【明治安田生命J3リーグ22節 ガイナーレ鳥取vsガンバ大阪U-23】背番号38がいればもしかしたら

2020年11月1日

得点源不在の戦い

前節、ホームで富山を破ったU-23の対戦相手はガイナーレ鳥取。

前節の試合終了間際に唐山がイエローカードを受けたことで、
今節は累積警告で出場停止。

今季ここまでチームトップの10得点を挙げているエース不在で、
どういった戦いを見せるのかが見モノやね。

いきなりブレイクされた急造DFライン

今節は唐山だけでなく、昌子が負傷離脱したことで、
松田もトップチームの大分遠征に帯同していて不在。

まあ、松田は度々トップチームのメンバーに入るので、
不在であること自体はそんなに珍しいことでは無いけど、
松田不在により今節の4バックのCBがタビナスと奥野だったのには驚いた。

案の定、試合開始15秒という早い時間帯で、急造DFラインの裏を取られ、
一森がペナルティエリア内でファウルを犯しPKを献上。

このPKを決められて先制を許してしまった。

何度かこのブログで書いているけど、
奥野は器用な選手なので色んなポジションでプレーできるけど、
彼の良さが一番生きるポジションはボランチ。

U-23は選手の頭数が少ないので、
チーム事情で本職でないポジションで起用せざるを得ないのは、
仕方が無いというのは重々承知しているけど、
便利屋みたいに使うのはやめてほしいね。

まあ、先制されたとは言え、まだ試合が始まって1分も経っていないので、
落ち着いて同点を目指したいところだったけど、
鳥取の守備ブロックの中に効果的なパスを送り込めず、
ボールを持たされる時間が長かった。

そんな中でも1本、DFラインの裏へパスが通った場面はあったけど、
これを高木が痛恨のシュートミス。

球際の攻防を嫌がらない姿勢はU-23の若い選手に見習ってもらいたいけど、
攻撃的なポジションで出場しているオーバーエージ選手にも関わらず、
今季ここまで0得点という結果が示すように、
なんでこれほどまでにシュートの場面で落ち着きが無いのだろうか。

本来であれば不在の唐山に代わって
得点源としての期待をしたいところなんだけどね。

期待に応えたのは今節不在のエースの相棒

前節の後に書いたブログで、「唐山が不在になる代わりに塚元に奮起して欲しい」
と書いたけど、どういうわけか塚元はトップチームの大分遠征に帯同。

ここ最近の塚元のプレーはあまり良くないと思っていたので、
今節不在だったことには驚いたのだけど、
その塚元に代わってU-23のメンバーに入った川﨑に、
同点ゴールの期待がかかるところ。

ところが、試合を振り出しに戻すゴールを決めたのはまさかの菅野。

ガンバユースで唐山の相棒だった背番号44は、
今季、何度かU-23で出場機会を得ていたものの、
狭いエリアでも嫌がらずにボールを受け、前を向くところは好印象だったけど、
まだJ3のスピードと守備の強度に慣れていない感があり、
彼の良さが発揮された場面と言うのはほとんど無かった。

しかしながらこの試合の菅野は、後半15分に伊勢のパスを受けると、
左サイドからカットインして右足のインサイドキックで、
丁寧にファーサイドのゴールネットを揺らしてみせた。

まだシュートを打てる場面でもパスを選択するところが目に付くので、
このゴールをきっかけにJ3でも貪欲にゴールを狙っていって欲しいね。

この菅野のゴールに続いて追加点を狙いたいところだったけど、
今節のU-23の得点はこれで打ち止め。

攻撃に変化を付けられそうな選手がベンチに不在で、
交代枠を最後まで使えなかったのが痛かったかな。

まあ、アウェイの熊本戦で1試合だけ見たシン・ウォノは割と好印象だったので、
投入してほしかった気持ちは少しあるけども。

最後の大阪ダービーへ向けて

次節はアウェイでセレッソのU-23と対戦。

いくらU-23とは言え、大阪ダービーに負けて良い試合なんて無い。

また、お互いにU-23チームの活動は今季が最後になるので、
U-23のダービーも次節が最後。

最後のダービーが敗戦で終わるなんてありえないので、
青黒の誇りに懸けて絶対に勝利して欲しいね。

ガイナーレ鳥取11ガンバ大阪U-23
‘1 田口裕也
’60 菅野隆星