【明治安田J1リーグ38節 ガンバ大阪vs東京ヴェルディ】有終の美を飾ったポヤトスガンバ

ポヤトスガンバの最後の一小節
色々あった2025年シーズンも今節が最終節。
ダワンの退団に始まり、開幕節の大阪ダービー大敗、そしてY田の不適切発覚と、
開幕当初はどうなることかと思ったけど、満田とヒュメットの加入で持ち直し、
夏にネタ・ラヴィが町田に移籍するアクシデントはあったものの、
中位でシーズンを終えることが出来るのは良かったと思う。
ポヤトスに続きアラーノも契約満了が発表され、新監督の話題がちらほら出始めるなど、
オフシーズンの匂いが本格的に漂ってきている中ではあるけども、
今季でチームを去る選手たちの有終の美を飾れるように、
東京ヴェルディに勝利して2025年シーズンを終えたいところだ。
1人少ない相手なら3バックでも怖くない
この試合で3万3627人を動員し、2025年シーズンの平均入場者数3万人を達成した、
パナスタのピッチに送り出された青黒のスタメン11人は以下の通り。

前節のアビスパ戦で松岡のシュートを痛恨のキャッチミスを犯した一森は、
どうやらその時のプレーで骨折してしまっていたようで、
この試合のゴールマウスを守るのは今季リーグ戦初出場となる東口。
また、累積警告で出場停止のヒュメットの代わりは、南野が入ると思っていたのだけど、
チュニジア代表の試合で負傷交代した影響からか、
アビスパ戦でベンチにも入ってなかったジェバリが起用されたね。
眩しい西日を考慮してエンドを変更して始まった試合は、お互いに不測の事態が続く。
ガンバのCKの場面で中谷が複数の選手に挟まれるような格好になってしまい、
脇腹を痛めて起き上がることが出来ず、前半10分に三浦と交代になってしまう。
ただ、そんなアクシデントにも動揺せず、ヴェルディのゴールを目指すガンバは、
倉田、満田の連続フリックからジェバリにボールが渡ると、
ジェバリのスルーパスに抜け出した山下が背後から新井に倒され、
新井のDOGSOでのレッドカードを誘発。
以前のガンバは数的優位に立ってもそれを生かせないことが多かったけど、
この試合だけでなく1人少ない相手にハーフコートゲームができるようになったことは、
間違いなくポヤトスになって良くなったことの一つやね。
ただ、5バックで自陣のスペースを消してきたヴェルディ相手に、
攻めあぐねる展開が長く続いたけど、ここも打開したのはスピードスター山下。
ペナルティエリア内で倉田からパスを受け、宮原のファウルを誘発してPKを獲得すると、
このPKをジェバリが沈めて前半43分に先制に成功。
記録上は数字に残らないのが残念だけど、
この試合の山下は2アシストをつけたいぐらいのパフォーマンスだったね。
中谷の負傷と新井の退場の際のVARのチェックの影響からか、
6分という長い時間が取られた前半のアディショナルタイムには、
カウンターからジェバリが追加点を挙げ、2点リードで前半を折り返し。
来年のワールドカップのグループステージで日本はチュニジアと対戦することになったけど、
そのピッチに対戦相手としてジェバリが立っているんじゃないかと思わせるような、
貫禄の2ゴールだったと思う。

余計な失点はあったものの
ハーフタイムを挟んでもガンバの攻撃の手は緩まない。
サイドバック使いの名手・倉田のパスをインナーラップした黒川が受けると、
前進した黒川のパスを受けた満田がDFの股下を抜くシュートでゴールネットを揺らし、
後半4分に追加点。
まさか最終節のスタメンで倉田が見られるとは思わなかったけど、
ここまでの3得点すべてに絡む活躍で、ベテラン健在をアピールしたね。
ここまでくれば、5点取って得失点差のマイナスを解消して欲しいなと思っていたのだけど、
敵将の城福監督が齋藤と松橋に代えて稲見と元青黒戦士の川﨑を投入し、
布陣を5-3-1から4-3-2に変更すると、
ガンバはそれまでのように一方的に攻められなくなってしまった。
まあ、それでもピンチになることもあまりなく、
どことなく緊張感の無い展開が続いていたのだけど、
そんな中で、あろうことか東口がプレスに来た染野にキックをぶつけてしまい、
跳ね返りがゴールマウスに吸い込まれて失点を喫してしまった。
神戸戦で判定に不満を露わにしてドリンクバッグを蹴って退場になった時もそうだし、
ベテランらしからぬ行動やプレーが続いているので、
失点直後にゴール裏から歌われた「お前たちスイッチ入ってるかい?」を受け止めて、
改めてスイッチを入れ直して欲しいところやね。
その後、亮太郎と壮磨の食野兄弟対決が実現し、3月に大ケガを負った山田剛綺の出場に続く、
感傷的な要素がピッチに投下されたけど、
1点返したことで俄然勢いづくヴェルディを相手に押される展開になってしまい、
その感傷的な要素を楽しめる状況ではなくなってしまう。
ただ、これ以上の失点は許さず後半アディショナルタイムまで試合を進めると、
満田のロングフィードを食野が落とすと、
これを受けた南野がゴールネットを揺らし、4点目を奪って勝負あり。
結果オーライみたいなシュートだったせいか、南野はあまり嬉しそうじゃなかったけど、
どんな形であれJ1初ゴールなので、来季以降量産出来るように繋げていきたいところやね。

我々には消化試合なんてものはない
鹿島と柏に優勝の可能性が残されていた最終節だけど、
鹿島がマリノスに勝って9年ぶりの優勝を果たし、2025年シーズンは幕引き。
我々は今季もタイトルを獲ることが出来なかったけど、
ポヤトスがこの3年間で残してくれたものは、
監督が変わった来季も生かせるものは間違いなくあるはず。
それに、そもそも今このJ1というカテゴリーでタイトルを目指して戦えるのも、
3年半前、ガンバがJ2降格の危機に瀕している時に鹿島から加入し、
創造性とハードワークでJ1残留に大きく貢献したアラーノがいたからこそなので、
セレモニーで挨拶した2人には改めて感謝の言葉を送りたいね。
ただ、セレモニーをやったことでなんだか全部終わった感が出ているけど、
まだ我々にはあと1試合残されている。
来週のACL2のラーチャブリー戦を勝利で締めくくって、
今季でチームを去る選手・スタッフを笑顔で送り出したいね。
ガンバ大阪4ー1東京ヴェルディ
’43 イッサム・ジェバリ
’45+5 イッサム・ジェバリ
’49 満田誠
’78 染野唯月
’90+4 南野遥海










