【国際親善試合 日本vsボリビア】森保体制の100試合目を彩った3発の祝砲
今度は常連組が実力を見せつける番
豊田スタジアムでガーナを降した日本は、戦いの舞台を国立競技場へ移し、
2025年の年内最終戦であるボリビア戦に臨んだ。
当初、11月のテストマッチの相手として予想されていたアルゼンチンと比べると、
格落ち感は否めないボリビアだけど、
守備を固めてくる相手に対して手を焼くことが多い日本にとって、
格好の腕試しの相手と言える。
ガーナ戦では、佐野海舟や鈴木淳之介といったニューカマーの活躍が光ったので、
ボリビア戦では、ガーナ戦で出場機会が訪れなかった遠藤や板倉、
前田といった常連組に”ここにあり”と言う活躍を見せて欲しい。
いずれにせよ、引き分けか負けでは締まりが悪いので、
勝利で、気持ちよく2025年を終えたいところだ。
守備を固めてこない相手ならやりたいように出来る
森保体制100試合目の節目となる一戦でスタメンに選ばれた11人は以下の通り。

ガーナ戦から引き続きスタメンなのは、早川、谷口、久保、南野の4選手。
個人的にはGKも小久保か野澤を起用してくるかと思っていたのだけど、
早川は今夏のE1選手権から代表に呼ばれ始めたばかりなのに、
もう森保監督の信頼を勝ち取ったようだね。
試合開始早々、鎌田のスルーパスからいきなり小川がGKと1対1の場面を迎えるも、
ここは小川が舐めプでループシュートを選択して失敗し、先制ならず。
それでも、その3分後に久保が右サイドから利き足とは逆の右足でクロスを上げると、
ファーサイドに走り込んだ鎌田が胸トラップから左足でゴールネットを揺らし、
前半4分に日本が先制に成功。
鎌田は随分フリーだったなと思ったんだけど、
久保が上げたクロスが自分宛ではないと気づいた前田が、
すかさず近くにいたボリビアの選手をスクリーンして鎌田をフリーにしていたので、
前田の隠れたアシストと言える好プレーだったね。
その後も日本が主導権を握って試合を進めるも、
決定機らしい決定機は、菅原のクロスから小川がヘディングシュートを放った場面と、
そのこぼれ球を押し込もうとした南野のシュートが枠を外れた場面ぐらいで、
主導権を握っていた割には決定機は少なかった印象。
ボリビアは、先日対戦したガーナよりはコンディションも良さそうで、
自陣でブロックを敷いて構えるような感じではなく、積極的に前に出てきたので、
却って日本はやりやすかったように思う。
結局、前半は、ビルドアップのミスからあわやのシュートを放たれる場面はあったものの、
鎌田のゴールの1点を守り切りハーフタイムへ突入。
後半に追加点を奪って突き放したいところやね。
やはり中村敬斗は前の選手
1点リードで後半を迎えた日本の森保監督は、菅原に代えて堂安を投入。
ガンバサポとしては堂安を出してくれるのは嬉しいけど、
特に悪いプレーをしていたわけでもない菅原を前半だけで代えたあたり、
やっぱり森保監督の中で菅原の序列は低いんだろうな。
その堂安はさっそく右サイドからチャンスメイクをするも、
パスが小川と合わなかったりと、追加点を奪うには至らない。
優位に試合を進めつつなかなか追加点が奪えない試合展開が動いたのは、
小川、南野、久保に代えて上田、中村、町野の3枚替えを行った後半22分から。
早速その交代の効果がピッチに現れ、中村が右サイドのポケットを深くえぐると、
折り返しにニアで町野が合わせ、後半26分に追加点。
さらにその7分後には、瀬古の縦パスに抜け出した上田のパスを中村が受けると、
見事な足裏でのボールコントロールから対峙したDFの股下を射抜き、
あっという間にリードを3点に広げてしまった。
代表では左WBで起用されることが多い中村だけど、
シャドーの位置で自由を与えられるとこれぐらいは出来ると言うのを、
声高にアピールするような1ゴール1アシストだったと思う。
と、まあ、そんなアピールをしたにも関わらず、
左WBでプレーしていた前田に代わって後藤が投入されると、
また中村は左WBにポジションを下げることに。
結局、前線に上田、町野、後藤とCF3人を並べる布陣は機能せず、
このままやられっぱなしではプライドに障ると思ったのか、
ボリビアが反撃に出てきたこともあって、その後は日本の攻勢ムードは沈静化。
それでも失点は許さずにクロージングに成功し、勝利で2025年を締めくくることが出来たね。
悪いジンクスは断ち切りたい
1ゴールも挙げられなかったアメリカ遠征など、調子が下振れする時期はあったものの、
危なげなくワールドカップ行きの切符を手にすることは出来たし、
ブラジル相手に歴史的初勝利を挙げるなど、
2025年の日本代表もポジティブな話題が多かったと思う。
ただ、これまでワールドカップの前年に調子が良かったチームは、
本大会で早期敗退するというジンクスがあるので、
今回は同じ轍を踏まないように気を引き締めて準備を進めたいね。
次回の代表戦は3月なのでちょっと間隔が空くけど、
その間に負傷で代表の活動から離れていた選手も戻ってくるだろうし、
3月の代表戦のピッチではより完全体に近い日本代表が見られることに期待したいね。
(逆にケガ人が増えないように気をつけて欲しいところでもあるけど)
日本3ー0ボリビア
’4 鎌田大地
’61 町野修斗
’68 中村敬斗












