【明治安田生命J3リーグ3節 ガンバ大阪U-23vsガイナーレ鳥取】糧にならない敗戦はしないこと
小さなオッサン
昨日はU-23のリーグ戦もあったのだけど、
トップチームの試合と時間が丸被りしていたので、遅ればせながらDAZNで録画観戦。
今節のU-23の対戦相手は、ガイナーレ鳥取。
昨季のホームでの鳥取戦は、
塚元が当時のJリーグ史上最年少記録となるハットトリックを達成したことで、
昨季のU-23の試合の中では比較的印象に残っているカードやね。
(まあ、その試合から約2ヶ月後にJ最年少ハットトリックの記録は、
唐山が塗り替えることになるのだけども。。。)
また、鳥取戦と言えば、2005年にガンバ大阪がJ1で初優勝した時のメンバーである、
フェルナンジーニョのプレーが見られるというのも楽しみの一つ。
運動量は流石に少なかったけど、右サイドからカットインして、
ループシュートでゴールを狙ったプレーには、
かつての面影が垣間見えて、敵ながら思わず拍手を送ってしまった。
若さで許されることばかりではない
前半は0-0で折り返すも、後半に立て続けに3失点し、
後半アディショナルタイムに1点を返して1-3という
結果を知ったうえで観戦していたのだけど、
1試合を通して見れば思っていたほど酷い試合はやっていなかったと思う。
ただ、1失点するとすぐに修正が効かずにズルズルと失点を重ねてしまうのは、
やはり若いチームにありがちなことか。
こういう展開でこそ、U-23の中でも比較的経験値の高い、
市丸、松田、高木あたりがリーダーシップを取って修正して欲しいのだけど、
どうも淡々と試合をこなしているように見えてしまう。
高木に至っては2失点目に直結するボールロストを犯しているし、
オーバーエイジとして試合に出場している以上、
もっとプレーで若い選手たちを引っ張ってもらわないと困るね。
今のうちに色々な起用法を経験せよ
今季のU-23はトップチームと同じ3-5-2の布陣で試合に臨むことが多いけど、
この試合では3-4-2-1の布陣を敷いてきたのは興味深かった。
前節までトップの位置で出場していた高木を右WBで起用したことで、
前線が唐山1枚になったわけだけど、典型的なストライカータイプの唐山は、
ボールを受けに下がるようなことはせず、ひたすら相手のDFラインと駆け引きをしているので、
試合を通じて孤立気味だったように思う。
まあ、2トップの一角でしかプレー出来ませんとかだと、
かなり起用法が限定されてしまうので、
吸収力の高い今のうちに1トップの動きも会得して欲しいね。
U-23チームを持っているクラブに所属しているということ
この試合の交代カードで伊勢、當間、菅野、永川、村上と、
ユース所属の選手を次々と投入したU-23。
学徒動員と批判する人もいるけど、今季に関しては、
新型コロナウイルスの影響で、ユース年代の大会が次々に中止に追い込まれているので、
U-23の試合はユースの選手たちにとって貴重な実戦経験を積む場所になっていると思う。
中2日で迎える次節の熊本戦も若き青黒戦士たちにとって、
今後のキャリアの糧となる試合になればいいね。
ガンバ大阪U-23 1-3 ガイナーレ鳥取
’52 可児壮隆
’63 田口裕也
’67 井上黎生人
’90+3 奥野耕平