【国際親善試合 日本vsアメリカ】ドイツやスペインと試合をする前にアメリカに負けてはいられないので

無傷で本大会までたどり着くのは難しい

約2ヶ月後にカタールワールドカップの開幕を控えた我らが日本代表は、
ドイツのデュッセルドルフでアメリカとの強化試合に臨んだ。

森保監督の中では、カタールへ連れて行くメンバーはほぼ固まっているだろうけど、
ここに来て浅野や板倉といった森保体制で出場機会が多かった選手が、
負傷で長期離脱となったことで、人選を再考する必要があるポジションが出てきた。

今回の欧州遠征に帯同している選手の中で、
カタールワールドカップのメンバー入りに向けて当落線上にいる選手たちには、
アメリカ戦と来週27日のエクアドル戦の2試合で、
森保監督に大いにアピールしてもらいたいところだ。

ようやく本職のポジションで起用されたフランクフルトの王様

折り紙をコンセプトにした新たな鎧を身に纏い、
デュッセルドルフ・アレーナのピッチに立った日本代表のスタメン11人は以下の通り。

森保体制では左サイドや1トップで起用されることが多かった鎌田が、
所属のフランクフルトでの絶好調ぶりが評価されたのか、
ようやく本来のポジションであるトップ下のポジションで起用された。

また、長らく負傷で戦線離脱していた冨安がCBのポジションに入ったことで、
DFラインは板倉不在の影響を感じさせない顔ぶれが揃ったね。

序盤は、アメリカの右SBのデストに右サイドの深い位置からクロスを上げられ、
1トップのヘスス・フェレイラにフリーでヘディングシュートを放たれるなど、
危ない場面はあったものの、前半のアメリカのチャンスらしいチャンスはそれぐらいで、
その後は日本のペース。

特に、後ろからパスを繋ぎたいアメリカに対し日本の前線からのプレスが機能し、
高い位置でボールを奪ってショートカウンターに繋げる場面が多くあったね。

すると前半24分、伊東からのパスを受けた守田が左サイドに展開すると、
その先で完全にフリーになっていた鎌田の右足から放たれたシュートがゴールネットを揺らす。

このシュートは、一時オフサイドの判定でノーゴールになるも、
VARレビューの結果ゴールが認められ、日本が先制に成功。

このゴールの前に何度か訪れたシュートチャンスは決め切ることが出来なかったけど、
トップ下起用の期待に応える結果を残すことが出来たね。

その後も日本のペースは続き、久保のFKなど追加点を奪えるチャンスはあったものの、
結局、前半は日本の1点リードで終了。

ジョーカーは最後の最後まで取っておく

前半を1点リードで折り返した日本は、後半から酒井と前田に代えて伊藤と町野を投入。

伊藤を入れるということは3バックにするのかな?と思っていたら、
伊藤は左のCBに入り、冨安が右SBに回る形になったね。

対するアメリカも後半に4人の選手交代を行なったけど、
前半から続く低調なパフォーマンスは変わらず。

アメリカは昨年のCONCACAFゴールドカップで優勝しているので、
試合前は手強い相手だと思っていたのだけど、
エースのプリシッチが試合前の練習で負傷してメンバーから外れたことを差し引いても、
大したことない相手だったね。

そんなアメリカ相手に後半も決定機を作りながら、
アメリカのGKの再三の好セーブに阻まれて追加点を奪えずにいた日本だけど、
後半43分にようやく二度目の歓喜が訪れる。

左サイドでボールを持った三笘がドリブルでカットインすると、
これぞ三笘という右足のインフロントで巻いたシュートをファーサイドに突き刺し、
入りそうで入らなかった2点目が日本にもたらされた。

後半23分に久保との交代でピッチに入ったものの、
得意のドリブルでチャンスを作れない場面が続いていた三笘だったけど、
最後の最後でらしいプレーをやってのけたね。

結局、試合はこのまま2−0で日本が勝利。

数多くあったセットプレーでチャンスが作れなかったり、
CFのベストチョイスがいまだに定まらなかったりという課題はあるものの、
試合終盤には本大会で逃げ切る局面を想定した5−4−1の布陣もテストするなど、
新しいことを試しつつ結果も出せたのはポジティブな要素だったと思う。

高地で対戦しなくてもエクアドルは手強い

アメリカに勝利を収めた日本は、4日後にまた同じスタジアムでエクアドルと対戦。

エクアドルはFIFAランキングではアメリカよりも下だけど、
厳しい南米予選を勝ち抜いてカタールワールドカップへの出場を決めているので、
アメリカより難しい相手なのは想像するに難くない。
(まあ、代表チームの力量を測るのに、
FIFAランキングを参照するのはあまりアテにならないと思っているけども。)

ただ、日本がカタールワールドカップの本大会で対戦する相手は、
アメリカやエクアドルよりもずっと手強い相手なので、
欧州遠征を連勝で終えて本大会に向けて弾みをつけて欲しいね。

日本20アメリカ
’25 鎌田大地
’88 三笘薫