに同じスタイルのチームだと思うのだけど、
帝京長岡がイメージ通りフットサル仕込みのテクニカルなサッカーをする一方で、
マイボールになったら早めに前線に縦パスをつける昌平。

今季の昌平は、7番長と10番山口という突出したタレントを擁しているからか、
彼らにスペースがある状況でボールを渡して勝負させたいようで、
例年の昌平とはちょっとイメージが違うチームになっているね。

ただ、11月の埼玉県予選の決勝の武南戦でも、
最終的に長の個人技で得点して勝利したものの、武南の拙攻に救われた部分も多く、
チームとしての完成度は例年よりも低い印象を受けていたのだけど、
やはり武南よりも個の技術が高い帝京長岡の選手たちを相手にするとやられてしまう。

帝京長岡の30番上田が右サイドに流れて起点を作ると、
クロスからゴール前でスクランブルが発生し、
最終的には20番樋口のシュートがディフェンスに当たってゴールマウスに吸い込まれ、
前半15分に帝京長岡が先制。

得点を挙げた樋口は、テクニカルなサッカーを志向する帝京長岡において、
ダイナミックに中央を持ち上がって攻撃にアクセントをつけていて、
面白いボックストゥボックスの選手だなと思ったね。

その後も昌平は長と山口を中心に帝京長岡守備陣に脅威を与えていたけど、
帝京長岡が終始試合の主導権を渡さず、1点リードでハーフタイムへ。

帝京長岡の試合運びは素晴らしいと思ったけど、
一発のある選手を揃えている昌平が相手だけに、後半に追加点を奪いたいところ。

高校サッカーでもVARの導入を

1点を追う昌平は、後半開始早々にビッグチャンス到来。

ゴール前で山口に絶好のシュートチャンスが訪れるも、
左足から放たれたシュートは大きくクロスバーの上へ外れてしまい、ゴールならず。

結果論だけど、ここで同点に追いつけなかったことが勝負の分かれ目だったように思う。

後半が始まっていきなり肝を冷やした帝京長岡だったけど、
その後は再び落ち着きを取り戻し、ボールを握って試合を進めていく。

その中で目を引いたのは、後半頭から上田に代わって投入された9番児山という選手で、
上背はそれほどないものの身体が強く、背負ってボールを受けられる上にスピードもあり、
裏へ長いボールを蹴っておけば1人でチャンスを作れそうな選手だと思った。

特筆すべきはまだ1年生とのことで、次回、その次の大会でも見たい選手だね。

1点を追う昌平は、埼玉県予選の決勝でも途中投入されて流れを変えた18番齋藤を投入するも、
結局、最後まで帝京長岡のゴールを割ることが出来ず、試合終了の笛。

後半アディショナルタイムの帝京長岡のPA内でのチャージはPKだったように見えたけど、
ノーファウルになってしまったのはアンラッキーだったね。

まあ、VARが無い高校サッカー選手権ではどうしようもないけど、
駒沢で行われた東福岡vs興國の試合ではもっと致命的なミスジャッジが起きているので、
主催者は早急に対応する必要はあると思うね。

1月10日に千駄ヶ谷のピッチに戻るのは?

12月28日に開幕した高校サッカー選手権も次はいよいよベスト8。

流経大柏や大津といった強豪が順当に勝ち進む中、
Jリーグの茨城旋風に乗ってか茨城県代表の鹿島学園も準々決勝に駒を進めるなど、
面白い8校が揃ったという印象。

各地での激闘を終えて国立に戻ってくるのはどの高校になるのか、今から楽しみでならないね。

帝京長岡10昌平
’15 樋口汐音