【明治安田生命J1リーグ28節 ガンバ大阪vsサガン鳥栖】アウェイで膨らんだ期待はホームで露と消える

安心するのはまだ早い

ミッドウィークに行われた福岡とのアウェイゲームを、
後半アディショナルタイムのパトリックのゴールで制した我らがガンバ大阪。

金曜日の試合で札幌が勝利したため順位は14位に下がったけど、
監督就任時はその手腕に懐疑的な視線を向けられていた松田監督も、
名古屋戦、福岡戦の2試合でガンバサポーターの支持を得られたように思う。
(札幌に負けたピンク、マジで使えねー・・・)

とは言え、下位のチームの中ではガンバは消化試合が多い方なので、
まだまだ一息つける状況ではない。

難敵ではあるけどもホームで相性の良いサガン鳥栖を降して3連勝を飾り、
J1残留をグッと手繰り寄せたいところだ。

凶と出たスタメンのチョイス

片野坂監督解任のきっかけとなった清水戦以来、
3週間ぶりに帰ってきたパナスタのピッチに送り出された青黒の11人は以下の通り。

福岡戦から奥野と黒川が外れ、ダワンと藤春が入った。

ベンチに目を移すと、松田監督になってから行方不明だった小野瀬と、
5月のホーム神戸戦で大迫にケガさせられた福田が戦線復帰してベンチ入りした一方、
昌子が3試合連続でベンチ外となった。

序盤から鳥栖のゴールに近い位置でFKを貰うことが多く、
良い形で試合に入れたかなと思っていたら、
両SBが上がった状態でクォン・ギョンウォンのフィードが長沼にカットされると、
長沼のパスを受けた宮代からのクロスを地蔵の西川に決められてしまい、
松田体制になって初めての先制点献上。

クォン・ギョンウォンがボールを持つと激しくプレスをかけ、
苦し紛れに出したフィードをカットしてショートカウンターを仕掛けるいう場面は、
前半にもう1回あったし、鳥栖は狙っていた形だったのかもね。

1点ビハインドを背負ったガンバは、4-4-2のゾーンを高めに設定し同点ゴールを狙うも、
何度かカウンターから鳥栖のゴールに迫る場面やCKのチャンスを作り出すものの、
シュートまで持ち込めないという場面が何度も見られた。

特に、3日前の福岡戦でフル出場したパトリックはさすがに体が重そうで、
いつも以上に足元にボールがついていないように見えたね。

「彼は不死身なので疲れていても動ける」というのは松田監督のパトリック評だけど、
この試合では鈴木武蔵とレアンドロ・ペレイラの2トップで良かったんじゃないだろうか。

また、右サイドは髙尾、齊藤、ファン・アラーノの3人の連携で崩す場面が見られた反面、
左サイドは食野のドリブルぐらいでしかチャンスを作れず。

この試合では、黒川ではなく藤春を左SBで起用したけど、
やはり藤春は左サイドハーフが倉田じゃないと機能しないんだろうか。

今季、藤春がスタメン出場した試合は1回も勝てていないみたいだけど、
倉田の調子が一向に上がってこないのも関係しているのかもしれないね。

結局、スコアを振り出しに戻すゴールは生まれず、
1点ビハインドのままハーフタイムを迎えることになってしまった。

ゴールに繋がらなかったサプライズ

後半に逆転するためには、早い時間帯で同点に追いついておきたいガンバだったけど、
残念ながら次のゴールも鳥栖に生まれてしまう。

左サイドを深くえぐった岩崎のクロスは逆サイドに流れるも、
このボールを拾った長沼のクロスを宮代に三浦の前で触られてしまい、
ボールは東口の手を弾いてゴールの中へ。

左右に大きく揺さぶられたことで中のマークがずれてしまったように見えたけど、
それにしても、あのボールを避けているかのような
藤春のやる気のないクロス対応は一体何なんだろうか。

2点ビハインドとなったガンバは、
ダワン、パトリック、鈴木武蔵に代えて山本、ペレイラ、小野瀬を投入し、
食野とペレイラの2トップへ布陣変更。

ペレイラが入ったことで後ろの選手の守備の負担が大きくなるけど、
2点ビハインドを追う状況を考えると仕方ない・・・と思っていたら、
そのペレイラの前線から猛然とプレスをかける姿に「あなた誰?」状態。

松田監督はブラジル人選手とのコミュニケーションに長けているという話だけど、
一体どういう言葉をかけて”あの”レアンドロ・ペレイラを改心させたのだろうか。

また、食野との交代で約4ヶ月ぶりにピッチに立った福田の動きが思いのほかキレているなど、
良い意味のサプライズが続いたけど、ガンバにゴールをもたらすまでには至らず。

すると、後半33分に、かつての所属選手に恩返しゴールを決められるという、
ガンバのお家芸を披露したところで勝負あり。

鳥栖に勝って3連勝といきたかったところ、3失点を喫してシーズンダブルを食らってしまった。

ガンバ在籍時の小野は、ケガが多くて稼働率が悪いのがネックではあるものの、
出場すれば気合いの入ったプレーを見せてチームのために戦ってくれたので、
今季、復帰した鳥栖で頑張ってほしいと思っていたけど、
よりによってガンバとの試合でゴール決めなくてもいいじゃないか。

やっぱり残留争いは甘くない

同じ時間帯に試合を行っていた京都と湘南がともに勝利したため、
ガンバは再び参入プレーオフ決定戦圏内となる16位に後退。

名古屋戦、福岡戦と連勝したことで、
J2降格を覚悟した状況から9連勝を決めて中位フィニッシュした2018年の再現を期待したけど、
そう上手くはいかないものですな。

次節はホームでFC東京戦。

アウェイでは勝てる気がしない相手だけど、
対戦成績が良いホームでは十分勝機はあると思うので、1週間しっかりと準備して臨んでほしい。

CBのクォン・ギョンウォンが累積警告で出場停止になるので、
おそらく代役として出場するであろう福岡の奮起に期待したいところやね。
(・・・っていうか、昌子は?)

ガンバ大阪03サガン鳥栖
’15 西川
’53 宮代大聖
’78 小野裕二