【明治安田生命J1リーグ10節 浦和レッズvsジュビロ磐田】塩試合の思わぬ結末

塩分濃度高めの一戦

明日のFC東京戦に行くことも考えたのだけど、今月は大阪ダービーもあるので、
財布と相談した結果、月に2回のホーム参戦は断念し、
浦和と磐田の試合を見に埼玉スタジアムに野次馬しに来ました。

両チームの今季の戦いぶりを全て把握しているわけではないけど、
内容が悪いなりにも勝ち点を積み重ねるという、
いかにもオリヴェイラのチームらしい戦い方で上位をうかがう浦和と、
昨季から続く得点力不足と融通の効かない名波の選手起用により、
低迷している磐田というのが僕なりの見立て。

大型連休中に行われた一戦ということもあり、
5万人以上の観客を集めた一戦は、なかなかの塩試合だった。

山中の使い方はそれでいいのか

3バックのイメージが強い磐田だけど、この日は4バックを採用し、
前線にはロドリゲスとアダイウトンというキープ力に長ける二人を並べてきた。

対する浦和は、昨季からお馴染みとなっている3ボランチ5バックで応戦。

ロドリゲスとアダイウトンにくさびのパスが入ると、
マウリシオ、槙野、鈴木の3CBがきっちりと対処し、
磐田のチャンスの芽を摘み取っていったけど、
かと言ってそこから効果的にカウンターを繰り出していたわけでもなく、
前半は両者ともにゴール前の攻防は少なめで、中盤での潰し合いが多いという展開だったね。

僕が気になったのは、浦和の左WBで先発していた山中の起用法なのだけど、
この試合での山中は終始左サイドのタッチライン際に張っていて、
ピッチ中央に侵入してくる動きは皆無だった。

柏や千葉でプレーしていた時は平凡な左サイドの選手だった山中がブレイクしたのは、
マリノスで与えられた偽インテリオールという役割を
完全に自分のモノにしたからだと思っているので、
この試合のようにプレーエリアをサイドに限定させるのは
彼の持ち味を殺すことになるんじゃないだろうか。

もし、サイドの選手のプレーエリアをサイドに限定させたいのであれば、
連携面で一日の長がある宇賀神を起用した方が良いんじゃないかと思ったね。

自らブレーキを踏んだオリヴェイラ

お互いに決め手を欠き迎えた後半、先に動いたのはオリヴェイラの方だった。

武藤に代えて汰木、長澤に代えてマルティノスを立て続けに投入したけど、
この選手交代が完全に悪手。

今季、山形から加入したばかりの汰木は味方とパスのタイミングが合わず、
前線を浮遊しているだけ。

マルティノスに至ってはインサイドハーフのポジションでボールロストを連発し、
磐田のカウンターの起点になってしまっていた。

武藤と交代で入れるのは汰木ではなくナバウトの方が良かった気がしなくもないし、
そもそも、マルティノスって、スピードは魅力的だけど足元の技術は不安定なので、
マリノス在籍時のように、ウィングのポジションに置いて、
マイボールになったらヨーイドンで前に走らせる起用法しかないと思うのだけど、
何を思って長澤のポジションにそのまま入れたんだろうか。

この時点の選手の顔ぶれだと、エヴェルトンを1列下げて青木とダブルボランチにして、
前線は興梠を頂点にして2シャドーに汰木とマルティノスにした方が良かったと思う。

試合終了間際に思いもよらぬプレゼント

選手交代で流れを失った浦和に対し、攻勢を強めていった磐田だけど、
得点するまでには至らず、後半もアディショナルタイムに突入。

このままスコアレスドローかなと思っていたら、
左サイドに開いていた青木から西川に返したバックパスが弱く、
これをロドリゲスがかっさらってゴールネットを揺らしてみせた。

歓喜に沸くアウェイゴール裏。

試合後、槙野をはじめとした浦和の選手たちが主審の松尾に詰め寄っていたけど、
確かにこの日のジャッジは磐田寄りな気がしなくもなかったけども、
それ以上に浦和が自滅した印象の方が強い試合だった。

ガンバサポーターの僕としては、
残留争いのライバルの磐田が勝ち点3を積み上げるのは複雑だけど、
この試合の磐田は、終始、粘り強く球際を戦っていたし、
勝ち点3に値する戦いは見せていたと思う。

この試合の結果を受けて、
ガンバの順位は暫定ながら入れ替え戦圏内の16位になってしまったので、
明日の対戦相手のFC東京戦は強敵だけど、ホームで是が非でも勝ち点を挙げたいね。

浦和レッズ01ジュビロ磐田
’90+3 ロドリゲス