【明治安田J1リーグ37節 アビスパ福岡vsガンバ大阪】またしても一森に牙を剥いた博多の森の魔物

ターンオーバーの効果を発揮せよ

500人ものガンバサポが駆けつけた香港での一戦に勝利し、
ACL2グループステージを首位通過したガンバ大阪は、
中2日でアウェイ・アビスパ福岡戦に臨んだ。

タイ遠征から中2日でアウェイ・鹿島戦に臨んだ10月と同様の過密日程だけど、
いずれも遠征先から直行便のある空港の近くで試合が組まれているあたり、
Jリーグとしてもガンバに日程面で出来る限りの配慮はしているんだろうな。

とは言え、東方戦でベンチ入りした満田、中谷、美藤あたりは出番が無かったので、
鹿島戦のようなコンディション面で不利があること前提の戦いにはならないと思うけど。

アビスパとしては大勢の観衆が入ったホーム最終戦を勝利で飾りたいだろうけど、
我々もポヤトスとの残り3試合を全勝で終えたいという気持ちもあるので、
行間を読まずに勝利を収めたいところやね。

10ヶ月ぶりに爆死したハイプレス

香港から直接福岡入りした青黒のスタメン11人は以下の通り。

3日前の東方戦で出番の無かった満田、中谷、美藤は3人揃ってスタメン。

香港遠征に帯同しなかった宇佐美、ジェバリもメンバー入りするかなと思っていたけど、
この試合のメンバーにも入っていないあたり、コンディション不良みたいね。
(そういや、ジェバリはチュニジア代表の試合で負傷交代したって話あったな)

まず試合の主導権を握ったのはアビスパだったけど、
最初にゴールネットを揺らしたのはガンバ。

中谷の縦パスに抜け出した満田が右サイドから折り返すと、
中にポジションを取っていた奥抜が胸トラップから右足を振り抜き、
前半6分にガンバが先制・・・と、思いきやVARのチェックが入り、
これは満田のところがオフサイドでノーゴールの判定に。

正直、VTRで見ても納得出来ないのだけど、
この形を多く作り出していけばゴールを奪えるはず・・・と思っていたら、
その後はアビスパの攻撃を受けるばかりで防戦一方の試合展開になってしまう。

開幕節の大阪ダービーで大爆死して封印していたハイプレスを、
どういう心変わりか先日の東方戦から復活させたけど、
この試合では3バックと4バックのギャップを利用してパスを回され、
ガンバのプレスは空転するばかり。

せっかくマイボールになってもアビスパの寄せの速さに屈し、
精度の低いロングボールを蹴らされる場面が多く、
イライラしたヒュメットがイエローを貰い、累積警告で次節出場停止になってしまう始末。

あれだけアビスパにチャンスを作られながら、
無失点で前半を折り返すことが出来たことだけがポジティブな要素だったけど、
ハーフタイムで修正しないと後半にやられるのも時間の問題と言ってもいい展開だったね。

エリア22を無効化する博多の森

後半にゴールが欲しいガンバは、なんとハーフタイムでヒュメットに代えて食野を投入し、
満田と食野の2トップに布陣変更。

ヒュメットはイエローカードを貰っていたし、
パフォーマンスも悪かったから交代はやむなしと思うんだけど、
この状況で純粋なFWである南野に声がかからないあたり、
ポヤトスは本当に南野のことを信頼していないんだな。

ただ、食野と満田の小兵2トップにしたところで、
前半と同様にロングボールを前線に送る攻撃をしても上手くいくわけもなく、
後半も前半に引き続きアビスパのペースで試合が進む。

すると、前嶋からパスを受けた松岡に誰も寄せられずフリーしてしまうと、
GKの正面を突いたシュートをあろうことか一森が後逸してしまい、
ボールはそのままゴールネットの中へ。

強い西日で難しかったとは言え、弾くとしても最低限前に弾いて欲しい場面だったけど、
一森は昨年もアウェイのアビスパ戦でザヘディに超ロングシュートを決められているし、
どうもこのスタジアムとは相性が悪いみたいね。

1点ビハインドになったガンバだけど、
2トップの食野と満田のどちらかが中盤に下がってボールを受けることで、
失点前はあれだけ繋がらなかったパスが繋がるようになり、
一転してガンバがアビスパを押し込む展開に。

ところが今度は、ヒュメットのように前線に張ってくれるFWがいないせいで、
「誰がシュート打つの?」状態になってしまい、
ボールは持てどもGK小畑を脅かすようなシュートは皆無。

そんな閉塞状態を打破すべく、後半34分に美藤に代えて名和田を投入し、
満田をボランチに下げる采配を見せるも、ポヤトスが行なった交代はこれが最後で、
なんと負けている状況で交代枠3枠、交代回数2回を余らせてしまった。

東方戦でプロ初ゴールを決めた名和田だけど、
この試合では直接FKを上島にぶつけた場面ぐらいしか見せ場は無く、
最後までアビスパのゴールネットを揺らすことが出来ずウノゼロで敗戦。

東方戦で5得点を奪って勝利した時は、
ポヤトスと契約更新しないのは勿体無いと一瞬思ったけど、
3年経っても3バックのチームが苦手という課題は克服出来なかったし、
契約満了もやむなしと改めて思った試合だったね。

最後だけでも3バックアレルギーは出ませんように

まだACL2のラーチャブリーとのホームゲームが残っているけど、
色々あった2025年のJ1リーグも泣いても笑っても次が最後。

笑って最終戦のセレモニーを迎えられるように、
満員のパナスタでヴェルディに勝利を収めたいところやね。

ただ、ヴェルディも3バックのチームというのが気がかりだけど・・・

アビスパ福岡10ガンバ大阪
’55 松岡大起