【国際親善試合 アメリカvs日本】結局最後まで行方不明だった餅屋
勉強不足の敵将に鉄槌を
オークランドの地でメキシコと引き分けた日本代表は、
戦いの舞台をオハイオに移し、アメリカ代表との一戦に臨んだ。
メキシコ戦では、惜しい場面は作りつつも結局得点は奪えなかったので、
消化不良であるはずの攻撃陣には、
ロウアードットコムフィールドでの爆発を期待したいところだ。
アメリカを率いるのは、ポヤトスのお友達でもある知将・ポチェッティーノだけど、
「日本と韓国は似たスタイル」と口にするなど、
日本がどんなサッカーをするのかよくわかっていないようなので、
自国のファンの前で痛い目に遭わせて、
これが日本のサッカーだと知らしめてやろうじゃないか。
餅は餅屋とはよく言ったもの
メキシコ戦からのメンバーの大幅入れ替えを口にしていた森保監督が、
オハイオ州のコロンバスのピッチに送り出したスタメン11人は以下の通り。

メキシコ戦で機能しなかった前田の左WBを継続したうえ、
なんと3バックの左には長友を起用するという、
先日、初瀬を同じポジションで起用したポヤトスもビックリするような布陣を採用。
さらに、右CBには本職右SBの関根を起用し、
本職が荒木1人しかいないという顔ぶれで3バックを形成するという、
いくらここ最近不調のアメリカが相手とはいえ、
果たしてこのメンバーで戦えるのかと心配になるような11人だったね。
試合の序盤こそ、伊東の左足のクロスがそのままゴールに向かって、
あわやゴールに入るかと思う場面を作ったり、
望月が長友のクロスから打点の高いヘディングシュートを放つなど、
それなりにチャンスは作っていたものの、反対にアメリカにチャンスを作られる場面も多く、
先日、メキシコの強力な攻撃陣を封じ込めたとは思えない不安定な守備に終始。
それでも、所属のサンフレッチェで絶好調の大迫が、
この日も好セーブを連発してなんとか耐え凌ぐ。
ただ、そんな大迫頼みの守備もそう長くは持ち堪えられず、
望月がアーフステンの突破を許してクロスを上げられると、
ペナルティエリア内にいたセンデハスにボレーで合わされ、ボールはゴールの中へ。
人数も揃っていたのでそれほど難しくない局面だと思ったんだけど、
本職ではない長友をCBで起用した弊害が出てしまったね。
その後、鈴木唯人のパスから伊東が決定機を迎える場面があったものの、
これはGKに難なくセーブされてしまい、同点とはならず。
結局、1点ビハインドでハーフタイムを迎えることになってしまった。
後半になっても餅屋は現れず
1点を追う日本は、後半頭から長友に代えて瀬古を投入。
本職のCBを投入したことで、これで後ろが安定するかなと思ったら、
今度は4バックに変更して、左SBに瀬古を配置するという珍采配。
瀬古も慣れないポジションなりに奮闘していたけど、
前方のスペースへ走り出すタイミングや、クロスの質がSBのそれではなく、
元ピンクの選手なのに思わず同情してしまった。
こんなことをしていて流れが良くなるはずもなく、
後半も劣勢を強いられていた日本だったけど、
後半17分に鈴木唯人、前田、藤田に代えて、南野、三笘、鎌田を投入。
これでようやく巻き返せるかなと思ったのだけど、3枚替えから程なくして、
プリシッチの突破からバログンにゴールネットを揺らされてしまう。
同点に追いつくどころか追加点を奪われてしまった日本は、
気を取直してアメリカのゴールに迫りたいところだったけど、
その後、日本のチャンスらしいチャンスは、
小川が意表を突いて遠目から放ったシュートがクロスバーを叩いた場面ぐらい。
その後、ピッチに投入された町野と菅原も、メンバー表の名前を書き変える以外の仕事は出来ず、
後半に入ってさらにセービングの神懸かりっぷりに拍車がかかった大迫の活躍が無ければ、
一体何失点していたんだろうという酷い試合だった。
本来のポジションで起用されていない選手も何人かいたというエクスキューズはあるにせよ、
史上最強日本代表と呼ばれているのは、メキシコ戦のスタメンに限った話で、
スタメンとサブの間には大きな実力差があるなと思わざるを得なかったね。
それでも王国は王国
アメリカ遠征を1分1敗、無得点という結果で終えた日本代表は、
来月、吹田でパラグアイ、そして味スタでブラジルとの対戦を迎える。
かつてのような強さは失われているブラジルだけど、
それでも日本からすれば、対戦できること自体贅沢な相手なのは間違いない。
アメリカ戦の戦いぶりを見る限り、あまりポジティブにはなれないけど、
本大会に向けて収穫のある試合にして欲しいね。
アメリカ2−0日本
’30 アレックス・センデハス
’64 フォラリン・バログン












