【YBCルヴァンカップ グループステージ2節 大分トリニータvsガンバ大阪】奪えそうで奪えなかった1つのゴール

遅れて来た漢

新型コロナウイルスによるリーグ戦の中断期間が長引いたので、
てっきりリーグ杯は中止になるのかと思っていたのだけど、
グループステージおよび決勝トーナメントをホーム&アウェイから、
一発勝負方式に変更する形で開催。

優勝を目指してベストメンバーに近い陣容で臨むクラブがあれば、
一方でリーグ戦優先で若手選手や控え選手中心で臨むクラブもあるなど、
リーグ杯の位置付けってクラブによってそれぞれだけど、
3試合になったグループステージのうち最初の1試合を既に落としているガンバが、
後者のスタンスでアウェイの大分に乗り込んだのは理にかなった話。

ただ、若手選手や控え選手中心と言っても、
ガンバサポのこの試合に対する注目度の高さはリーグ戦と遜色のないものだった。

なぜなら今季の補強の目玉である昌子源が、足首の故障による長期の離脱期間を経て、
満を辞して青黒の3番のユニフォームを纏ってピッチに立ったからだ。

誰が出ても同じサッカーが出来るという強み

直近の川崎戦では敗れたものの、それまでリーグ戦4連勝中だったガンバと、
リーグ戦4連敗中、ましてや直近2試合では4失点を喫して敗れている大分。

そんな両軍のチーム状態を表すかのように、キックオフ直後からボールを支配し、
大分陣内でハーフコートゲームを展開するガンバ。

先制点が入ったのは前半29分と思いのほか時間を要したけど、
ガンバが先制点を挙げたのは必然と感じるような試合展開だった。

しかしながら、その6分後に昌子のパスミスを起点にカウンターを食らい同点ゴールを献上。

試合を振り出しに戻されただけでなく、
この失点を契機に大分を勢いづけてしまったので、痛いミスだったけど、
最終ラインからくさびのパスを何本も通し、
DFラインから積極的に前に出てインターセプトをする昌子の姿からは、
約11ヶ月のブランクは感じられなかった。

コンディションを考慮してか後半19分に三浦と交代になったけど、
これからのリーグの戦いに於いて頼りになるピースが加わったなと思わざるを得なかったね。

揺れそうで揺れなかったゴールネット

後半も前半と同様にボールを支配し大分ゴールに迫るガンバ。

前半は、ボールこそ支配していたもののシュートまで辿り着く場面が少なかったけど、
後半はシュートまで行けていたので、勝ち越しゴールへの期待は俄然高まっていた。

しかしながら、両軍のGKが当たっていたことも相まって、
結果的にどちらのゴールのネットも揺れることはなかった。

特に、後半に小野瀬とパトリックに訪れた決定機は、
どちらか一方は決めて欲しかったけど、攻撃は水物と言うし、
今度リーグ戦で同じような場面が訪れたら確実に決めて欲しいと思います。

大分から勝ち点3を挙げられなかったことで、
今季のリーグ杯はグループステージ敗退という結果になってしまったけど、
そもそも2月に行われた柏との初戦を落としている時点で、
グループステージ通過はかなり厳しかったので、敗退のショックもさほど無いだろう。

来週のミッドウィークに控えているグループステージ最終節の湘南戦は、消化試合と割り切って、
新戦力の抜擢や新戦術へのトライなど、色々と新しいことを試して欲しいと思います。

日程の密度が下がったとポジティブに考えよう

次の試合は中2日でホームの横浜FC戦。

横浜FCも決して好調とはいえないので確実に勝ち点3を挙げたい試合ではあるけど、
大分相手に三浦や矢島など本来は温存しておきたかった戦力も投入し、
勝ち点3を目指してパワープレーを仕掛けるなど、消耗の激しい試合をしてしまったので、
その後遺症が出なければいいけどね。

大分トリニータ11ガンバ大阪
’29 パトリック
’35 小塚和季