【カタールワールドカップ アジア2次予選 日本vsタジキスタン】勝利とともに得た油断は禁物という収穫

ドドドド怒涛の9連戦

19日間で9試合も代表戦が組まれているということで、
JFAが「ドドドド怒涛の9連戦」と銘打ったシリーズの4戦目。

この日の対戦相手であるタジキスタンは、
モンゴルやミャンマーに比べれば遥かに骨のある相手だったけど、
JFAの煽り文句とは裏腹に一方的な展開の試合ばかりなので、
このような大味で緊張感に乏しい試合が続くようであれば、
ワールドカップのアジア予選の方式も考え直す必要があるなと思うね。

明暗分かれた両サイド

この日の日本代表のスタメンは、GKに権田、DFラインは右から山根、中谷、昌子、佐々木、
中盤に橋本と川辺、2列目は右から古橋、南野、原口で、1トップに浅野という11人。

冨安に加え、吉田、酒井、遠藤がオーバーエージでU-24の代表に帯同しているので、
DFラインが一気にグレードダウンしたような印象を受けるけど、
このレベルの試合であれば問題無い面子だろう。

攻撃面では、ビルドアップ面の貢献度の高い大迫と鎌田が外れ、
前線のスペースにアタックするタイプの浅野と古橋が入っていたけど、
タジキスタンが自陣に引き籠ることが予想されるのに、
前線にスペースが無いと活きない選手を起用した采配はやや疑問だった。

しかしながら、浅野がDFラインの裏へ抜け出して放ったシュートの跳ね返りを、
後ろから詰めていた古橋が押し込んで前半6分という早い時間帯に先制。

さらに古橋は前半40分にも、見事なラインブレイクで右サイドにを深くえぐると、
ニアサイドにピンポイントのクロスを送り南野のゴールをアシスト。

タジキスタンが攻撃時に予想よりもDFラインを高くしてきたということもあったけど、
試合前の不安を良い意味で杞憂にしてくれた。

反対に残念だったのが左サイドの原口。

キャプテンマークを巻いて気負っていたのか、単独で仕掛けてロストする場面が目立ち、
左SBの佐々木がオーバーラップしてきても使わないなど、
自身が10代の頃を思わせるようなセルフィッシュなプレーが多かった。

ハーフタイムで坂元に代えられたのも妥当なパフォーマンスだったね。

ベルギー戦を知る選手

後半頭から原口と南野に代えて坂元と鎌田を投入した森保監督。

この交代により古橋が左に移って右サイドに坂元が入ったけど、
坂元は得意のドリブルで何度もチャンスメークするなど、
代表初キャップとは思えないパフォーマンスで、
前半の古橋とはまた違った形で右サイドを活性化させていた。
(お隣の選手だけど坂元のプレーは山形時代から割と好きだったりする)

後半6分の橋本のゴールも活性化した右サイドからの山根のクロスだったしね。

前半9分のクロスの場面でマークすべき選手を離してしまい、
カタールワールドカップアジア2次予選の、
日本の初失点に絡んでしまった山根だったけど、このアシストで帳消しにできたかな。

その後、後半25分にタジキスタンのGKのパスミスを川辺が押し込んで、
3点差となったところで勝負あり。

僕はガンバ大阪のサポーターなので、
この試合では、チーム状態が悪い中代表に招集された昌子のプレーに注目していたけど、
タジキスタンのFWとの競り合いはほぼほぼ勝利していたし、
初コンビの中谷との連携も良く、好パフォーマンスだったんじゃないだろうか。

まあ、今季のガンバでもチーム活動再開直後は調子良さそうだったけど、
過密日程にも関わらずフル出場を続けているうちに、
パフォーマンスを落としていったところがあるので、
試合間隔が空けばこれぐらいはやれるというのは再認識できた。

セルビア戦、キルギス戦で出場機会があるかどうかはわからないけど、
久々の代表チームでの活動を通して、手応えを掴んでガンバに戻って来てほしいね。

きっと無所属のジャガーがやってくれる

タジキスタンに勝利し、
日本はカタールワールドカップアジア2次予選7連勝で、全勝をキープ。

前半の失点が余計だったけど、最終予選に向けて気を引き締める意味で、
良い授業料だったんじゃないだろうか。

日本代表の次の試合は神戸で行われるセルビア戦。

セルビアの名門・パルチザンでプレーしていたけど、給料未払い問題で退団して、
現地でひと悶着を起こした浅野の存在が注目されるだろうけど、
日本で行われる無観客の親善試合で浅野に危害が及ぶとも考え難いので、
最終予選に向けてチーム力を底上げするための良いテストマッチにして欲しいね。

日本41タジキスタン
‘6 古橋享吾
‘9 エフソン・パンシャンベ
’40 南野拓実
’51 橋本拳人
’70 川辺駿