【国際親善試合 日本vsトリニダード・トバゴ】豊田スタジアムでの代表戦は相変わらずの塩分濃度の高さです
話題の久保と定位置が競合する我らが堂安
目下、J1リーグで首位をひた走るFC東京に於いて、
若干、17歳にして攻撃の中核を担う存在として、
連日スポーツメディアの注目を浴びている久保建英。
そんな久保が今回のキリンチャレンジカップと
コパアメリカの日本代表のメンバーに選ばれたとあって、
代表に関する報道も久保が中心になりつつある。
それだけに、豊田スタジアムで行われたこの試合で、
久保がベンチにも入らなかったことに関しては、
スポーツメディアは肩透かしを食らった感じだろうね。
一方、幸か不幸か我らがガンバ大阪からは、
今回の日本代表のメンバーに誰も選ばれなかったので、
ガンバサポ的な楽しみは堂安を見るぐらい。
しかしながら、この試合でスタメンを飾った堂安は、またしてもインパクトを残せなかった。
2019年に入ってから壁にぶち当たっている感が否めないけど、うかうかしていると、
スタンドから見ている久保と取って代わられる可能性も無きにしも非ずなので、
堂安にはこの苦境を乗り越えて欲しいね。
ついにベールを脱いだ森保の3バック
言わずもがな、森保監督の代名詞と言えば、
広島の監督時代、3度のJ1制覇を達成した可変式の3-4-2-1のシステムである。
昨夏のロシアワールドカップ後に日本代表の監督に就任して以降、
3バックを導入する可能性があるんじゃないかと言われ続けていたけど、
これまでの森保JAPANの戦いを見ると、
日本代表が戦い慣れた4-2-3-1のシステムを継続して採用し、
あまり自分の色を出していないように見受けられた。
そんな森保監督がこの試合で満を持して3バックを採用。
ついに森保監督が自分の色を出したようにも見えるけど、
選手の並びだけは同じであるものの、ビルドアップ時にダブルボランチの1枚が、
3バックの中央の選手の隣に降りてきて、両WBが高い位置を取る
というような森保監督時代の広島で見られた布陣はこの試合では見られなかったので、
まだまだ試行段階といったところかね。
まあ、アジアカップの決勝では戦術の引き出しの少なさを露呈してしまったし、
カタールワールドカップの予選のことも考えれば、
プランBを練っておくに越したことは無いからね。
ただ、そんなプランBで挑んだ試合は、見どころの乏しいスコアレスドローだったので、
この日、豊田スタジアムに訪れた観客の心中はご察し致しますが。
コパアメリカ前の公開スパーリング
次戦は宮城スタジアムでエルサルバドルと。
ワールドカップなどの大きな大会の前に、
若干、ランクが下のチームと試合して大勝することで、
景気よく本大会に臨んでもらおうとするのは、
JFAのマッチメイクで見られる傾向なので、
今回のエルサルバドルも同じ目的で日本に招待されたのだろうね。
ただ日本は、大勝すること前提で対戦する相手に苦戦している傾向もあるので、
相手がエルサルバドルだからといって油断してはいけないね。
おそらく、日曜日の宮城スタジアムのピッチに立つのは、
今回のトリニダード・トバゴ戦のピッチに立たなかったメンバーが中心だと思うので、
久保が見れるかなというミーハー心もあったりなかったり。
日本0-0トリニダード・トバゴ