【明治安田生命J3リーグ26節 ガンバ大阪U-23vsカマタマーレ讃岐】開幕節の逆転劇の再現とはいかず

開幕節の相手との再戦に思う

今節のU-23の対戦相手はカマタマーレ讃岐。

讃岐と言えば、6月に行われたJ3の開幕節で対戦し、
2-3で逆転勝利を収めた相手。

当時、観客が誰一人いなかった各地のスタジアムは、
徐々にかつての姿を取り戻しつつあり、
その試合でゴールを決めた川﨑と唐山は、今はU-23のチームを離れ、
トップチームでベンチ入りを果たすべく日々研鑽を研いでいるなど、
時間は確実に流れている。

しかしながら、あれから4か月以上経った今でも、
新型コロナウイルスという言葉を耳にしない日は無く、
昨日に予定されていたルヴァンカップの決勝も、
柏のチーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生したということで、
延期が決まったばかりだ。

幸い、今のところガンバからは新型コロナウイルスの感染者は出ていないけど、
柏や磐田で発生した問題は対岸の火事ではない。

愛するクラブの勝ち負けに一喜一憂出来る日々が当たり前ではないことを、
改めて認識して応援を続けていかないとね。

若い選手の成長を促すため…なのか?

累積警告で前節の今治戦を欠場していたタビナスが戦線に復帰したものの、
その今治戦で芝本がレッドカードを受けて今節は出場停止。

また、今治戦で黒川も負傷したため、
今節はどういう布陣になるのかなと思っていたのだけど、
GKはイ・ユノ、DFは右から當間、荻野、タビナス、山口、
アンカーに奥野を置いて、その前に右から村上、中村、菅野、シンウォノを並べ、
最前線に高木が入る4-1-4-1の布陣。

U-23はシンウォノと山口の左サイドを軸に攻撃を仕掛けるも、
讃岐に逆サイドを崩され、前半7分という早い時間帯に先制点を献上。

この失点の場面だけでなく、90分通してU-23の右サイドは狙われていたけど、
そもそも右SB當間と右CB荻野って、本来はポジションが逆じゃないだろうか。

森下監督がどういう意図で2人を今の並びで起用しているのかは知らないけど、
あまり効果が出ていないように思うのは僕だけですかね。

その後、左サイドからのクロスに高木がフリーで飛び込む場面があったものの、
これを決めることが出来ず、試合は1点ビハインドのまま。

それにしても高木はいつになったらゴールを決めるのだろうか。

選手の頭数が少ないU-23だから出場機会を与えられているけど、
よそのチームだったら1000分以上出場していて0得点のFWが、
ずっとスタメンで出場できるなんてありえないぞ。

ロベルト・オムロス

1点ビハインドのままハーフタイム突入も覚悟したのだけど、
前半41分に山口が強烈なミドルシュートを突き刺し、試合は振り出しに。

まるで18節のホーム熊本戦の再現VTRを見ているかのようなゴールだったね。

J3とは言え、SBの選手が既に3ゴールを挙げているのは素直にすごいけど、
今季のガンバのチーム編成は左SBの選手が飽和状態なので、
トップチームでお目にかかれなさそうなのが残念なんだよな。

前半のうちに同点に追いついたので、後半に逆転といきたかったのだけど、
残念ながら後半はゴールネットが揺れることは無く試合終了。

そもそもU-23はベンチ入りメンバーを7人揃えられないことがほとんどなので、
同点もしくはビハインドで後半に入ると打てる手が少ないよね。

この試合で使った交代のカードは、
シンウォノに代えてこの試合がJ3初出場となる平川の1枚だけだったけど、
メンバー表の名前が書き変わっただけで試合の大勢は何も影響が無かったしね。

J3の試合に抜擢されるあたり、平川はユースでは有望な選手なのだろうけど、
この試合を見た限りでは、J3のスピードとインテンシティについていけてなくて、
ちょっと厳しいかなと思わざるをえなかった。

ただ、菅野のJ3初出場の時も平川と同じ印象を受けたけど、
時が経ち、菅野はこの試合で90分フル出場を果たし、
山口のミドルシュートのコースを変えてゴールを狙うなど、
J3を戦うチームに於いて立派な戦力になっている。

やはりユース世代の選手の成長速度はとても早い。

平川も今シーズンが終わるころには
菅野のようにJ3の試合でフル出場できるような選手になっていてほしいね。

勝ちきれない試合が増えてきた

U-23の次節の対戦相手は八戸。

アウェイでの対戦なので苦しいメンバー編成で臨むことになりそうだけど、
ホームで富山に勝ってから4分け1敗と何気に5試合勝ち無しという状況なので、
そろそろ勝ち点3が欲しいところ。

来週の日曜日は僕も青森に行って、
若き青黒戦士たちの戦いを見届けたいと思います。
(11月の青森って絶対寒いだろうな、どんな格好をして行こうか…)

ガンバ大阪U-23 11 カマタマーレ讃岐
‘7 栗田マークアジェイ
’41 山口竜弥