【明治安田生命J1リーグ5節 ガンバ大阪vsヴィッセル神戸】吹田でのアウェイチーム接待再開のお知らせ

2019年5月3日

逃したのは勝ち点とビジネスチャンス

この日、パナソニックスタジアム吹田に訪れた観客は、過去最多の37076人。

大阪ダービーでもないのにこれだけ多くの観客が集まったのは、
ガンバ大阪に対する注目度の高さとは関係なく、
神戸のビジャ、イニエスタ、ポドルスキ目当ての、
ライトなサッカーファンが多く訪れたからというのは火を見るよりも明らか。

他力本願でスタジアムが満員になるのはあまりいい気はしないけれども、
入場料収入が増えることを考えれば背に腹は代えられないと言ったところか。

思えば、3年前にオープンしたこのサッカー専用スタジアムは、
ガンバ大阪にとってJリーグ開幕元年である1993年以降に訪れた、
最も大きいビジネスチャンスだった。

しかしながら、オープン当初こそ注目度の高さにより多くの観客を集めていたものの、
その多くの観客が目にしたのはアウェイチームを接待するホームチームの姿。

そして、その後に訪れた低迷期も相まって、ここ最近は観客数が落ち込んでいた。

それだけにこの試合は、神戸の外国人選手を見に来たライトなサッカーファンに、
「ガンバのサッカーって面白いじゃん」「また見に行ってみようかな」と、
思ってもらうビジネスチャンスでもあったはず。

それにも関わらず、そのチャンスをみすみす逃してしまうなんて、
ガンバ大阪というクラブは興行的に成功する気が無いのかと思ってしまうわ。

44分間は完璧だった前半

とは言うものの、前半のガンバの戦いぶりは素晴らしかったと思う。

通常、ガンバのストロングポイントは左サイドなのだけど、
この試合のガンバは右サイドから攻め込む場面が多かった。

これは、神戸の4バックは右から西、ダンクレー、大崎、初瀬という並びだったので、
左よりは右からの方が崩せると見たのだろう。

実際、アデミウソンとファン・ウィジョのゴールは、
右サイドの崩しから生まれたものだったし、その狙いは功を奏したと思う。

ただ、「サッカーで最も危険なスコアは2−0」とよく言われるように、
前半終了間際のセットプレーから、アンラッキーな形でポドルスキにゴールを許し、
1点差になったことで神戸が息を吹き返してしまった。

前半のうちに3点目を挙げて試合を決め、
あとは気分良くチャントを歌いながら山口蛍と初瀬がボールを持った時だけ
ブーイングをして楽しむという展開に持って行けたと思うのだけど、
右SBの三浦のクロスの質があまりにも残念すぎてチャンスに繋がらなかった。

昨季、右SBを務めていた時はいいクロスを上げていた記憶があるのだけど、
今季はどうしちゃったのかね。

交代カードは切らないのか切れないのか

後半開始早々にビジャに同点ゴールを許し、試合を振り出しに戻されてしまったけど、
遠藤の落ち着き払ったクロスを倉田が決め、ガンバが再びリードを奪う展開になった。

この時点で残り時間はアディショナルタイムを含めて20分弱。

時間帯を考えても追加点を狙って前がかりになる必要もなく、
試合をクロージングするためにも徐々に試合を落ち着かせていっても良かったはずなのに、
ガンバの選手たちはどことなくバタバタしているように見えた。

その結果、途中出場の田中順也に2得点を奪われて試合をひっくり返されると、
それまで1枚も切っていなかった交代カードを3枚続けて切るというベンチワークは、
冷静さを欠いているようにしか思えなかった。

思えば、前節の川崎戦でも試合終了間際に三浦が先制ゴールを挙げてから、
ようやく1枚目の交代カードを切ったように、
宮本監督は、この試合のスタメン11人で上手くいかなくなった時の、
プランBやCが見出だせていないのかもしれない。

個人的には、カードを1枚貰っていた高に代えて、
今野を投入しても良いと思っていたのだけど、
そんなに試合に使えないほどコンディションが悪いのだろうか。

アウェイでは好調を継続させてくれ

前節、Jリーグ連覇中の川崎の強力攻撃陣をシャットアウトし、
守備陣に安定の兆しが見られたと思っていたそばから4失点。

攻撃陣はなんだかんだこの試合も3得点を挙げているので、
守備がハマれば波に乗れそうな感じはするのだけど、
どうにもまだチームのバランスが良く無いね。

次節の対戦相手の広島は、昨季から半年近く勝利から見放されていたけど、
ようやく勝利を挙げてから復調傾向にあるね。

もともと能力の高い選手が揃っているチームだけに油断は禁物だけど、
ガンバとしては今季リーグ戦で2戦2勝のアウェイゲームで勝ち点を伸ばしたいところやね。

ガンバ大阪34ヴィッセル神戸
’10 アデミウソン
’24 ファン・ウィジョ
’45 ルーカス・ポドルスキ
’54 ダビド・ビジャ
’72 倉田秋
’80 田中順也
’89 田中順也