【YBCルヴァンカップ プライムステージ準々決勝1st leg ガンバ大阪vs浦和レッズ】なんだかよくわからないけど気がついたら負けていた

J2大阪なんて言われた日もありました

先日、北の大地でよもやの大敗を喫し、
5月のアウェイ新潟戦から続いていた確変モードが終了した感のある我らがガンバ大阪。

とは言えこのまま収束していくわけにもいかないので、もう一度上昇気流に乗るために、
ルヴァンカップの浦和レッズとの2連戦でポジティブなきっかけを掴みたいところだ。

前回埼玉スタジアムで対戦した時には、
試合後に「J2大阪」コールを浴びる辱めを受けたけど、
今のチームはあの時とは違うということを対岸の赤いサポーターに示して欲しいね。

なるべくしてなったスコアレス

9月に3回の対戦が控えている浦和との1st roundに臨む、
ガンバ大阪のスタメンは以下の11人。

年代別の代表に中野が招集されていることでU-21ルールが適用されないため、
土曜日の札幌ドームでの試合からクォン・ギョンウォンとネタ・ラヴィが外れ、
佐藤と石毛が入った。

札幌戦でのクォン・ギョンウォンとネタ・ラヴィのパフォーマンスは酷かったので、
むしろ今日の11人で札幌戦をやり直したい気持ちもあるけども。

オールコートのマンツーマンという特異な戦術を志向する札幌に比べ、
浦和のディフェンスはオーソドックスなゾーンディフェンスなので、
札幌よりも組みやすさはあったけど、
如何せん浦和のゾーンディフェンスの強固さはJ1でナンバーワン。

終始ガンバがボールを持つ事は出来たけど、
浦和の守備ブロックの外を舐めるようなパス回しに終始し、
なかなかバイタルエリアに効果的なパスが入らない。

前半のガンバのチャンスらしいチャンスって、
髙尾が深い位置からあげたクロスをダワンが合わせた場面ぐらいだったんじゃないだろうか。

ただ、対する浦和もカウンターからガンバのゴールに迫る場面は何度かあったものの、
自分たちからボールを動かして能動的に攻撃を仕掛けてくる回数は少なく、
惜しいチャンスは髙尾にブロックされたシャルクのこの試合のファーストシュートぐらい。

このところの浦和って、
何の脈絡も無いところからホセ・カンテがゴールを決めて勝つという試合が続いていたけど、
この試合ではホセ・カンテはベンチスタートだったので、
ガンバとしては理不尽な個人技の脅威に晒されることはなかった。

結局、お互いに決め手を欠き、スコアレスで前半を終えることになったけど、
ベンチにホセ・カンテや中島翔哉、酒井宏樹といったところが控える浦和に対し、
有効な交代カードを持っていないガンバとしては、
後半勝負の試合展開になるのはあまり望ましくないところである。

脈絡無き一撃に沈む

お互いに選手交代なく迎えた後半。

ハーフタイムでポヤトスはどんな策を講じたのかなと思っていたら、
後半のファーストプレーでシャルクにミドルシュートを放たれると、
東口の手を掠めたシュートはクロスバーを叩いてゴールに吸い込まれ、浦和が先制。

ホセ・カンテがいないから理不尽ゴールは無いかなと思っていたけど、
他の選手に理不尽ゴールの引き継ぎがされているとは夢にも思わんかったわ。

先制したことで浦和にリズムが生まれたようで、
シャルクや萩原にあわやのシュートを放たれるなど、浦和に試合の主導権を握られてしまうと、
これを受けてポヤトスは石毛に代えて宇佐美を投入。

宇佐美は先日の鳥栖戦でのパフォーマンスが散々だったので、
正直あまり期待していなかったのだけど、この試合でも下がりすぎる傾向はあったものの、
フリーマンのようにピッチの至るところに顔を出し、ボールをキープして時間を作っていたので、
この試合の宇佐美は割と良かったんじゃないだろうか。

現に、宇佐美が投入されてからガンバが浦和陣内でプレーする時間が長くなったしね。

ただ、そんな宇佐美のシュートは酒井宏樹のブロックに遭い、
ダワンのシュートも枠を捕らえられないなど、ゴールが遠い試合展開が続く。

その後も食野に代えて山見を投入し、さらに攻勢を強めたものの、
ガンバの選手たちのシュートはことごとく浦和の選手たちのブロックに遭うか、
枠外に飛ぶかでゴールネットを揺らせない。

2014年のルヴァンカップ優勝を知る数少ないメンバーである倉田と藤春を、
満を辞して後半アディショナルタイムに投入するも、
結局、最後までゴールを割ることが出来ずにタイムアップ。

リーグ戦では5連勝中のホームゲームだったけど、カップ戦ではその神通力は通用しなかったね。

気持ち良く月曜日を迎えられるように

今季からアウェイゴールのルールが撤廃されているルヴァンカップだけど、
アウェイゴールがあったとしても、
2nd legで2点取らないといけないことに変わりはないので、
今のガンバにアウェイゴール撤廃のルール変更は関係無い。
(個人的にアウェイゴールのルール結構好きだったけど・・・)

埼玉スタジアムで堅守の浦和から2点を奪うのは非常に難しいミッションだけど、
ここ最近詰まりがちなケチャップの蓋が外れてくれることを願いたいね。

日曜日は、ラグビーワールドカップのチリ戦も気になるけど、
ガンバの勝利を信じて浦和美園に向かいたいと思います。

ガンバ大阪01浦和レッズ
’46 アレックス・シャルク