【AFCチャンピオンズリーグ2 グループステージ6節 ガンバ大阪vsラーチャブリー 】ポヤトスへの感謝を胸に2026年へ

この試合が正真正銘の最後

土曜日のホーム最終戦セレモニーで感動のお別れをしたからなのか、
どことなく今シーズンが終了した感が出ているけど、
2025年シーズンの本当の最終戦はこの日のACL2のラーチャブリー戦。

ガンバは既に5連勝でグループステージ首位通過を決めているので、
起用する選手や採用する戦術などが気になるところだけど、
勝ち点1を取れればグループ2位が確定するラーチャブリーにとっては、
この試合は消化試合でもなんでもなく、全力で向かってくるだろう。

10月の敵地での試合と同様に難しい試合になると思うけど、
ポヤトスのガンバでのラストゲームに花を添えるべく、勝利で2025年を締めくくって欲しいね。

幻となった食野の先制弾

異例の12月の平日ナイトゲームに臨む青黒のスタメンは以下の11人。

消化試合なのでもっと積極的に若手を起用して欲しかったのだけど、
若手と言えるのはトップ下で起用された名和田ぐらいで、
結局、確実に勝ちに行く11人を選んだポヤトス。

土曜日のヴェルディ戦で肋骨を負傷した中谷が戦線離脱したのと入れ替わるかのように、
1年以上の雌伏の時を経て今季初めて林がベンチ入りを果たしたね。

10月に敵地で対戦した時は、5バックでベタ引きしてきたけど、
この試合では積極的に前に出てくるラーチャブリー。

クロスバーに当たるヘディングシュートを打たれる場面こそあったものの、
前日会見で「ゲームを支配する」と語ったポヤトスの言葉通り、
ガンバが主導権を握って試合を進めていくと、
ジェバリのスルーパスに抜け出した食野が左足でゴールネットを揺らし、ガンバが先制!!

・・・と、思いきやこれはオフサイドでノーゴールの判定に。

ところが、VTRを見ると思いっきりオンサイド。

ACL2はノックアウトステージからVARが導入されるので、
グループステージではこの明らかな誤審も泣き寝入りするしかないんだけど、
VARがあっても主審の能力自体はACLクオリティなので、
2月からの戦いもあまり期待できないんだろうな。

その後、ラーチャブリーのゴールキックの流れから福岡が入れ替わられてしまい、
東口と1対1になる大ピンチを迎えるも、これを東口がスーパーセーブし、
スコアレスで前半を折り返し。

攻撃面でも終始ラーチャブリーを押し込んでいただけに、
ジェバリに何度か訪れたシュートチャンスは決めておきたかったね。

指揮官が去る日に戻ってきた背番号9

お互いに選手交代無く迎えた後半も引き続きガンバが主導権を握ると、
食野の右サイドへの展開を受けた半田のクロスに名和田がヘディングで合わせ、
後半8分にガンバが先制に成功。

ラーチャブリーの27番の選手にマークされていたのでどうかな?と思ったけど、
身長169cmの小兵とは思えない力強い競り合いからのヘディングシュートだったね。

先制したガンバは、食野と名和田に代えて満田と山下を投入。

この交代によりさらにガンバの攻勢ムードに拍車がかかり、
ラーチャブリーは自陣から出るのもやっとという試合展開に。

すると、ラーチャブリーの不用意なバックパスを山下がかっさらうと、
追いすがるDFに掴まれながらもGKとの1対1を制し、後半33分に追加点。

以前の山下であれば勢いまかせにシュートを打って止められることが多かったけど、
最近はこのパターンで取り切れるようになってきたので、
来季はますます得点の量産に期待したいね。

そして、ポヤトスガンバのラストマッチの最後のページに記されたのは、
昨夏のガンバ加入以降、長らくケガに苦しんでいた林大地の復帰。

まさか昨年の10月に等々力で林のガンバデビュー戦を見た時は、
次に林がプレーする姿を見るのが1年2ヶ月後になるなんて夢にも思わなかったけど、
なんにせよまたプレー出来るようになってよかった。

正直、見せ場らしい見せ場は、
スパイクの裏を見せたスライディングでイエローカードを貰った場面ぐらいだったけど、
2025年を試合に出て終わるのと出ないまま終わるのでは違うだろうし、
来季はもっとたくさん背番号9がプレーしているところを見たいね。

試合はこのまま2-0でガンバが勝利し、ACL2のグループステージを全勝で終えることに。

一方、グループFの2位の行方は、ナムディンが東方相手に9得点を挙げて大勝したことで、
ラーチャブリーに勝ち点と得失点差で並ぶことになったけど、
最終的に総得点の差でラーチャブリーがナムディンを上回り、ラーチャブリーが2位通過。

誤審で取り消された食野のゴールが決まっていたらラーチャブリーは敗退だったことを思うと、
紙一重の差での予選通過だったわけだけど、命拾いしたお返しとして、
ノックアウトステージでガンバと優勝を争うライバル達を倒しておいてもらえると助かります。

新たな指揮官と踏み出す2026年

迷走を極め、最終節で辛くもJ1残留を決めたチームを引き継ぎ、
自身の哲学を植え付け、昨季はリーグ4位と天皇杯準優勝、
今季もACL2でノックアウトステージに導いてくれたポヤトス。

夢のままで終わってしまった夢は多かったけど、
夢すら見れなかった惨状からよくここまで建て直してくれたと思うと、
このスペイン人指揮官には感謝しかない。

今のところ契約満了のリリースはポヤトスとアラーノ以外出ていないけど、
他にもガンバを去ることになる選手はいると思うので、
彼らの今後のサッカー人生が実りあるものになるよう、明るい前途を祈りたいね。

年が明けると、ACL2のノックアウトステージや、
半年間の百年構想リーグといった未知の戦いが始まるけど、
ポヤトスでの3年間で培ったベースを無駄にせず、新たな指揮官と挑んでいきたいね。

それでは皆様、来たる2026年シーズンに会いましょう。

ガンバ大阪20ラーチャブリー
’53 名和田我空
’78 山下諒也