【カタールワールドカップ アジア最終予選 オマーンvs日本】2位になったと言っても山積した課題は何も片付いていない

あなたの風邪はどこから?

先日、ハノイでベトナム代表を降した我らが日本代表の本日の対戦相手は、
2ヶ月前に吹田で行われたカタールワールドカップアジア最終予選の初戦で、
苦杯を舐めさせられたオマーン。

カタールワールドカップアジア最終予選のグループBで、
5試合を終えて3位という苦境に日本が立たされている元凶は、
そのオマーン戦での敗北とも言えるので、
今度はオマーンの地で日本が勝利を収めることで悪い流れを払拭し、
2021年最後の試合を奇麗な形で終えたいところだ。

夜更かししたことを後悔した前半

スルタン・カブース・スポーツコンプレックスのピッチに送り込まれた、
日本代表のスタメン11人は以下の通り。

先日のベトナム戦での低調なパフォーマンスを受けて、
メンバーの入れ替えは発生する可能性はあると思っていたのだけど、
蓋を開けてみたら、累積警告で出場停止の守田に代わって柴崎が入っただけで、
残りの10人はベトナム戦と同じ顔ぶれ。

Jで結果を残している上田と前田に至っては2試合続けてベンチ外だし、
もしかして森保監督は代表監督を続けるのが嫌で、
わざと負けそうなメンバーを選んでるんじゃないかと邪推したくなるね。

そんな試合前に感じた悪い予感が確信に変わるのは、
キックオフの笛が鳴ってから5分もかからなかった。

ボールポゼッション率では日本がオマーンを大きく上回る展開になったけど、
選手同士のポジションチェンジも無く、足元から足元への各駅停車のパス回しは、
オマーンにとって脅威になるものではなかった。

さらに、オマーンがボールを持った時の球際のディフェンスも緩く、
DAZNの試合中継のゲスト解説で来ていた岡田武史が指摘していたように、
本当にワールドカップの出場権を懸けて戦っているのかと思うほど、
覇気が無い試合をしていたね。

ベトナム戦では、欧州組を乗せたチャーター機が給油地で足止めを食らい、
チームに合流したのが試合前日だったことで、
十分な準備期間が確保できなかったという言い訳も出来たけど、
このオマーン戦に関しては、ベトナム戦の夜にオマーンに移動して準備してきただけに、
低調なパフォーマンスの言い訳になる材料は無いはず。

1本、長友が左サイドから上げたクロスを、
伊東が中央でボレーで合わせる場面はあったけど、
前半のチャンスらしいチャンスはこれぐらいで、
9月の吹田で起きた事が再び起きそうな気配はひしひしと感じていた。

試合の流れを変えたのは左サイドのジャックナイフ

前半の低調なパフォーマンスを受け、森保監督は柴崎に代えて三笘を投入。

前半は、クロスに対して中に大迫1人しかいないという状況がよく見られたので、
ボランチではなくインサイドハーフで起用されていたことを思うと、
柴崎はもっとゴール前に入っていく回数を増やすべきだったね。

この交代により、南野をトップ下、田中碧と遠藤のダブルボランチにして、
三笘を左サイドに入れて4-2-3-1にするのかなと思ったけど、
形は変えずに柴崎がいたところに南野を入れて、4-3-3のままだったね。

この試合が代表初キャップとなる三笘だったけど、
最初のプレーでドリブル突破からファウルを誘ってFKのチャンスを得るなど、
投入の効果はさっそくピッチに表れた。

また、三笘のドリブルによって、
オマーンの選手が日本の左サイドに引きつけられるので、
必然的に逆サイドの伊東におあつらえ向きのスペースが出来るようになったね。

さらに南野に代えて古橋を投入し、2トップに変更したことも相まって、
前半に比べて俄然日本にチャンスが訪れるようになったけど、
最後のところの精度を欠き、得点を奪うまでには至らず。

吹田で対戦した時と比べるとオマーンのカウンターの精度が悪かったので、
失点しそうな雰囲気は無かったけど、日本もゴールを奪えないんじゃ勝ちようがない。

このままスコアレスドロー決着もあるかなと思っていたら、
左サイドで中山のパスを受けた三笘が素早く前を向いてクロスを上げると、
これを中で合わせたのは伊東。

前述の通り、後半になってスペースを得たにもかかわらず、
ベトナム戦から出ずっぱりの影響か、後半はミスが多かった伊東だったけど、
ベトナム戦に引き続き2試合連続の決勝点は見事だったね。

とりあえず笑って年は越せそうだ

後半36分に先制した日本は、虎の子の1点を守り切って勝利。

この試合の1時間前に始まっていた、
オーストラリアと中国の試合が引き分けに終わったため、
これで日本はオーストラリアをかわし、
カタールワールドカップアジア最終予選グループBの2位に浮上することになったね。

まあ、2位になったと言っても、
本質的な問題は何も解決されていないように見えるので、
このまま本選に出場したところで結果を残せるイメージが全く湧かないというのが、
正直なところだけども。

後半に入って試合の流れを変えたのは、
三笘や中山、古橋などの途中交代の選手だったことを考えると、
スタメンの選手選考は再考する余地があると思うけどね。

まあ、それでも年明けに埼スタで予定されている中国戦も、
同じ顔ぶれがピッチに送り出されるんだろうけど。

オマーン01日本
’81 伊東純也