【EAFF E-1 サッカー選手権 日本vs香港】約束された快勝

開催意義を問うのは毎度のこと

11月にカタールの地でワールドカップを戦う我らが日本代表は、
東アジア4カ国で総当たりのリーグ戦を行い優勝チームを決めるE-1選手権に臨んだ。

この試合を中継したフジTVは、
ワールドカップに向けたアピールチャンスというところを強調していたけど、
森保監督の中ではカタールに連れて行くメンバーは九分九厘決まっているだろうし、
この大会で香港やU-23の中国相手に活躍したところで、
保守的な森保監督の序列を覆すことは難しいんじゃないだろうか。

まあ、いつもと違う顔ぶれの日本代表を見られるという楽しみ方はあるんだろうけど、
僕が応援するガンバ大阪からは誰も招集されていないので、
そういう楽しみ方も出来ないしね。

そんな僕がこの大会に対して持っている興味は、
韓国代表に招集されているクォン・ギョンウォンが、
大会後にケガ無く大阪に戻ってきてくれるかどうかだけだ。

マリノスベースの森保JAPAN

3連休明けのカシマスタジアムのピッチに立った日本代表の11人は以下の通り。

今大会の日本代表の最大派閥である広島勢は、日曜日に試合をしたばかりのためお休み。

その代わりに、西村、藤田、水沼、岩田、畠中と、
マリノスの選手が5人スタメンに名前を連ねた。

そのせいか、代表チームでありがちな急造チーム感は感じられず、
試合の序盤から高いインテンシティで香港を圧倒。

さっそく相手ゴールに近い位置で香港DFのハンドを誘ってFKを獲得すると、
このFKを相馬が直接蹴り込んで、前半2分で先制に成功。

その後も山根のクロスから町野が決めてリードを2点に広げると、
さらに西村が2得点を挙げ、前半だけで4点をリードしてハーフタイムへ。

前半の序盤は右の水沼と山根のサイドに攻撃が偏っていた印象だったけど、
徐々に左の相馬と杉岡の関係性も改善されて、左サイドからも攻撃出来るようになったね。

相手が香港ということも考慮する必要はあると思うけど、
藤田が中盤で攻守に渡って存在感があったね。

絶対的守護神の弊害

ハーフタイムでお役御免となったキャプテンの谷口に代わり、
後半から中谷が出場してCBが2人ともシンノスケに。

そんな後半も前半と同様に日本が主導権を握り、
後半10分には相馬、12分には町野がそれぞれこの日2点目となるゴールを決め、
リードは6点に。

このままどこまで点差を伸ばすのかなと思っていたのだけど、
終盤は疲れやメンバーの入れ替えによって連携が合わなくなり、
7点目のゴールは生まれずに試合終了。

尻すぼみになってしまった感はあるけど、相手との実力差を考えると妥当な勝利。

ただ、日本が一方的に攻めていた試合だったので、
GKの仕事はほとんど無かったにも関わらず、この日ゴールマウスを守った鈴木彩艶は、
ハイボールの処理でボールをこぼす場面があり、残念なパフォーマンスだった。

持っているもので言えば、向こう10年の日本の正GKを任せられる選手だと思うんだけど、
如何せん所属の浦和で西川の控えに甘んじているという状況もあってか、
周囲が期待する成長曲線を描けていない。

若い選手は試合に出てナンボなんだから、下位カテゴリーでもいいので、
試合に出られるクラブに移籍して欲しいと思うのは、余計なお世話だろうか。

気をつけるのはサッカーじゃなくてカンフー

香港を降した日本の次の試合の対戦相手は中国。

国内のゼロコロナ政策の関係で、中国がこの大会に派遣してきているのはU-23チームなので、
パナソニックスタジアム吹田と並んで日本代表の戦績が悪い豊田スタジアムでの試合だけど、
無難に勝利するだろう。

ただ、香港と決定的に違うのは、
中国の選手は点差が広がると集中力が切れてラフプレーに走る傾向があること。

前回のE-1選手権で橋岡が後頭部に飛び蹴りを食らったことや、2008年大会では、
安田理大がGKに飛び膝蹴りを食らったことを覚えている人もいるだろう。

日本の選手がケガしないか心配ではあるけど、
相手がカンフーを使ってきても我々はあくまでサッカーで以って征してやりましょう。

日本60香港
’2 相馬勇紀
’20 町野修斗
’22 西村拓真
’40 西村拓真
’55 相馬勇紀
’57 町野修斗