【明治安田J1リーグ31節 ガンバ大阪vs横浜F・マリノス】役者揃い踏みで3発逆転勝利!
同情はするけど勝ち点はやらん
ACL2の開幕戦で東方を降し、公式戦4連勝としたガンバ大阪は、
ホームに横浜F・マリノスを迎えた。
17位マリノス、最下位新潟と続くこのホーム2連戦は、
今季のリーグ戦を可能な限り上の順位でフィニッシュするために、
2つとも取っておきたいカードだけど、
この手の残留争いをしているチームを相手に気前良く勝ち点をプレゼントするのは、
数多くあるガンバの悪癖の一つ。
ただ、マリノスには3月に日産スタジアムで行われた試合で、
今季初勝利を献上してしまっているので、
あの時渡した勝ち点3はきっちりと返してもらわなければならない。
マリノスは前節の福岡戦から中2日対し、ガンバは東方戦から中5日と、
日程面ではこちらが有利なので、運動量や球際の強さで上回って、
公式戦5連勝を手繰り寄せたいところだ。
急造布陣に手を焼く熟練しているはずの11人
残留争いに身を置く古巣と対峙する一森も名を連ねた、
ガンバ大阪のスタメン11人は以下の通り。

ウイングは右に山下、左にアラーノという組み合わせ。
左SBには黒川が東方戦から引き続きスタメンに名を連ねたけど、
ベンチにも初瀬の名前が無いのは、浦和戦で痛めた箇所の状態があまり良くないのだろうか。
一方のマリノスの大島監督は、前節の福岡戦から中2日という日程を考慮して、
スタメンを9人入れ替えるという大胆な決断を下してきたけど、
この急造布陣が思いのほか機能していたのには驚いた。
(ガンバがスタメンを9人も入れ替えたら、悪い意味で全く別のチームになるんだろうな・・・)
でも、9人も入れ替えるんだったら、なぜかガンバ戦になるとスーパーセーブを連発する、
パク・イルギュも替えてもらえるとありがたかったんだが・・・。
そんなマリノスの急造布陣の中で唯一の弱点らしい弱点は、
本職ボランチのジャン・クルードが務める右SBのところなんだけど、
ポジショニングをミスってても、身体能力でなんとかしてしまうあたりが、
さすがアフリカ人選手だなぁと感心してしまった。
そんなマリノスを相手に、ポスト直撃のユーリ・アラウージョのシュートや、
天野にドフリーでヘディングを打たれる場面を作られてしまったけど、
なんとか無失点で前半を折り返し。
対するガンバは、黒川のクロスからヒュメットがシュートを放ったり、
スローインの流れから安部がシュートを放つ場面はあったものの、
決定機の数はそれほど多くなかったので、ハーフタイムで修正をかけたいところ。
先に殴られて目が覚めた青黒の獅子
後半に得点をしたいガンバだけど、いきなり一森と谷村が1対1になるピンチが訪れ、
一森が見事な飛び出しで凌ぐなど、前半に引き続きパッとしない試合展開。
この閉塞感を打破すべく、ポヤトスは山下と鈴木に代えて満田とウェルトンを投入するも、
皮肉にも試合を動かしたのはポヤトスと同じタイミングで動いた大島監督で、
これまでの所属クラブで何度もガンバを苦しめてきたクルークスを投入すると、
この37番の左足から天野のゴールが生まれ、先制点を献上。
ニアで安部がクリアし切れず、コースが変わったのが、
天野への絶好のアシストになってしまったのはアンラッキーだったね。
先述の通り、ガンバは残留争いをしているチームに気前良く勝ち点を献上する悪癖があるので、
先制された時は嫌な予感しかしなかったのだけど、
今のガンバは先に殴られてタンコブを作ったまま泣きべそをかいているチームではない。
ビハインドを背負って程なくして、
右サイドから満田が半田とのワンツーでペナルティエリアに進入すると、
力強いシュートはパク・イルギュの手を弾いてゴールの中へ吸い込まれ、
失点から5分後にスコアを振り出しに戻す。
さらにその5分後には、加藤の横パスをかっさらったアラーノが独走すると、
並走したヒュメットがアラーノからのパスを受けてGKを交わしてゴールに流し込み、
なんと失点から10分も経たないうちに逆転に成功してしまった。
満田のガンバ加入後初ゴールが、
先の東方戦でウェルトンのゴールをアシストして徳を積んだことで生まれたのだとしたら、
次の試合ではアラーノがゴールを決めてくれるかもね。
1点勝ち越したガンバだけど、ゴールラッシュはまだ終わらない。
後半34分には、宇佐美が左サイドでファウルを受けてFKを得ると、
中に合わせると見せかけてニアを射抜く超絶FKで直接ゴールネットを揺らし、
3点目が入ったところで勝負あり。
以前のガンバは、先制された時点でジ・エンドなところがあったけど、
川崎、横浜FC、湘南、そしてマリノスと、今季4度目の逆転勝利ということで、
攻撃陣の火力が上がってきたね。
(全て神奈川県のチームなのは何かの偶然なんだろうか・・・)
後半アディショナルタイムの岸本の決定機が決まっていれば文句なしだったけど、
まあ、それはリーグ終盤戦かもしくはACL2でのお楽しみということで。
最下位は怖くない
これで公式戦5連勝となったガンバの次節の相手は、
目下12試合勝利が無く、最下位に沈む新潟。
新潟とは相性が良いので、普通にやれば勝てると思うんだけど、
その新潟と3月に対戦した時は、打ち合いの末、最終盤の宇佐美のPKで辛くもドローだったし、
ガンバの悪癖コレクションに最下位が苦手というのもあるので、あまり楽観視できない。
とは言え、ACL2のアウェイ・ラーチャブリー戦に向けて弾みをつけたいという思いもあるので、
就任以降まだ1勝も出来ていない元ガンバの入江監督には悪いけど、
ここは確実に勝ち点3をいただきますよ。
ガンバ大阪3ー1横浜F・マリノス
’60 天野純
’65 満田誠
’70 デニス・ヒュメット
’79 宇佐美貴史








