【明治安田生命J3リーグ21節 ガンバ大阪U-23vsカターレ富山】勝つには勝ったけど快勝する予定じゃなかったのかい?

2020年10月12日

悪い流れは早めに食い止める

前節、アウェイで相模原に敗れ、
3連勝を逃したU-23が今節ホームに迎えるは富山。

今季は、連勝と連敗を繰り返すという、
いかにも経験の浅い若いチームらしいシーズンになっているので、
パナスタで勝利して連敗を阻止したいところ。

今季一番の出来だった前半

前節、白井が負傷交代したことで、
右サイドは誰が起用されるかなと思っていたのだけど、
布陣は4-4-2で、ダブルボランチは芝本と伊勢、
右SBに奥野を置き、右サイドハーフに中村仁郎を起用してきた。

対する富山の安達監督は、
先月、アウェイでU-23と対戦した時は平松と花井を前線に残し、
相手を自陣に引き込んでカウンター狙いという戦い方を選択してきたけど、
この試合ではどういうわけか花井をボランチで起用してきた。

今や絶滅危惧種となった古典的10番タイプである花井の、
イマジネーション溢れるプレーは個人的に好きなんだけど、
いかんせん守備の貢献度が低い選手なので、
自陣の低い位置で起用するにはリスクが高い。

ましてや、ガンバ大阪U-23のポゼッション率の高さは、
J3の中では熊本に次いで2番目なので、
必然的に守勢の時間が長くなるのがわかりきっている試合で、
花井のボランチは愚策だと思う。

案の定、前半の富山は、引いているのに守れないという状態になり、
ワンタッチツータッチで小刻みなパスを繋ぎ、
次々とチャンスを作り出すU-23。

すると、前半21分に中村仁郎が、右サイドからドリブルでカットインし、
左足のインフロントでカーブをかけてファーサイドのネットを揺らすという
元オランダ代表のロッベンを彷彿とさせるようなシュートを決めると、
前半38分には高木が左サイドから右足アウトサイドで送ったクロスを、
ゴール前で唐山がワンタッチで合わせ、前半で2点先取。

その後も得点が期待できるプレーが随所に見られ、
この試合は危なげなく勝てそうだなと、この時は思っていた。

窮地を救ったエースの仕事

後半のU-23の試合の入り方自体は悪くなかったと思うのだけど、
最初にスコアを動かしたのは富山。

富山の選手が右サイドからあげたクロスがニアでU-23の選手に当たり、
この試合がJ初出場となるGKイ・ユノの前に転がったのだけど、
このなんでもないボールをまさかのファンブル。

これを平松に決められて後半開始早々に1点を返されてしまった。

前半、ブレ球ミドルをセーブするなど好守はあったものの、
ハイボールの処理や足元のボール捌きに危なっかしいところがあったので、
懐疑的な目で見ていたのだけど、やっぱりやらかしてしまった。

レンタル元の仙台には悪いけど、このレベルのGKを起用するぐらいなら、
ベンチにいる2種登録の福本を起用した方が、
よっぽどマシだと思ったのは僕だけだろうか。

この1点で息を吹き返した富山は、
前半と打って変わって前線から積極的にプレスを仕掛けてきて、
U-23は前半のようなパス回しが出来なくなってしまった。

その悪い流れを変えることが出来ないまま、
後半30分に同点ゴールを許した時は、
つくづく後半開始早々のミスが痛かったなと思っていたのだけど、
後半37分に塚元のスルーパスに抜け出した唐山がGKとの1対1を制し、
値千金の勝ち越しゴールをGET。

前節の相模原戦では決定機を逃して戦犯になった唐山だけど、
この試合で挙げた2ゴールは、
まさしくチームを勝利に導くエースの仕事だったと思う。

38番の穴は誰が埋める?

連勝を懸けた次節のカードはアウェイの鳥取戦。

7月のホーム鳥取戦の敗戦を契機にズルズルと6連敗を喫してしまったので、
今度はアウェイで鳥取に勝つことで良い意味の契機としたいところ。

しかしながら、試合終了間際に唐山が余計なイエローカードを貰い、
鳥取戦は累積警告で出場停止になってしまったので、
誰が代わりを務めるのかが気になるところやね。

個人的には、今季はあまりゴールを挙げられていないけど、
唐山に破られるまでJ最年少ハットトリックの記録を持っていた、
塚元の奮起に期待したいところ。

故障したというニュースが出ていたので試合には出場しないと思うけど、
ガンバのJリーグ初優勝のメンバーであるフェルナンジーニョを
驚かせるようなプレーを敵地で見せて欲しいね。

ガンバ大阪U-23 32 カターレ富山
’21 中村仁郎
’38 唐山翔自
’47 平松宗
’75 平松宗
’82 唐山翔自