【中断期間暇つぶし企画】ガンバ大阪歴代ベストイレブン

みなさま、新型コロナウイルスによって突如もたらされた
Jリーグの中断期間をいかがお過ごしでしょうか。

まあ、Jリーグに限った話でなく色々なイベントが中止になっているので、
暇を持て余している人がほとんどだと思うけど、
そんな折、那須大亮のYouTubeチャンネルで面白い企画をやっているのを発見。

ファビーニョや入江といった、
コアなガンバサポでないと覚えていないような選手を入れているあたりが、
いかにも20年間ガンバでプレーしてきた遠藤だからこそのチョイスだなと思う。

このブログは基本、観戦記録なのであまり試合以外のことは書かないのだけど、
だからといって中断期間中何も書かないのも手持ち無沙汰なので、
この企画に便乗して僕もガンバ大阪歴代ベスト11を選んでみた。

GK:東口順昭 (2014年-)

言わずもがな現在のガンバの守護神。ガンバのクラブ史に於いて、GKがチームのストロングポイントだった時代ってほとんど無いと思うのだけど、今はGKに東口がいることがチームの強みだと胸を張って言える。東口がゴールマウスを守っていたことで手にした勝ち点はいくつあったことだろう。これからも永く青黒のイレブンの最後尾に君臨して欲しいと思う。

CB:山口智 (2001年-2011年)

現在のガンバのヘッドコーチ。上背は決して高くなかったけど、セットプレーの場面では背筋の伸びた美しいヘディングのフォームから貴重なゴールを多く決め、守っては西野ガンバの狂気染みたハイラインを統率。遠藤や明神もキャプテンを務めていたけど、僕の中のガンバのザ・キャプテンと言えば山口智です。

CB:シジクレイ・デ・ソウザ (2004年-2007年)

187cmの長身にスキンヘッドで強面。誰もがビビる風貌ながら日本語が堪能でとてもジェントルマンだったシジクレイ。外国人選手ながらガンバが初めてリーグを制した2005年にキャプテンを任されていたことからも、その人望の厚さは窺える。高さと強さを生かした力強いディフェンスやその外見に似つかわしくない高いパスセンスも魅力だったけど、何より流れの中でシジクレイが最終ラインから前線に上がっていくと、万博が「おおぉー」ってどよめくのは当時のガンバの試合の見どころの一つだった。

右SB:加地亮 (2006年-2014年)

守備に難があると言われていた西野時代のガンバに於いて、唯一安心して見られたのは加地のサイドの1対1。後半から3バックのストッパーに入って川崎のジュニーニョをマンツーマンで封殺した2007年のナビスコカップ決勝は加地のガンバでのキャリアでのハイライトだろう。ふんわりクロスや年1ゴールなど攻撃面ではネタ的要素も多かったけど、長年、加地欠場時の代役が見つからなかったことが示すようにガンバにとって欠かせない選手でした。

左SB:今藤幸治 (1991年-1998年)

右SBの選手じゃないの?というツッコミが聞こえてきそうだけど、GK以外どこでもできるユーティリティな選手だったので、左も出来るだろうと思って選出。若くして亡くなったので美化されているところもあるけど、美しいキックフォームから繰り出される矢のようなクロスは、まだ小学生だった僕の脳裏に焼き付いている。病魔に侵されずガンバ初のワールドカップ戦士としてフランス大会と日韓大会に出場する今藤の姿が見たかった。

ボランチ:明神智和 (2006年-2015年)

豊富な運動量と危機察知能力で広大な中盤のスペースをカバーし、攻撃偏重のチームを黒子として支えた大明神。遠藤保仁がガンバであれだけ輝くことが出来たのも隣に明神がいたからこそ。柏レイソルのJ2降格に伴い「リーグ優勝したい」という思いで2006年にガンバに移籍してきた明神。しかし、なかなかその思いを達成できずにいるうちに、古巣の柏が2011年にリーグ優勝した時はさぞかし悔しかっただろうと思う。そんな中で勝ち取った2014年のリーグ優勝は、「明神と一緒に勝ち取った優勝」という意味で、サポーター冥利に尽きるものでした。

ボランチ:遠藤保仁 (2001年-)

説明不要。我らが生ける伝説・マスターオブガンバ遠藤保仁。現在のガンバのエンブレムの上に輝く9つの星。その全てをピッチ上で経験した唯一の存在としてガンバ大阪のクラブ史を語る上で絶対に欠かせない存在である。日本代表として出場した歴代最多の152試合の中には南アフリカとブラジルで行われたワールドカップの試合も含まれ、Jリーグに於いては先日のマリノス戦に出場して通算出場試合数は歴代最多タイの631試合となった。しかし、そのピッチの上で見せる存在感を見る限り、この男のキャリアを振り返るにあたって終章を書き始めるのはまだ先の話なのかもしれない。

右MF:橋本英郎 (1998年-2011年)

高いサッカーIQで西野監督時代の黄金の中盤を支えたガンバの頭脳・橋本英郎。ガンバのチームパフォーマンスが良いと、「橋本が効いている」と言っておけばサッカー通っぽく見えると言われたもの。得点力は無いと思っていたのに、6試合連続ゴールを記録するなど、2010年シーズンだけ突然得点力が開花したのは未だに謎である。個人的に「はしーもっと、ひ・で・お!」の選手コールをやっている時はすごく楽しかったです。

左MF:ルーカス・セベリーノ (2008年-2010年)

得点力があるFWが欲しいというフロントの意向によりFC東京から放出され、ガンバにやってきたルーカス。確かに得点を量産するタイプではなかったけど、2008年のACL決勝ではホームアンドアウェイの2試合で3ゴール1アシストと大活躍。2010年元日の天皇杯でも先制ゴールを挙げるなど、ここぞという時に得点を挙げてガンバのタイトル獲得に貢献してくれた。抜群のキープ力を生かしたポストプレーや前線からの献身的な守備などブラジル人らしからぬフォアザチーム精神溢れる優良助っ人だったね。

FW:宇佐美貴史 (2009年-2011年、2013年-2016年、2019年-)

現在進行形のガンバのエース・宇佐美貴史。ガンバの選手と言う以前に本人がガンバサポーターということもあってか、多くのサポーターから愛されるチームのアイコンである。日本代表でのパフォーマンスやドイツでのキャリアのことでとやかく言われることもあるけど、2014年の三冠獲得をはじめ、ガンバで残している実績は特筆すべきもの。ただ、歴代ベストイレブンに選んだとは言え、宇佐美のキャリアの先はまだ長い。これからもそのキャリアに多くの勝利を刻んでくれると信じている。

FW:クレメルソン・デ・アラウージョ・ソアレス (2005年)

ガンバの歴代ベストイレブンを選べと言われたらこの選手を選ぶ人は多いと思うけど、アラウージョがガンバに所属したのは2005年の1シーズンのみ。しかし、その2005年シーズンで33試合出場33ゴールという圧倒的な成績を残し、ガンバを初のリーグ優勝に導いたパフォーマンスはあまりにも衝撃的だった。当時は「ゴールってこんなに簡単に決められるの?」って思わされたものだけど、ガンバに来る前に所属していた清水では鳴かず飛ばずだったのが今でも不思議でならない。

以上、僕が選ぶガンバ大阪の歴代ベストイレブンでした。

なんか改めて見ると、僕がいかに西野監督時代のガンバが好きだったかがわかる人選だな。
でもまあ、こういうのって主観がだいぶ入るから異論は大いに認めます。

まだリーグ戦が再開しそうにないから、また何か書こうかな。
あまり期待しないで待っていてください。