【明治安田生命J1リーグ13節 ガンバ大阪vsFC東京】これだけミスをすれば勝てる試合も勝てない

2020年11月1日

結果が出ていないチームには批判はつきもの

試合終了間際に失点し、勝ち点2を取りこぼした前節の鹿島戦だけど、
何やらその鹿島戦でのガンバの戦い方が守備的すぎると随分と批判が集まっているようで。

確かに、鹿島戦でのガンバの戦い方は批判されても致し方無いと思うけど、
本来、宮本監督がやりたいサッカーって、川崎戦の前半やルヴァンカップの大分戦で見せたような、
前線からのプレスとポゼッションを組み合わせたサッカーだと個人的に思っているので、
鹿島戦でのガンバの戦い方が今季のガンバのスタイルだという意見は、
ちょっと違うんじゃないかと思うけども。

まあ、結果が出てないと周囲の雑音が大きくなってくるのは必然なので、
悪い流れは早いうちに断ち切りたいところ。

そんなガンバの今節の対戦相手はFC東京。

アウェイでは全く勝てる気がしない相手だけど、
ホームでは2008年以来負けが無く相性の良い相手なので、
3試合ぶりの勝ち点3の上積みといきたいね。

ミスを帳消しにしたエースの仕事

前節はパトリックをスタメンで起用した宮本監督だけど、今節はアデミウソンを起用。

また、井手口と矢島の位置がいつもとは逆だったけど、
井手口はアンカーと言うよりは高萩をマンツーマンに近い形で見るタスクが与えられていたようね。

前半からアデミウソンや宇佐美にチャンスが訪れるもこれを決め切れずにいると、
ガンバ相手に毎試合のようにゴールを決めるディエゴ・オリヴェイラに、
例外なくこの試合でもゴールを許し、先制点を献上。

ただ、失点したとは言っても東京に崩されたわけではなく、
昌子の縦パスが自陣で安部にカットされたことと、
三浦が東口に戻したパスが短くなったことの2つのミスが絡んでいるので、
自滅に近い失点と言ってもいいだろう。

そんなこんなで早い時間帯にビハインドを背負ったガンバだったけど、
東京があまり前に出て来なくなったこともあり、
失点後は落ち着いてボールを回すことが出来ていたと思う。

しかしながら、東京の守備も固いので、
ボールは持てていてもなかなかシュートまでは辿り着けないという状況が長く続いたけど、
前半43分に宇佐美がミドルシュートを叩き込んで試合は振り出しに。

FWで起用されているにも関わらず、中盤に下がってくる場面が多く、
それが今季のガンバの得点力不足の一因になっている感はあるのだけど、
この場面ではエースの仕事をやってのけてくれたね。

繰り返した過ち

前半終了間際に同点に追いついたことで、後半に勝ち越しといきたいところだったけど、
中盤の並びを変えた東京の布陣変更に適応できず、逆に東京に主導権を握られてしまう。

前節から中5日のガンバに対し、東京は前節から中2日と、
コンディションでは明らかにガンバが有利なはずなのに、
後半の東京のギアチェンジにガンバがついていけないのは何故なんでしょうかね。

それでもなんとか失点せずに持ちこたえていたのだけど、
後半27分、途中出場のアダイウトンにDFラインの裏を取られると、
レアンドロへ送ったクロスがキムヨングォンの手に当たりPKを献上。

このPKをレアンドロに決められ、勝ち越しを許してしまった。

これを受けて宮本監督はキムヨングォンと矢島に代えてパトリックと小野を投入し、
攻撃のメッセージをピッチに送ったのだけど、交代の直後に、
セットプレーでほとんどの選手が前線に上がっている状況で、藤春が自陣でパスミスを犯し、
カウンターからアダイウトンにゴールを陥れられ万事休す。

前半アディショナルタイムの完全オンサイドのゴールがオフサイド判定された時は、
藤春に同情する気持ちはあったけどさすがにこのミスは擁護できない。

前半の失点然り、ミス連発で自滅した10日前の浦和戦での反省は、
この試合を見る限りチームにフィードバックされていなかったね。

俺たちの夢を乗せ勝利を掴み取れ

次節はアウェイで15位の仙台戦。

相手の順位を考慮すると勝っておきたい試合だけど、
ここ数年、ユアテックスタジアムでは嫌な負け方が続いているし、
そもそも今のガンバのチーム状態が良くないので悲観的にならざるを得ない。

また、2試合続けて遠藤がベンチにも入っていないことが気になる。

宮本監督は「勝つための判断」と言っているけど、
その判断が上手くいっていないことはこの2試合の結果でも明らかだろう。

スタメンで90分は難しいかもしれないけど、
交代枠を5人まで使える今季のレギュレーションでは、
試合の流れを変える選択肢としてはまだまだ有効な手札だろうし、
ベンチにいるだけでも相手に脅威を与えることは出来る。

チーム状態が苦しい今だからこそ、
これまでガンバに数々の勝利をもたらしてきた背番号7の力が必要だと思っているのは、
僕だけでしょうかね。

ガンバ大阪13FC東京
‘8 ディエゴ・オリヴェイラ
’43 宇佐美貴史
’73 レアンドロ
’81 アダイウトン