【明治安田J1リーグ36節 ガンバ大阪vsヴィッセル神戸】遂に潰えた先制試合全勝神話

両サイドバックは充電満タン

敵地で勝利を収めてACL2ノックアウトステージ進出を決めたナムディン戦から中3日、
ガンバ大阪はヴィッセル神戸とのホームゲームを迎えた。

リーグ3連覇を目指している神戸だけど、直近のACLE蔚山戦では勝利を収めたものの、
リーグでは9月27日の清水戦以来3試合勝利が無く、足踏みが続いている状態なので、
この試合は何が何でも勝ち点3を獲りに来るだろう。

そんな神戸と相対するにあたり、
ナムディン戦でベンチにも入っていなかった黒川と半田の状態が心配だったけど、
2人とも出場に問題なしとのことなので、この試合に向けた憂いは無くなった。

今こそ大迫の後半アディショナルタイムのゴールで苦杯を嘗めさせられた、
5月のアウェイゲームの借りを返したいところだ。

目には目を歯には歯を

大盛況のうちに終わった満田の推しガチャと同様に、
試合でも大盛況といきたい青黒のスタメン11人は以下の通り。

試合前の報道通り、SBに半田と黒川が戻ってきた。

また、ACL2で2試合連続ゴール中だったにも関わらず、
先日のナムディン戦で出番が無かった食野が左サイドに抜擢されたね。

近年の神戸との対戦では強度で後手を踏んでそのままやられるっていう展開が多かったけど、
この日の満田、美藤、安部の中盤は神戸相手でも五分以上に渡り合っていた。

その上、最前線に構えるジェバリも、
屈強なトゥーレルや山川を相手にしても背負って受けられるので、
ジェバリを起点に安部や半田に決定機が訪れるなど、
近年の神戸戦では一番内容が良い展開だったんじゃないだろうか。
(半田の決定機はトラップせずにダイレクトでシュートを打って欲しかった・・・)

ただ、そのジェバリが前川と交錯して脚を痛めたことと、
ガンバのマークが大迫、武藤、宮代に集中することの裏をかいて、
神戸が広瀬の裏抜けを多用するようになると、徐々に神戸にも決定機が増えていく。

しかしながら度々神戸に訪れる決定機も、
守備陣が体を張ったディフェンスを見せて失点を許さず。

前回神戸と対戦した5月頃は、昨季の堅守の面影も無く失点を重ねていて、
DFリーダーの中谷も自信なさげな表情を見せることが多かったけど、
ここに来て昨年のような粘り強い守備が戻ってきたね。
(本音を言えばもうちょっと早く戻ってきて欲しかったけど)

結局、前半はスコアレスで折り返すことになったけど、
良い戦いは出来ているので、後半に交代カードを切ってゴールを奪いたいところ。

バタバタした展開から必勝パターンに持ち込むも・・・

お互いに選手交代無く迎えた後半も、
土俵中央でがっぷり四つといった具合にどちらに転ぶかわからない互角の展開。

そんな膠着状況を打破すべく神戸の吉田監督は、後半17分に広瀬に代えて佐々木、
後半22分に飯野と大迫に代えて酒井とジェアン・パトリッキといった具合に、
中3日という日程も考慮して早めに動いてくる。

この交代が功を奏し、徐々に神戸に流れが傾き始めるも静観を決め込むポヤトス。

神戸とガンバは同じ中3日での試合といっても、水曜日はホームゲームだった神戸に対し、
ガンバはベトナムからの移動を挟んでいるので、先に動くべきはガンバじゃないのか?
・・・と、思っていたら、アクシデント発生。

山下からのパスをペナルティエリア内で受けた食野がドリブルを仕掛け、
股を抜かれた扇原がたまらず食野のつま先を引っ掛けて倒すも、
VARのOFRが入ったにも関わらず、なぜかノーファウルになってしまう。

さらに、この判定に怒った東口が、ベンチ前にあったボトルバッグを蹴って、
中にあったペットボトルがピッチ内に散乱してしまったことで、
主審への侮辱行為を取られたのか、レッドカードを貰って退場になってしまった。

ベテランとして東口には冷静になって欲しかったところではあるけど、
納得がいかない判定であることに変わりはないので、
野球のチャレンジ制度みたいになぜPKにならなかったのか、
池内主審に説明してもらいたいプレーだったね。

ただ、サッカーというスポーツは、
そんなバタバタした時間があった直後にスコアが動くことが多かったりするもの。

安部の横パスを下がって受けたジェバリに山川が吊られると、
ポッカリ空いたスペースに走り込んでジェバリのスルーパスを受けた奥抜が、
冷静に前川との1対1を制し、後半35分にガンバが先制に成功。

奥抜にとってJ1での初ゴールだけど、
ゴール後のセレブレーションで揺りかごダンスをしている様子を見ると、
黒川がナムディン遠征に帯同しなかった個人的な理由って、子どもが産まれたからみたいね。

今季先制した試合でガンバは全勝なので、
これで勝ったも同然・・・と言いたいところだったけど、
この試合はクロージングが上手くいかなかった。

永戸の対角線のロングフィードを福岡がクリア出来ずに裏の武藤に抜け通ってしまうと、
武藤からのアバウトな浮き球のパスを受けた佐々木にボレーシュートを決められてしまい、
後半アディショナルタイムに入る直前にスコアを振り出しに戻されてしまった。

失点するちょっと前に山下に代えて岸本を投入したけど、
神戸と同じ土俵でガチャガチャしたサッカーを続けていたら、
こんな風になる可能性は十分にあり得たので、宇佐美か鈴木も一緒に投入して、
ボールを握りながら試合をクローズする手もあったんじゃないだろうか?

同点になったことで、後半アディショナルタイムになってヒュメットを投入したけど、
結局宇佐美は使わずに交代枠を2つも余らせてしまったし、
相変わらずポヤトスは上手く行っていない時の選手交代は下手だなと思わざるを得なかったね。

今季先制した試合で全勝だったガンバだけど、それも12試合目にしてストップ。

まあ、記録なんていつか止まるものだし、
神戸の3連覇の可能性を消滅させたという点も良かったと思うけど、
上位陣にはなかなか勝てないという印象はこの試合でも払拭出来なかったね。

主力はリーグ専念でいい

次節は3週間後のアウェイ福岡戦。

ACL2の香港遠征から中2日での試合になるけど、
既にノックアウトステージ進出を決めているガンバは、
東方との試合でベストメンバーを組む必要は無いので、福岡戦に照準を絞って調整出来ると思う。

福岡は順位こそ12位だけど、4試合連続無失点とここに来て堅守が際立っているので、
そんな堅い守りをこじ開けて今季17勝目を挙げたいところだ。

ガンバ大阪11ヴィッセル神戸
’80 奥抜侃志
’89 佐々木大樹