【明治安田生命J1リーグ29節 ガンバ大阪vsFC東京】勝ち切れなかったと見るか守り切ったと見るか

ヒリヒリする戦いは続く

前節、サガン鳥栖にホームで苦杯を嘗め、
参入プレーオフ決定戦圏内の16位に順位を下げた我らがガンバ大阪。

下位のチームの勝ち点差は詰まっているので、
名古屋戦と福岡戦のように連勝できれば一気に順位を上げることが出来るけど、
その反面、一つの敗北で一気に順位が下がってしまう。

J1残留に向けて難しい状況であることは言うまでもないけど、脱臼から復帰した福田や、
内科的な理由(←この言い方、流行ってんの?)から復帰した小野瀬と昌子など、
徐々に戦力が戻りつつあるのはポジティブな要素。

今節の対戦相手のFC東京には、4月の新国立で行われた試合では敗れてしまったけど、
伝統的に東京との対戦は極端に内弁慶なところがあるので、
相性の良いホームで勝ち点3といきたいところだ。

「ガンバのプレスが機能している」という新鮮な響き

ホームで青赤と対峙した青黒のスタメン11人は以下の通り。

前節のサガン鳥栖戦から鈴木武蔵、ダワン、藤春、クォン・ギョンウォンが外れ、
レアンドロ・ペレイラ、山本悠樹、黒川、昌子がIN。

累積警告で出場停止のクォン・ギョンウォンの代わりにCBに入った昌子に関しては、
コンディションがどこまで戻っているか気になるところだけど、
万全な状態でも三浦と昌子のCBコンビだとラインが揃わないことが多いので、どうなることやら。

そんな心配をよそに、序盤から試合の主導権を握ったのはガンバ。

前線からのプレスが機能して高い位置でボールを奪う場面が多く、
食野やペレイラに決定的なチャンスが訪れるなど、良い形で試合に入ることが出来た。

特に、ペレイラに訪れたチャンスに関しては、
スウォビクが飛び出して無人になっているゴールへのシュートだったので決めて欲しかったけど、
前線の起点になるだけでなくプレスバックもサボらずにこなしていて、
シーズン序盤とは別人のように見えるモチベーションの高さはこの試合でも健在だったね。

ただ、全体的にシュートで攻撃を終わることが出来ない場面が散見されたのが、
気になるところだったけども。

対する東京は、左SBの長友のインナーラップや、
右ウイングながらフリーマンのような動きをする渡邊凌磨を織り交ぜて攻めて来たけど、
ガンバの守備ブロックの外でプレーしている時間が長く、
ペナルティエリアの中に入られても体を張って粘り強く守ることが出来ていたので、
ボールを持たれていても東口の手を煩わせるような場面は少なかった。

唯一、カウンターからアダイウトンにガンバの右サイドを突進された場面は、
「やばい!」って思ったけど、これはアダイウトンが足を滑らせて転んでくれたので、
難を逃れることが出来た。

あのアダイウトンが足を滑らせた辺りって、
このスタジアムが完成した時からずっと滑りやすいんだけど、芝に何か入ってんだろうか?

結局、スコアは動かずにハーフタイムを迎えることになったけど、
後半に向けて期待が持てる前半の内容だったように思う。

そして均衡は破れず

お互いに選手交代無く迎えた後半も良い試合の入り方をしたガンバ。

すると、後半9分に山本のフィードを受けたペレイラが左サイドからペナルティエリアに進入し、
決定的なチャンスを迎えるも、これは追いすがる木本のブロックに遭いシュート出来ず。

木本のスライディングはボールに触れていないように見えたので、
「PKじゃないのか?」と思ったけど、10分後ぐらいに流れたVTRで確認したら、
つま先で僅かにボールに触れていたね。

敵ながらナイスタックルだったと思うわ。

気を取り直して東京ゴールに迫りたいガンバは、
後半の飲水タイム明けに齊藤とファン・アラーノに代えてダワンと福田を投入。

個人的にはここで鈴木武蔵も投入して欲しかったのだけど、
なまじペレイラの動きが良かっただけに松田監督も決断できなかったか。

すると後半29分、齊藤との交代で入ったダワンに決定的なチャンスが訪れる。

ファーサイドのパトリックを目掛けて左サイドから福田が入れたクロスに対し、
ダワンがパトリックの前のスペースに走りこんで頭で合わせるも、
このシュートはスウォビクの好セーブに遭いゴールならず。

このシュートを決められるかどうかが勝負の分かれ目だったように思うね。

後半40分には鈴木武蔵を投入して、オープンな試合展開の中ゴールを目指すも、
アディショナルタイムを含めて10分少々の時間では見せ場を作ることが出来ず、
結局最後までゴールを奪うことが出来なかった。

守備面では、三浦が脳震盪(?)で福岡と交代になるアクシデントが発生するも、
大きな影響はなく、クリーンシート達成。

別に「三浦がいなくても大丈夫」とディスっているわけではなくて、
東京も、レアンドロや紺野などのクリエイティブな選手を投入してきたけど、
ルイス・フェリッピがベンチに下がったことで、
純粋なストライカータイプの選手がいなくなり、却って守りやすくなったように見えた。

純粋なストライカーと言えば、
ガンバ戦で無類の勝負強さを発揮するディエゴ・オリヴェイラが、
この試合ではベンチにも入っていなかったのはラッキーだったね。
(内科的な理由だろうか?)

次節は残留争いの行方を占う最重要カード

同じ時間に行われていたマリノスと福岡の試合でマリノスが勝利したため、
これでガンバは参入プレーオフ決定戦圏内を抜け出し15位に浮上。

本音を言えば勝ち点3が欲しい試合だったけど、
今季ここまで、後半のアディショナルタイムで勝ち点が3から1に変わったり、
1から0に変わったりというのを見てきているので、
しぶとく1を加えることが出来たというのはポジティブに捉えたいと思う。

そして、次節は17位神戸とのシックスポインターズ。

水曜日にFC東京とのホームゲームを控えている神戸に対し、
ガンバは中7日空くので、日程面ではガンバに分があるけど、
今季はこういうシチュエーションの試合に限って勝てていないので油断は禁物。

神戸は体力がある前半のうちに試合を決めに来るだろうから、
試合の入りを気をつけたいところやね。

ガンバ大阪00FC東京